「N-BOXの燃費は悪すぎる」の評判は本当?実際の燃費をライバル車と徹底比較!
N-BOXの購入を検討しているものの「燃費が悪すぎる」という口コミを見て、不安に感じているかもしれません。N-BOXの燃費は駆動タイプによって若干異なるものの、WLTCモードで20km/L前後と決して低い水準ではありません。
一方で、N-BOXは軽自動車の中でも車体が重めで、走り方や環境次第では実燃費がリッター10km台前半になるケースもあります。ただし、グレード選びや日々の運転習慣を見直すことで燃費はある程度は改善できるため、そこまで心配する必要はありません。
本記事では、N-BOXの燃費をグレード別に紹介したうえで、悪化する原因や改善する具体的な方法を解説します。N-BOXへ乗り換えるかどうかを判断する際の参考にしてください。
画像引用:スタイリング・インテリア|N-BOX|軽自動車|Honda公式サイト
ジョイカルの「7MAX(セブンマックス)」と「NORIDOKI」と「イッカーズ」では様々な新車を豊富にご用意しています。
ぜひご覧ください。
INDEX目次
N-BOXの実燃費はどのくらい?グレード別に確認
N-BOXの燃費については、口コミサイトではリッター10km台と報告するユーザーもいることから、実際にどれくらい走れるのか気になる人もいるでしょう。ここからは、現行モデルと旧型モデルのカタログ燃費を確認していきます。
- 現行モデルの燃費
- 旧型モデルの燃費
年式やグレードごとに紹介しているので、購入時の判断材料にしてください。
現行モデルの燃費
グレード別に見ると、現行N-BOXのカタログ燃費には一定の傾向があります。ホンダの公式データより、現行N-BOXの燃費数値は以下のとおりです。
| エンジンタイプ | NA(自然吸気) | ターボ |
|---|---|---|
| WLTCモード | FF:21.6 km/L 4WD:19.4km/L | FF:20.3km/L4WD:18.4km/L |
| JC08モード | FF:26.1 km/L 4WD:23.6km/L | FF:24.5km/L4WD:21.9km/L |
WLTCモードとは「Worldwide harmonized Light vehicles Test Procedure」の略称で、市街地や郊外、高速道路の走行を組み合わせた国際的な燃費測定方法を指します。一方のJC08モードは、1リットルの燃料で走行する距離を示す測定方法です。
WLTCモードが国際基準であるのに対し、JC08モードは2011~2018年にかけて日本国内で用いられた指標であるため、基本的には前者の数値を参考とします。
実燃費については、口コミサイトやSNSでの報告を見ると、市街地中心の走行では実燃費が13〜15km/L程度になるという声が多く見られます。高速道路中心の走行では18km/L前後まで伸びるという報告もあり、走行環境によって数値は大きく変動するといえるでしょう。
カタログ燃費と実燃費に差が出るのは一般的な傾向であり、N-BOXに限った現象ではありません。グレードを選ぶ際は、カタログ燃費だけでなく普段の走行シーンをイメージして検討しましょう。
旧型モデルの燃費
N-BOXは中古市場でも人気があるため、旧型モデルについても知りたい人もいるでしょう。歴代のN-BOXは、改良のたびに燃費性能が少しずつ向上してきました。
初代から先代にあたる2代目までの燃費を、以下の表にまとめました。
| 世代 | 販売期間 | 駆動方式 | JC08モード燃費 (km/L) |
|---|---|---|---|
| 初代(登場時) | 2011.11〜2012.11 | FF | 22.2 |
| 初代(登場時) | 2011.11〜2012.11 | 4WD | 20.8 |
| 初代(一部改良) | 2012.12〜2013.11 | FF | 24.2 |
| 初代(一部改良) | 2013.12〜2015.01 | FF | 25.2 |
| 初代(一部改良) | 2015.02〜2015.10 | FF | 25.6 |
| 初代(最終型) | 2015.11〜2017.08 | FF | 25.6 |
| 2代目 | 2017.09〜2023.09 | FF | 27.0 |
| 2代目 | 2017.09〜2023.09 | 4WD | 25.4〜24.2 |
| 3代目(現行モデル) | 2023.10~ | FF | 24.5~26.1 |
| 3代目(現行モデル) | 2023.10~ | 4WD | 21.9~23.6 |
先代にあたる2代目モデルよりはやや劣っているものの、初代に比べると良くなっていることがわかります。燃費にこだわるのであれば、旧型モデルも選択肢になりえるでしょう。
N-BOXの燃費が悪すぎると言われる理由
N-BOXの燃費が悪すぎるという評判には、いくつかの共通した理由があります。
- カタログ燃費と実燃費の差が大きいと感じるため
