2023年2月17日 (2023年2月24日 更新)
車のオプションはどう選ぶ?失敗しない選び方やおすすめのオプションを解説!
新車を購入する際にどんな車にするのかを決めた後、次に頭を悩ますものといえばオプション選びでしょう。オプションの中には新車購入時にしか装着できないものもありますし、逆に市販のカー用品店で購入できるアイテムでも十分といったものもあります。
新車を購入するとなると、ついつい気分が乗って、いらないものまでオプション注文してしまいがちですが、その価格も安いものではありません。オプションをどう選ぶかはじっくり考える必要があるのです。
そこで、そんな車のオプションに関して、何が必要で、どれがあとあと無駄になりかねないのか、さらに失敗しないオプション選びのコツや注意点などについて解説します。
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INDEX目次
車のオプションとは
車のオプションとは、追加費用を払うことでその車に追加できる機能やパーツ、用品などの装備品のことです。自動車メーカーや販売店が設定し、それらをユーザーが選択し追加の料金を払うことで利用可能になります。
自動車メーカーが生産ラインで取り付けるものや、販売店で装着するものなどがあります。そしてオプション装備に対して、元から付いている装備品のことは標準装備といいます。
中古車情報サイトなどで、フルオプション車などという表記がされているケースがありますが、フルオプションの内容に明確な定義はありません。オプション品は車によって違いますし、その装備品の種類も多岐にわたっています。
あくまでたくさんのオプション装備がついているということを示しているだけにすぎません。かつては、中古車の装備内容を示した商品説明に「フル装備」と表記されていたこともありますが、この場合のフル装備とは「エアコン」、「パワーステアリング」、「パワーウインドウ」の3つでした。今どきの車であればこの3つの装備を標準で搭載してないものを探す方が難しいでしょう。
メーカーオプション
オプションにはメーカーオプションとディーラーオプションがあります。メーカーオプションは、自動車メーカーの車の製造ラインで装着するオプションのことをさします。
装着に時間がかかり、ボディや内装に特別な加工が必要なものもあるため後から追加で装着することができません。主なメーカーオプションとしては純正カーナビやサンルーフ、本革シートなどがあります。
ディーラーオプション
ディーラーオプションは、メーカーオプションと違い、完成した車がディーラーに届いてからディーラーで装着するオプションを指します。後付けが前提の装備品なので、購入後にしばらくしてからの追加で装着することも可能です。ただし、後から取り付ける場合、新車購入時よりも高額になることもあるようです。
ディーラーオプションは、ディーラー側の裁量でその値段を決めることができるので、比較的リーズナブルな価格設定になっていることも多く、また値引きの材料(〇〇万円の値引きはできませんが、その分このオプションを付けますなど)として使われることもあるようです。
車の主要なオプション一覧
※セットオプションも多く車種によって価格の幅がありすぎるので価格相場は記載しません。
車のオプション装備品は多岐にわたって設定されていますが、特に需要の高い主なものをいくつか挙げていきましょう。
純正カーナビゲーション(メーカーオプション)
多くの方が新車購入時に装着するだろうカーナビですが、見た目のきれいさにこだわるならメーカーオプションのカーナビがベストです。インテリアのデザインに合うよう設計されており、社外品のカーナビよりもインテリアとの統一感があります。
欠点は高額なこと。しかし、エアコンやバックモニター、ドライブレコーダーなどといった車の他の機能と連動する機能性の高さはメーカー純正カーナビならではでしょう。
ディーラーオプションのカーナビや市販の社外品のほうが安価なので、価格にこだわるならそちらの方が良いかもしれませんが、メーカーオプションの純正カーナビの保障期間は一般的に3年と長く(ディーラーオプションや社外品のほとんどは1年)この保証期間の差も純正カーナビを選ぶメリットといえるでしょう。
