2023年2月17日 (2023年2月24日 更新)
コンパクトカーとは?車の特徴や軽自動車との違い、メリット・デメリットを解説
初心者の初めての車として、運転の特異でない女性の車として、また子供が独り立ちした後の夫婦のための車としなど、幅広いドライバーから人気の高い車のタイプがいわゆるコンパクトカーです。
コンパクト(小型)なため狭い道でも取り回しが良く、また車体が軽くエンジンの排気量も小さいため燃費にも優れコスパも高いため経済的でもあります。そんなとても魅力的なコンパクトカーですが、そもそもコンパクトカーとはどんな車を指すのか皆さんはご理解されているでしょうか。
言葉通り“コンパクトな車“であることは間違いありませんが、では小さい車の代表、軽自動車もコンパクトカーといっていいのでしょうか? あらためて説明するとなると意外に難しい問題です。
そこで、今回はそんなコンパクカーに関してどんな車がコンパクトカーなのか、さらにそのメリットやデメリット、また軽自動車との違いなどについて詳しく解説していきます。
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ぜひご覧ください。
INDEX目次
コンパクトカーはどんな車?
コンパクトカーとはその名前の通りコンパクト(小型)の車を指します。ただし、その明確な定義は実はありません。イメージとしては3ドアもしくは5ドアハッチバック車であり、家族でも使える5人乗りで、軽自動車よりも一回り大きいといったところでしょう。
ではどんな条件の車ならコンパクトカーといっていいのか、おおよその条件をまとめてみましょう。
コンパクトカーは何人乗り?
まず、乗車定員です。コンパクトカーはいわゆる登録車であり、また5ナンバーサイズであることがほとんどなので、定員は5人が一般的です。
コンパクトカーという名称から、狭く定員が少ないという印象はありますが、実際そのようなことはなく、5人乗りのものがほとんどです。ただし、ボディサイズの小さいコンパクトカーの場合、乗車定員は5人(車種によっては4人の乗りのものもあり)となっていても、スペース的に余裕がない場合もあります。
ちなみにミニバンにもコンパクトな「コンパクトミニバン」と呼ばれるものがありますが、こちらはあくまでミニバンの中ではコンパクトというものですので、これをコンパクトカーの範疇に入れるのは無理があるでしょう。
コンパクトカーが女性から人気な理由は?
コンパクトカーは文字通りコンパクトなので、車両間隔がつかみやすいため運転がしやすいとされています。また、小回りも効き、狭い道やコインパーキングなどでも扱いやすく、価格的にもリーズナブルということから初心者や女性からも非常に人気があります。
自動車メーカーも女性などからの人気が高いということから、デザインも女性的なかわいらしいものや、デザインにこだわりを持つ方のためにスタイリッシュな車を用意するなど、女性からも受け入れやすいような車種を用意しています。そのため、コンパクトカーは特に女性ドライバーからの人気が高いのでしょう。
コンパクトカーと軽自動車の違いは?
コンパクトカーには定義がないと前述しました。しかし、一般的には1Lから1.5L程度の直列3気筒から4気筒エンジンを搭載する5ナンバーサイズの登録車で、サイズは全幅1.7m×全長4.2m前後。ボディタイプとしては、ハッチバックタイプやトールワゴンタイプの車と理解されています。
軽自動車は明確な規格がありこちらは、排気量660cc以下のエンジンを搭載し、全幅は1.48m以下、全長は3.4m以下、高さ2.0m以下で乗車定員は最大4人。ボディタイプはオープンカーでもトラックでもトールワゴンでもこの規格にマッチしていればすべて軽自動車です。
前述のコンパクトカーとはボディの大きさもエンジン排気量も全く違っています。つまり軽自動車はコンパクトな車ですが、コンパクトカーの範疇には入らずあくまで軽自動車という別のジャンルということになっています。
コンパクトカーを選ぶメリット・デメリット
コンパクトカーは扱いやすく経済的ではありますが、コンパクトカーを選ぶことには具体的にはどのようなメリットがあるのでしょう。また逆にコンパクトカーならではのデメリットはないのでしょうか。
コンパクトカーのメリット
コンパクトカーの最大のメリットはコンパクト(小型)であるということでしょう。ではコンパクトであることによる具体的なメリットとは何なのか。
小回りが利く
最大のメリットは大きな車よりも小回りが効くため、狭い道や窮屈な駐車場でも扱いやすいということでしょう。
例えばトヨタのもっとも小さなコンパクトカーであるパッソの最小回転半径は4.6mなのに対して、Lクラスミニバンであるアルファードの最小回転半径は5.6mです。なんと1mも違うのです。コインパーキングなどの狭い駐車場で、どちらのほうが取り回しやすいかは一目瞭然ですね。