- 軽自動車の中でも車体が重めであるため
- ターボモデルを選ぶと燃費が下がりやすいため
- 4WDを選ぶとさらに燃費に影響するため
評判の中身を理解することで、不安の解消につながりやすくなります。ひとつずつ見ていきましょう。
カタログ燃費と実燃費の差が大きいと感じるため
N-BOXの燃費が悪すぎるという評判につながっている一因が、実燃費とカタログ燃費の差が大きいことです。WLTCモードは市街地や郊外、高速道路の走行を一定の条件下で組み合わせた測定方法であり、実際の道路状況とは異なります。
実際の運転では信号待ちや渋滞、坂道の発進などが加わるため、カタログ値どおりの燃費は出にくくなります。実際に、いずれの車種であってもカタログ燃費と実燃費には多少なりとも差があるのが普通です。
このことから、カタログ燃費はあくまで目安と捉えておくと良いでしょう。
軽自動車の中でも車体が重めであるため
N-BOXは軽自動車の中でも車体重量が重い部類に入ることも、燃費に影響していると考えられます。標準グレードの車両重量はFFで910kg、4WDで980kgとなっており、同クラスのタントやスペーシアと比べても軽い数値とはいえません。
| 車種 | 重量 |
|---|---|
| N-BOX(FF) | 910kg |
| タント(2WD) | 880kg |
| スペーシア(2WD) | 850kg |
| ルークス(2WD) | 960kg |
車体が重くなる背景には、フラットな室内空間の確保や充実した装備の搭載といった設計上の理由があります。広さや使いやすさを優先した結果、車重が増えて燃費に影響を与える構造になっています。
室内空間の広さと燃費は、いわばトレードオフの関係にあるといえるでしょう。
ターボモデルを選ぶと燃費が下がりやすいため
ターボモデルの燃費は、NAエンジンモデルよりも低めな傾向があります。ターボエンジンは吸気を圧縮してエンジンの出力を高める仕組みで、加速力や坂道での余裕を生み出す一方、燃料の消費量が増えます。
実際に現行N-BOXでは、自然吸気のWLTCモード燃費がFFで21.6km/Lなのに対し、ターボはFFで20.3km/Lとやや低い数値です。重視するのが走行性能であればターボ、燃費であればNAと、選ぶべきエンジンタイプは変わってきます。
高速道路に乗る機会が多い、もしくは坂道が多い地域に住んでいるなら、多少燃費が低くてもターボエンジンが役立つ場面もあるでしょう。
4WDを選ぶとさらに燃費に影響するため
N-BOXでは、4WDを選択するとFFよりも燃費が下がる傾向があります。4WDは前後輪すべてに駆動力を伝える構造であり、駆動系の部品が増えて車体重量も増加するためです。
現行N-BOXのNAモデルで比較すると、WLTCモード燃費はFFの21.6km/Lに対し4WDは19.4km/Lとなっています。ターボエンジンと4WDを組み合わせたグレードでは18.4km/Lと、さらに燃費が低い水準となります。
雪国などで4WDが必要な地域でない限りは、燃費性能が高いFFを選ぶと良いでしょう。
2WDと4WDの違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。両者のメリットを踏まえたうえで選び方が分かるようになっているので、ぜひ参考にしてください。
関連記事:2WDと4WDどう違う?それぞれのメリットと選び方を解説します
N-BOXとライバル車の燃費を比較
N-BOXの燃費が悪いかどうかは、競合する軽自動車と比べると判断しやすくなります。N-BOXと比較対象となりやすいのが、以下の3車種です。
- タント
- スペーシア
- ルークス
車を選ぶ際の参考としてください。
タントとの比較
ダイハツのタントとの違いは、以下の表のとおりです。
| 比較項目 | ホンダ N-BOX (標準グレード) | ダイハツ タント (Lグレード) |
|---|---|---|
| 燃費(WLTCモード) | FF:21.6km/L4WD:19.4km/L | 2WD:22.7km/L4WD:21.4km/L |
| 総排気量 | 658cc | 658cc |
| 車両重量 | FF:910kg4WD:980kg | 2WD:880kg4WD:930kg |
| サイズ(全長×全幅×全高)(mm) | FF:3,395×1,475×1,7904WD:3,395×1,475×1,815 | 2WD:3,395×1,475×1,7554WD:3,395×1,475×1,775 |
| トランスミッション | CVT(無段変速・トルクコンバーター付) | CVT(無段変速・トルクコンバーター付) |
| 販売価格(税込) | 1,768,800円〜2,581,700円円 (全グレード) | 1,485,000円〜2,106,500円 (全グレード) |
タントのほうがN-BOXよりも燃費数値がやや高く、車両重量もわずかに軽くなっています。車両重量の違いが燃費差につながっていると考えられるものの、その差はごくわずかです。