バックモニター(メーカーオプション)
駐車時に非常に役立つのがバックモニターです。見えづらい後方の視界をカメラとモニターがカバーし、スムーズな駐車をサポートしてくれます。
自分だけでなく運転がそれほど得意でない家族もその車を運転するという場合、装着は必須でしょう。純正カーナビとセットで追加される場合もありますが、機能のレベルによって別途オプション設定になっているものもあります。
スマートエントリーシステム(メーカーオプション)
キーを差し込むことなくドアノブに触れるだけで、ドアのロックとアンロックができる便利なオプションがスマートキーを使ったスマートエントリーシステムです。荷物が大量にある時や大きい荷物を持っている時、また、お子さんを抱っこしながら乗り込む際などとても役立ちます。
車によってはキーレスエントリー(リモコンのボタン操作でロック、アンロックを行う)は標準で、スマートエントリーシステムはメーカーオプションとなっている場合があります。
サンルーフ(メーカーオプション)
車のルーフに加工を行うため通常はメーカーオプションでしか装備できないのがサンルーフです。その車に用意されているとつい欲しくなってしまいますが、意外に価格が高価なうえ、電動での開閉に時間がかかり、夏場の紫外線が気になる、さらに雨漏りの原因になりかねないなど、後々あまり使わなくなる装備の代表ともいわれています。
装着を検討されている場合は、そういったことも考えておきましょう。ただ、サンルーフが装着されていると後々下取りの際有利になるともいわれているので、車の価値を上げるということでは装着する意味があるかもしれません。
エアロパーツ(メーカーオプション・ディーラーオプション)
ドレスアップのために装着する外装パーツの大物が、フロント&リアスポイラー、サイドステップ、リアウイングといったエアロパーツです。エアロパーツはメーカーオプションで設定されている場合もありますが、ディーラーオプションではさらに豊富なバリエーションが設定されています。
どちらも機能的には差はありませんが、メーカーオプションのエアロパーツはその車を構成する部品として車自体と同じ、3年保証となりますが、後付け装備品となるディーラーオプションの場合は通常1年保証となります。
アルミホイール(メーカーオプション・ディーラーオプション)
車のドレスアップパーツとして人気の高いのがアルミホイールです。アルミホイールは市販品にも様々なものがありますが、新車のメーカーオプションやディーラーオプションでも設定されています。
デザインの選択肢は市販品ほど豊富ではありませんが、品質が確かなうえ、メーカーオプションはエアロパーツ同様保証が長いのがメリットです。また、市販品よりも下取りの際の評価も高くなります。
スペアタイヤ(メーカーオプション)
あまり使われないスペアタイヤは、廃棄物の削減と軽量化による燃費向上、コストの削減を目的として最近の新車にはほとんど装備されていません。多くの場合かわりにパンク修理キットが装備されています。
しかし、実はメーカーオプションとしての設定はあります。パンク修理キットではいざというときに安心できないという方は、スペアタイヤをオプションとして追加しておくといいでしょう。
リモコンエンジンスターター(ディーラーオプション)
離れた場所からエンジンを始動できるリモコンエンジンスターターは、雪国などではとても便利です。こういった便利アイテムもディーラーオプションで設定されています。しかし、リモコンエンジンスターターはアイドリング時間が伸び、ガソリンを必要以上に消費するということから、結局あまり使わなくなるというケースも多いようです。
フロアマット(ディーラーオプション)
フロアマットはディーラーオプションの定番ですが、中には高級感のあるフカフカの高級フロアマットが別途オプション設定されていることもあります。高級セダンや、Lクラスミニバンなどの場合、グレードの高いそんなフロアマットをオプションで付けたくなりますが、思いのほか高額で10万円近くするものもあります。