選択肢が多い
コンパクトカーは人気の車種タイプであり、ファミリーカーからセカンドカー、さらに営業用まで幅広いニーズがあることから各自動車メーカーが必ず1台は用意しています。
また、同じメーカー内でもプラットフォームを共有した兄弟車などが用意されており、輸入車でもコンパクトカーは数多くよういされています。その車種数は他のジャンルの車よりも圧倒的に豊富です。
そのため選ぶほうとしては選択肢が非常に多いということになり、豊富なラインナップから自分にマッチした一台を選ぶことができるというのはコンパクトカーならではのメリットといえるでしょう。
価格が比較的安い
コンパクトカーはいわゆる大衆車(GRヤリスのようなそうでない特別なコンパクトカーもあります。)という位置づけです。そのため車両価格は高いものでも250万円以下と比較的安く設定されています。
装備やスペックを考えると非常にコスパが高いといえるでしょう。なぜ価格が安く抑えられているのかですが、これはライバル車種が多いためメーカーが対抗のために車両価格を高く設定できないということもありますし、またプラットフォームを共有する兄弟車も多いため、開発コストを削減できるというのもその理由でしょう。お買い得であるのは間違いありません。
コンパクトカーのデメリット
上記のようにコンパクトカーにはメリットが多いですが、逆にデメリットもあります。それは以下のようなことです。
車内が狭く感じる
まず、コンパクトカーは車体がコンパクト(小型)ですので、車内のスペースが限られています。今どきのコンパクトカーはスペース効率に優れているので、窮屈とまではいきませんが、やはり同じ価格帯のミニバンやSUVなどに比べると狭く感じることがあります。
走行パワーが物足りなく感じる
コンパクトカーはエンジンもコンパクト(排気量が小さい)ので、走りの余裕という意味では物足りない面があります。街中では不満なく走ることができても、高速道路などで長距離移動となったときには、加速が鈍く、スピードを維持しにくいことからストレスを感じることがあるかもしれません。
しかし、パワーユニットを選べるコンパクトカーであれば、パワーのあるパワーユニットを積むグレードを選ぶことでその不満はある程度解消できます。
コンパクトカーを選ぶときにチェックするポイント
これからコンパクトカーに乗り換えたいと考えている方のために、コンパクトカーを選ぶ際にチェックしておくべきポイントはどんなことなのかご紹介します。
車内の広さ
まずは車内の広さです。同じコンパクトカーというジャンルでも、実用性に振ったコンパクトカーと走りに振ったコンパクトカー、経済性を重視したコンパクトカーなど性格の違いがあります。そのため一見サイズ感は変わらなくても車内の広さには意外に違いがあります。
自分ひとりで乗るための車というのであれば、後席の広さはあまり重要ではありませんが、その車で家族でドライブにも行きたいというのであれば、特に後席の広さに関しては必ずチェックしましょう。足元のスペースや、天井の高さなどは実際に試乗して確認してみるべきです。
走行性能
大排気量の大型ミニバンやスポーティなクーペからコンパクトカーに乗り変えようと考えているなら、エンジンのパフォーマンスも確認しておきましょう。
最近は大型セダンでも小排気量のターボエンジンの搭載が当たり前で、排気量が小さいとパワーが不足する、とは限りませんが、コンパクトカーの小排気量ノンターボエンジンは、燃費や経済性重視で思いのほか低パワーのものもあります。
また足回りなども、後輪側にはトーションビーム式といった比較的シンプルなタイプのものが使われていたり、グレードによってはスタビライザーが省かれていたりと、乗り心地のあまりよくないものもあります。可能なら試乗して確かめてみるのが確実です。
安全性能
安全装備に関しては、最新の車は全グレードが標準装備というのが当たり前なので、コンパクトカーだから安全性能が劣るということはあまりありません。しかし、車種によっては、低グレードのものだけ安全装備が一部省かれているというものもあります。カタログや公式サイトの装備表をしっかり吟味して、十分な安全装備が搭載されている車種、グレードを選ぶのが賢明です。
コンパクトカーでおすすめの国産車5選
各メーカーの最新コンパクトカーのなかからおすすめのものをいくつか紹介します。
トヨタ ヤリス
コンパクトカー向けTNGAプラットフォームと新型1.5Lエンジンが初めて採用された、トヨタの代表的なコンパクトカーです。世界トップレベルの省燃費性に先進の予防安全技術を備えており、WLTCモード燃費は36.0km/Lとハイブリッド世界トップレベルの低燃費を実現しています。価格は1,470,000円~とリーズナブルです。
