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車選び

2023年1月27日 (2023年1月31日 更新)

セダンとは?車の特徴やメリット・デメリット、人気国産車種をご紹介

セダンとは?車の特徴やメリット・デメリット、人気国産車種をご紹介

セダンは、居住スペースと荷室が明確に分けられた乗用車の基本とされている車体形状の車です。開口部が小さく剛性の高いしっかりしたボディと、重心の低さによる高い運動性に優れた乗り心地。そして、ラゲッジスペースが仕切られていることで車内の静粛性も高く、快適性にも優れていることから、かつては最も一般的なスタイルでした。

現在はSUVやミニバンなどの人気におされ、車種数こそ減少していますが、冠婚葬祭、ビジネスといったフォーマルシーンにもふさわしいとされており、高級車=セダンといったイメージも根強く残っています。そんなセダンに関して、その特徴やメリット・デメリット、さらに人気の国産セダンについてご紹介します。

セダンとはどんな車?

セダンとはどんな車?

セダンとは、例外もありますが、主にボンネット(エンジンルーム)と、キャビン(居住スペース)、トランクルームが明確に分かれている、3ボックススタイル(箱を三つつなげたような形状)の車のことを指します。そして、室内の快適性と荷室の実用性を兼ね備えたバランスの取れた車体形状ともいわれています。

セダンは、ほとんどが4ドアノッチバックスタイルですが、例えばトヨタのプリウスのように、居住スペースとラゲッジスペースが繋がった2ボックスのハッチバック車を5ドアセダンとする場合もあります。

クーペとの違い

セダンと似た車体形状にはクーペもあります。セダンと同じくスリーボックススタイル(ハッチバックスタイルのファストバッククーペもあります)ですが、クーペは、居住性や快適性を重視したセダンとは違って、スタイリングの良さや、豪華さ、スポーティな走りを重視した車となっています。

例外はありますが、ほとんどが2ドアや3ドアを採用しており、後席を持つクーペもありますが、2人乗りが基本。そのため車内空間はタイトで、ラゲッジスペースの積載量もあまり多くないのが特徴です。

ハッチバックとの違い

ハッチバックは、リアゲートを備えた形状の車を指します。主に3ドアや5ドアの2ボックススタイルで、フロントドアとリアドアのほかに居住スペースと一体化したラゲッジスペース用のドア(ハッチ)が設けられた車です。

ステーションワゴンやファストバッククーペも、ハッチバック(リアにハッチを備えた車)ですが、通常車のタイプとして“ハッチバック“といった場合は、コンパクトカーなどの2ボックス車のことを指します。

3ボックスのセダンと比べると、荷室スペースが広くとれ、積載性に優れていますが、居住スペースとの仕切りがないため、静粛性や快適性ではセダンに劣るとされています。

セダンに乗るメリット・デメリットとは?

セダンに乗るメリット・デメリットとは?

自動車メーカーのラインナップは徐々に減ってきていますが、いまだに根強い人気を誇るセダン。では、セダンに乗ることのメリットはいったい何でしょう。

セダンに乗るメリット

なんといっても、スタイルの良さが4ドアセダンの大きな魅力です。車高が低く、前後にのびやかなすっきりとしたスタイルをしているためとても落ち着いた印象があります。

また、居住スペースと荷室が完全に独立し、あくまで乗員優先の設計がなされているので高級感も満点です。フォーマルな場にSUVやクーペは見た目が派手であまり似つかわしくありませんが、シックで高級感のあるセダンはそういったシーンにもとても似あいます。

乗り心地が良い

重心が低くコーナーでも左右に揺さぶられにくいのがセダンです。さらに、車室とトランクルームが完全に別のため、ノイズが入りにくい(遮音性が高い)といった特徴もあります。

そのため長距離移動時でもドライバーや同乗者は疲れにくく、乗り心地の良さでは他のタイプの車種よりも非常に優れています。

安全性が高い

セダンは車高が低く重心も低いため走行安定性が高く、また、居住スペースとトランクスペースが完全に独立し衝突した場合のクラッシャブルゾーンの余裕がありいざというときに安全性が高いとされています。また、開口部が小さく、ボディの剛性も高いと言われているので衝突の際にも乗員をしっかりと守ってくれます。 