また、高額なオプションゆえにディーラー側では値引き交渉の材料として使いやすいためか、強くすすめられることが多いようです。しかし、機能的には標準的なフロアマットとさほど変わるわけではないので、慎重に選びたいところです。
後席テーブル(ディーラーオプション)
便利そうで、意外にそうでもないのが後席用のテーブルです。標準で後席シートバックに折り畳み式のものが装備されているならいいのですが、後付けのテーブルは、装着するとチャイルドシートが取り付けづらくなったり、後席スペースを圧迫してしまったりと、結局使わなくなるということも多いようです。
車のオプションの失敗しない選び方
種類が豊富でカタログを見ているだけでワクワクするオプション装備品ですが、中には市販品と機能は変わらないのに高額なものや、便利そうに見えて意外に使い勝手の悪いものなどもあります。どのようなことに気を付ければ失敗せずにオプションを選ぶことができるでしょうか。
自分のライフスタイルを考慮する
まずその車を手に入れてから自分がどのように使うのかをイメージしてみてください。様々なシーンで車をつかうかもしれませんが、その際そのオプションの機能を使うことがあるのか、本当に必要なのかどうか、特に普段の車の使い方を想定して判断しましょう。
オプションを装着しても使用頻度が低い、ほとんど使う機会がないというのであれば、もったいないので検討しなおしましょう。
オプションにかける予算と優先順位を決める
オプションは安いものでも数万円といった費用がかかります。車両代とは別にそういった負担が増えるのですから、いくらディーラーでこのオプションが今はお得です!などと進められても、装着した後に後悔しないようしっかり吟味しましょう。
まず、新車購入に使える無理のない総予算を決めておき、その上で自分や家族に何が必要なのか、どんな装備が欲しいのか優先順位を決めておきます。そして、のちのち無駄となりそうなものであれば、はじめからオプションの追加は考えなくてよいでしょう。
オプションで環境性能割が変わることにも注意
オプションはオプションの追加料金がかかるだけではありません。新車を購入する際に納める「環境性能割」にも特にメーカーオプションは大きく影響してきます。
環境性能割は車の取得価格に環境性能割の税率をかけて税額を算出しますが、メーカーオプションはその車を構成する部品として扱われるのでメーカーオプションを追加すると車の取得価額が上がり、その分税額も高くなります。
また、「自動車重量税」にも影響します。オプションを装着したことで車の重量が重くなればその分税額が変わるので、重たいオプションをつけると税額が上がる可能性があります。特にメーカーオプションを装着する際はそういった課税の有無に関しても理解しておきましょう。
例えばメーカーオプションのカーナビを装着すると環境性能割の税額が上がってしまうので、あえて、メーカーオプションのナビを装着せず、車が納車された後に、あらためてディーラーオプションのカーナビを装着する(こうするとカーナビのオプション費用が環境性能割に影響しない)という方法もあります。
後付できないオプションをチェックする
メーカーオプションとディーラーオプションの大きな違いは取付けのタイミングです。メーカーオプションは車の機能と深く関係する(カーナビの地図や走行データと先進安全機能をリンクさせるなど)ものも多く、製造ラインでしか装着ができません。しかし、ディーラーオプションは基本的に完成車に後から追加するものなので、納車後でも、しばらく期間を開けても追加できます。
メーカーオプションはオプションの設定価格が高いので、装着を迷うことも少なくありませんが、一度スルーしてしまうと納車後は取り付けできませんので後悔しないよう納得いくまでじっくりと検討しておきましょう。
納期が伸びる可能性も確認する
サンルーフなど、車体に大幅な加工が必要な装備をメーカーオプションで選択すると、その加工と取り付けに時間がかかるため、車の納期そのものが延びてしまう可能性があります。できるだけ早く納車してもらいたい場合は、メーカーオプションをできるだけ減らし、後から取り付けできるディーラーオプションでカバーするというのも賢い方法です。
最低限コレだけは付けよう!おすすめオプション6選!