トヨタ アクア
ハイブリッド専用のコンパクトカーでガソリンエンジン車は設定されていません。2022年にフルモデルチェンジを実施して走行性能にはさらに磨きをかけました。WLTCモードで燃費は35.8km/Lという低燃費を実現しています。車内も比較的広く、アクセルペダルのみのワンペダル操作で加減速が可能です。価格は1,997,000円~
日産 ノート
エンジンで発電し、電動モーターで走行するという第二世代e-POWER(シリーズ式ハイブリッド)を搭載した日産のコンパクトカーです。ガソリンエンジン車の設定はなく全グレードがハイブリッドです。高速道路での発進や追い越しなどで、力強い加速感が得られつつ燃費性能にも優れています。インテリアも上質でコンパクトカーながら高級感が味わえます。WLTCモード燃費は28.4㎞/L。価格は2,211,000円~。
マツダ MAZDA2
マツダ車の中で最もコンパクトな車が「マツダ2」です。マツダならではのエレガントで美しい造形のエクステリアがとても印象的です。室内空間もコンパクトカーながら非常に上質で静粛性や乗り心地にもハイレベルです。パワーユニットにはガソリンエンジンとコンパクトカーとしては珍しいクリーンディーゼルが設定されています。価格は150万8,650円~。
ホンダ フィット
親しみやすいエクステリアデザインが特徴的なホンダのコンパクトカーがフィットです。パワーユニットは1.5Lガソリンエンジンと、エンジンで発電してモーター駆動する2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」が設定されています。e:HEVはモーターによる静かでパワフルな走りと、優れた静粛性と快適な乗り心地を実現しています。e:HEV モデルのWLTCモード燃費は28.6km/L。価格は1,592,800円~。
お得にコンパクトカーに乗るならジョイカルのカーリース
コンパクトカーには魅力的な車種が豊富にそろっていますが、その価格は年々上昇の傾向にあります。もし、コンパクトカーに乗り替えたいけれど購入するのは予算的に厳しいというのであれば、新しい車の利用方法であるカーリースを検討してみてはいかがでしょうか。
カーリースはその経済的なメリットから、年々利用者が増加しているサービスです。数あるカーリースサービスの中でも特に注目度が高いカーリースサービスがジョイカルの「セブンマックス」と「NORIDOKI」です。
「セブンマックス」は短期で指定車種カラーの3年型と、国産全車種全メーカー全カラーの7年型サービスです。軽自動車からコンパクトカー、大型ミニバンまで幅広い車種がそろっている上、自動車税や車検費用も毎月の定額利用料にコミコミとなっています。
さらに長期のカーリースですので毎月の負担がとても軽く済み、月々1.1万円(税込)~というお得なプランも用意されています。より経済的に新車に乗りたいという方にはとてもおすすめです。
「セブンマックス」は短期で指定車種カラーの3年型と、国産全車種全メーカー全カラーの7年型カーリースで、幅広い車種から軽自動車、コンパクトカーを選べます。自動車税や車検費用もコミコミで月々1.1万円(税込)から、お得にご利用できます。
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そして、もう一つの「NORIDOKI」は頭金不要、新車を購入してから3年後に訪れる車検のタイミングで乗り換えできるカーリースです。3年単位のカーリースなので車検費用も必要ありません!つまり、その分の費用が節約できます。
また、3年ごとに、最新スペックの魅力的なコンパクトカーの新車に乗り換えることも可能です。さらにコンパクトカーからステップアップしてSUVや大型ミニバンへもお得に乗り換えることが可能です。
「NORIDOKI」は3年ごとに最新のコンパクトカーの新車に乗り換えることが出来るカーリースで、さらにステップアップしてSUVや大型ミニバンへ、頭金不要での乗り換えが可能です。
NORIDOKIの詳しい情報はこちら
まとめ
今回は幅広い層から人気の高いコンパクトカーについて、詳しく解説しました。軽自動車との違いや、コンパクトカーを選ぶことのメリット、デメリットがご理解いただけたでしょうか。
コンパクトカーは小型で扱いやすく、経済性に優れ汎用性もたかいことからあらゆる用途に使いやすい車です。はじめての車を探しているという方にも、大型ミニバンが不要になったので経済的な車に乗り替えたいというかたにもおすすめできます。
ただし、コンパクトカーは小型ならではのデメリットもありますので、もし本気で購入やカーリースでの利用を検討されているならしっかりカタログなどをチェックしたうえ、試乗を行いそのサイズ感や走りなども確認しておきましょう。