駐車場や道路の制限がない

セダンは、ミニバンやSUVなどに比べると車高が低いため、車高制限のある天井の低いトンネルや高架橋、タワー型の駐車場なども特に問題なく利用可能です。

最近は、大きな車が主流となり新しい施設では全高を気にせず利用できる場所も増えていますが、いまだに1,550㎜の車高制限を設けているところも少なくありません。

特に都市部の駐車場施設ではそういった場所も少なくないので、どこでも気にせず利用できるというのはセダンの大きなメリットといえるでしょう。

セダンに乗るデメリット

セダンには上記のようなメリットがありますが、逆にいくつかのデメリットもあります。

乗り降りがしづらい

車高が低いということは利用できる駐車施設が多いというメリットでもありますが、車の乗り降りに関しては逆にデメリットになりえます。

SUVやミニバンに比べると車高が低いことで、乗り降りの際に体を屈めなくてはならないので、お年寄りやケガ人にとって負担になることもあるでしょう。チャイルドシートの脱着も大変ですし、子供を乗車させるのもスペース的に大変かもしれません。

また後席のドアがスイングタイプですので、狭い駐車スペースなどではドアの開閉にも気を使います。力の弱いお子さんだとドアの開け閉めも大変かもしれません。

荷物のスペースが狭い

セダンは独立したトランクとなっているため、ラゲッジスペースも限られたものとなっています。ミニバンやSUV、ステーションワゴンなどは居住スペースと荷室に仕切りがなく、後席を畳めば広大なラゲッジスペースを作り出すことができますが、セダンの場合は不可能です。

トランクスルーを使って、トランクスペースと後席との間の仕切り解放することは可能ですが、長尺物を積むことはできても大型の家具や大量の荷物などを積むのは難しいでしょう。特に高さ面に関しては限界があって、積めるものにも限りがあります。

小回りがしづらい

セダンは3ボックススタイルで、前後両方にボンネットとトランクが長く伸びたボディデザインのため、慣れないと四隅の感覚がつかみにくいでしょう。

FR車なら最小回転半径は小さく、小回りは決してしづらいということはありませんが、トランクがある分、小回りの際には、前後をぶつけないよう気を付ける必要があります。

乗車定員数が限られている

ミニバンやSUVの場合、3列シートの7人乗りや8人乗りを選ぶこともできますが、一般的なセダンの場合は最大でも乗車定員数は5人です。それ以上の大人数で乗ることはできません。家族が多く、多人数でのドライブがしたいという場合は乗車定員が限られるということはセダンのデメリットとなるかもしれません。

セダンの選び方のポイント

セダンの選び方のポイント

セダンファンは減少傾向ですがいまだ根強いファンも少なくありません。では、これからセダンを購入するとなった場合、どんなポイントに気を付けて選ぶべきでしょうか。

人気車種に目を通す

国産セダンは、車種数こそ決して多くありませんが、その中でも人気車種と不人気車種があります。人気車種は、車そのものに魅力があるのに加えて、手放す際のリセールバリューも期待できるので、よほど特定の車種が好きでそれ以外考えられない! というのでない限りは、セダンの人気車種から、自分にマッチした一台を見つけるのが良いでしょう。

人気車種であるということは、その車に多くの方が惹きつけられる魅力や理由があるということです。まずは人気車種の中からあなたの好みに合う見た目の車や、気になる性能や機能を持ったものをセレクトし、あらためて詳細にチェックするのがおすすめです。

自身の環境にマッチした車体サイズを選ぶ

セダンと一口に言ってもそのサイズには様々なものがあります。のびやかですっきりとしたフォルムがセダンの魅力ですが、全長を考慮しないと、自宅の駐車スペースに停めづらくなるということもあります。

また最小回転半径も重要で、ボディが小さくてもFF車の場合は比較的小回りが効きづらく、逆にFR車はボディが大きくても小回りが効きやすいということもあるので、カタログなどを見て最小回転半径などもしっかりチェックしましょう。