最近の新車は標準でも装備は充実していますが、車両価格を低く抑えるためエントリーグレードでは必要な装備がオプションとなっていることもあります。快適なカーライフを送るためにはある程度装備を充実しておきたいところですが、最低限これは装着しておきたいオプションにはどういったものがあるでしょう。
純正カーナビ
ディスプレイオーディオを標準設定として、カーナビをオプション化する新車が増えています。ディスプレイオーディオでもスマホのナビアプリを利用できますが、精度や使い勝手などを考えると純正ナビのほうが使いやすいという面もあります。
また、純正カーナビなら、装着した際のデザインもその車のインテリアに合わせてデザインされているので装着感が美しいですし、ステアリングスイッチと連動するなど操作性にも優れています。保証に関してもメーカーオプションなら3年と長期ですので、予算的に無理がないなら純正カーナビの装着をおすすめします。
自動ブレーキシステム
先進安全装備はもはやあって当たり前のもの。新型車の多くは全グレード標準化となってきていますが、いまだに一部オプションとなっている車もあります、万が一の事故防止のため、自動ブレーキがオプションとなっている場合は必ず追加しておくべきです。
スマートエントリーシステム(スマートキー)
キーを持っているだけで、ドアロックの施錠と開錠ができるスマートエントリーシステム。一度使うと手放せなくなるくらい便利なアイテムですが、もし購入予定の車のグレードが、キーレスエントリーのみで、スマートエントリーシステムがオプションとなっていた場合は導入するのがおすすめです。
ドアの開け閉めという車を乗る際に頻繁に行わなくてはならない工程が効率化でき、またインロックなどのトラブル防止にもなります。
バックモニター
純正カーナビを装着したら、合わせてバックモニターも装着したいところです。セットオプションとなっていることも多いですが、これがあるとないとでは駐車のしやすさが大きく変わります。特に背の高いSUVやミニバンの場合は、後方に死角ができやすいので、安全確認のためにも是非装着しておきましょう。
カーオーディオ
音楽好きなら高品質なカーオーディオもオプション装着を検討してください。音楽を聞くのはスマホ+ディスプレイオーディオで十分という方もいるかもしれませんが、クオリティの高いアンプや多チャンネルのスピーカーを通して聴く高音質な音楽は、カーライフの快適さを大きく向上してくれるはずです。
また、自宅では近所迷惑になるため、思い通りに音楽を楽しめないという場合も、外界と遮断された車の中なら思う存分に音楽も楽しめるはずです。
ドライブレコーダー
ドライブレコーダーはもはや車の必須装備です。まだまだ標準で装着されている車は多くはありませんので、オプションで設定されているなら是非装着しておきましょう。DIYで取り付けるとコードなどが気になりますが、ディーラーオプションなら後付け感なくきれいな装着をしてもらえるはずです。
ジョイカルのカーリースで人気オプションをお得に付けよう!
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さらに、人気のオプション、カーナビ、ETC、ボディコーティングをセットにした「エンジョイパック」というお得なオプションパックも用意されています。こちらは毎月のカーリース料金にたった2,200円で追加するだけで、これらのアイテムの装着が可能です。とてもお得ではないでしょうか。
「セブンマックス」では、「エンジョイパック」というお得なオプションで、カーリース料金にたった2,200円を追加して、カーナビ、ETC、ボディコーティングなど人気のオプションが付けられます。
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まとめ
新車購入時の楽しみでもあるオプション選び。その車を個性的にドレスアップしたり、また便利な装備で使い勝手を高めたりと、どんなオプションを装着するかによって、その車に対しての満足度や使用感が大きく変わってきます。またオプションで自分なりにカスタマイズした愛車なら愛着もさらに増すでしょう。
とはいえ、選び方によっては費用負担が大幅に増えてしまうこともありますし、装着したのに結局ほとんど使わなかったとなれば、せっかく装着した意味もありません。車そのものを選ぶのと同じように、どんなオプションを選ぶべきかじっくり吟味して、是非後悔しないオプション選びをしてみてください。
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