さらに車体が大きければ居住スペースにも余裕が生まれ、走行安定性も高まり快適性もアップしますが、その分全長が長くボンネットの先端がわかりにくく運転がしにくく感じることもあります。

自分だけでなく運転にそれほどなれていない家族もそのセダンを運転するという場合は、そういったことも考慮してサイズを吟味したほうがいいでしょう。

仕様や性能から選ぶ

セダンは、快適な乗り心地が味わえる上質なモデルだけでなく、ハイパワーエンジンを搭載したスポーティなものもあります。さらに、経済的で実用性に富んだ大衆向けタイプもありますし、まさに高級車といったプレミアムなモデルもあります。

どれもセダンに変わりはありませんが、自分がセダンに何を求めるのか、上質な乗り心地なのかそれともスポーティな走りなのか、はたまたSUVやミニバンにはない高級感なのか、明確にしたうえで、自分の用途や好み、予算にマッチしたタイプを選ぶようにしましょう。

セダンの人気国産車5選!

セダンの人気国産車5選!

国産のセダンの中から人気のある車種をいくつかピックアップしご紹介します。

トヨタ・プリウス

トヨタ・プリウス
出典:https://toyota.jp/prius/

世界初の量産ハイブリッドカーで、日本だけでなく世界中で高く評価されているセダンがプリウスです。燃費に優れ、居住性も高く、全長4575×全幅1760×全高1470mmという扱いやすいサイズから、運転もしやすく、また充実した先進安全装備も標準となっているので多くの方におすすめできます。

プリウスは3ボックススタイルではなくハッチバックスタイルですが、トヨタではセダンとしています。セダンですがハッチバックのためトランクスペースも十分広く、実用性にも優れています。

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トヨタ・カローラ

トヨタ・カローラ
出典:https://toyota.jp/corolla/

かつてはファミリーカーの定番だったカローラですが、現行モデルはスタイリッシュなフォルムをもつ高級感あるセダンへと進化しています。サイズこそ3ナンバーに拡大しましたが、大きすぎない適度なサイズ感をキープし、視界も良く扱いやすくて、スポーティな走りを味わうこともできます。

ガソリンエンジンのほかハイブリッドモデルも用意されており、経済性に優れているのも大きな特徴です。2022年10月3日にマイナーチェンジを実施し、デザインが新型クラウン的なすっきりとしたものに変更されたほかガソリンエンジンは1.5L直列3気筒に変更となっています。

日産・スカイライン

日産・スカイライン
出典:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/skyline.html

日産はセダンモデルのラインナップを整理していますが、ファンの多い伝統のブランド、スカイラインは残されています。世界初の高速道路での同一車線でのハンズオフ機能を採用しており、最先端の機能が搭載されているというのは大きな魅力でしょう。

デザインも非常にのびやかで、まるでクーペのようにスタイリッシュです。全長4,810㎜もある大型セダンですがその分居住スペースに余裕があり、室内も快適です。最上級グレード「400R」は3LのV6ターボエンジンを搭載し、そのパワーとトルクは298kW(405PS)と475N・m(48.4kgf・m)を発揮。本格スポーツカー並みの豪快な走りが味わえます。

ホンダ・シビック

ホンダ・シビック
出典:https://www.honda.co.jp/CIVIC/

2021年に発売となったばかりのホンダのセダンが11代目「シビック」です。シビックといえばかつてはコンパクトカーの代表的な存在でしたが、現在はサイズも大きく拡大し、車体のタイプもセダンのみとなっています。

車体が拡大した分居住スペースはとても広く、エンジン振動の低減、風切り音の低減、防音材の最適配置などによって優れた静粛性を実現。セダンらしい快適さを存分に味わうことが可能です。

パワーユニットは1.5L VTEC TURBOエンジンと、ハイブリッドのe:HEVを設定。歴代シビックはスポーティな走りが持ち味でしたがこの11代目もモデルも6速マニュアルトランスミッションが設定されるなどきびきびとしたスポーティな走りを味わうことが可能です。

スバル・インプレッサG4

スバル・インプレッサG4
出典:https://www.subaru.jp/impreza/g4/

インプレッサG4は、スバルのボクサーエンジン搭載モデルとしては比較的コンパクトサイズですが全長4,625㎜×全幅1,775㎜×全高1,455㎜と堂々とした3ナンバーです。スバルグローバルプラットフォームの採用でゆとりある居住空間を実現しつつ、ドア上方が大きく開くよう工夫狭い駐車場などでもスムーズに乗り降りできるように設計されているのも特徴です。

最小回転半径は5.3mとボディサイズの割には小回りが効き、見きりもよく運転のしやすいミドルサイズのセダンといえるでしょう。安全性能が高いのもインプレッサG4の特徴でアイサイトのほか、日本車で初の「歩行者保護エアバッグ」を全車に標準装備しています。

なお、インプレッサG4は、2022年中のモデルチェンジがアナウンスされています。

契約年数は3年!気軽に利用できるNORIDOKIでセダンに乗ろう!

セダンにはとても魅力のある車種がそろっていますが、昔のような大衆セダンは減り、現在は比較的高級なものが多くなっているので車両価格は決して安くはありません。そうなると購入するにはその負担がどうしても気になってしまいますね。だったら買うのではなくいっそカーリースを利用するというのはいかがでしょう。

カーリースは利用する期間分のリース代金を毎月支払って、新車をマイカーのように一定期間使用するという新しい車の利用方法の一つです。そんなカーリースには現在様々なサービスがありますが、おすすめなのが「ジョイカル」の「NORIDOKI」です。

NORIDOKI」は頭金不要、新車を購入してから3年後に訪れる車検のタイミングで乗り換えできるカーリースです。3年単位のカーリースなので車検費用も必要ありません!

リース代金にはリース期間中の税金や諸費用も含まれている上、頭金もいらず、まとまった出費もなく気軽に新車に乗ることが可能です。つまり、購入するよりも手軽に新車に乗ることができるというわけです。「NORIDOKI」ではクラウンなど人気のセダンを用意しているので、好きなセダンをお得に乗ることが可能です。

POINT

「NORIDOKI」はクラウンなどの人気のセダンや高級車が揃っている3年単位のカーリースです。まとまった出費や頭金もいらずに利用することができます。

NORIDOKIの詳しい情報はこちら

まとめ

まとめ

セダンは3ボックススタイル車の基本形であり、あらためて検証して見ると居住性に優れているうえ、快適な走りが味わえ、さらに高級感あるスタイリングもその大きな魅力となっていることがわかりました。

現在はSUVやミニバンが全盛で、国産セダンは車種数こそ少なくなってはいますが、独立したトランクならではの優れた静粛性やフォーマルシーンに似合うそのスタイリングは他では味わえないでしょう。

今、新車の乗り換えを検討中の方は、当然のごとく時期マイカー候補にSUVやミニバン、軽自動車を考えているかもしれません。しかし、今一度、セダンに目を向けてみてください。あらためてその上質な車内に乗り込み運転してみると、セダンにしかない魅力に気付けるはずです。機会があれば是非最新セダンに試乗してみることをおすすめします。

WRITER筆者

飯野 貢司 (いいの こうじ)株式会社ジョイカルジャパン リアル事業部 U-CARSELECT4号草加店 店長

資格・免許
・大型自動車第一種運転免許
・自動車牽引免許
略歴・職歴
TAXジャンボ蓮田店にて中古車販売事業に7年携わる。その後株式会社ガリバーインターナショナル(現:株式会社IDOM)に入社、2年の店舗勤務を経て、本社での新車事業、法人営業、新規企画など様々な分野に携わり合計19年間勤務。現在は株式会社ジョイカルジャパンの新車事業部を経てマーケティング本部商品開発ユニットに配属。
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長年の経験から、自動車に関する知識やアドバイスも行います。試乗レポートなども今後は展開していく予定です。お楽しみに。

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