排気量やサイズはほぼ同等であり、燃費だけを理由に判断するのは難しいほど僅差といえるでしょう。室内装備や乗り心地の好みも含めて比較するのがおすすめです。
スペーシアとの比較
スズキのスペーシアとN-BOXの比較表は、以下のとおりです。
| 比較項目 | ホンダ N-BOX(標準グレード) | スズキ スペーシア HYBRID G (標準グレード) |
|---|---|---|
| 燃費(WLTCモード) | FF:21.6km/L4WD:19.4km/L | 2WD:25.1km/L4WD:22.4km/L |
| 総排気量 | 658cc | 657cc(0.657L) |
| 車両重量 | FF:910kg4WD:980kg | 2WD:850kg4WD:910kg |
| サイズ(全長×全幅×全高)(mm) | FF:3,395×1,475×1,7904WD:3,395×1,475×1,815 | 3,395×1,475×1,785(2WD・4WD共通) |
| トランスミッション | CVT(無段変速・トルクコンバーター付) | CVT |
| 販売価格(税込) | 1,768,800円〜2,581,700円円 (全グレード) | 1,530,100円〜2,477,200円 (全グレード) |
燃費を比較してみると、スペーシアのほうが3km/Lほど高めとなっています。
スペーシア(HYBRID Gグレード)の燃費が高い要因のひとつが、減速時のエネルギーを回収して発進や加速をアシストするマイルドハイブリッドシステムを搭載していることです。マイルドハイブリッドシステムによりエンジンの負荷が軽減され、N-BOXよりも高い燃費を実現しているといえるでしょう。
車両重量もN-BOXより軽く、燃費差の背景には重量とハイブリッド機構の両方が関係していると考えられます。燃費を最優先するなら、スペーシアも比較検討の対象になるでしょう。
ルークスとの比較
日産のルークスとの比較表は以下のとおりで、燃費の面ではN-BOXとほとんど差がないことがわかります。
| 比較項目 | ホンダ N-BOX(標準・NA) | 日産 ルークス(S) |
|---|---|---|
| 燃費(WLTCモード) | FF:21.6km/L4WD:19.4km/L | 2WD:21.0km/L4WD:18.6km/L |
| 総排気量 | 658cc | 659cc |
| 車両重量 | FF:910kg4WD:980kg | 2WD:960kg4WD:1,010kg |
| サイズ(全長×全幅×全高)(mm) | FF:3,395×1,475×1,790 4WD:3,395×1,475×1,815 | 2WD:3,395×1,475×1,7854WD:3,395×1,475×1,805 |
| トランスミッション | CVT(無段変速・トルクコンバーター付) | エクストロニックCVT(CVT) |
| 販売価格(税込) | 1,768,800円〜2,581,700円円 (全グレード) | 1,672,000円〜2,348,500円 |
若干ながらもN-BOXよりも燃費数値が低めなのは、車両重量がわずかながら重いことも影響していると考えられます。排気量やトランスミッションの構造はほぼ同等であり、両車の燃費傾向は近いといえるでしょう。
軽スーパーハイトワゴンというカテゴリー自体、室内空間を優先する分だけ燃費面で伸びにくい構造といえます。N-BOXの燃費だけが特別に低いわけではなく、同クラス全体の傾向として捉えると理解しやすくなるでしょう。
参照:ルークス[ROOX]軽自動車 走行・安全|走行性能|日産
N-BOXの燃費が悪化する原因4つ
N-BOXの燃費は、使い方次第ではさらに悪化するケースがあります。特に燃費の悪化に直結する使い方は、以下の4つです。
- 短距離の買い物や送迎を繰り返している
- 信号の多い市街地をメインで走っている
- エアコンを強めにして使っている
- タイヤの空気圧が適正値より低い
自分の使い方に当てはまる項目がないか、確認してみてください。
1. 短距離の買い物や送迎を繰り返している
燃費を悪化させる要因のひとつが、買い物や送迎などで短距離の運転を繰り返す使い方です。エンジンが十分に温まらないうちに停止と始動を繰り返すと、暖機運転にあたる燃料消費の割合が全体に対して増えます。
子どもの送迎や近所への買い物など、日常的に短距離移動が多い人ほど燃費が伸びにくくなる傾向があります。燃費を改善するのであれば、移動をまとめて行うなどの工夫を取り入れると良いでしょう。
2. 信号の多い市街地をメインで走っている
信号が多い市街地を中心に走る場合も、燃費が落ちる要因のひとつです。ストップ&ゴーが多い環境では、ブレーキとアクセルの操作回数が増え、発進のたびに燃料を多く消費します。
高速道路のように一定速度を保てる道路と比べると、市街地は燃費面で不利な条件が揃っているといえるでしょう。可能であれば、信号の少ないルートを選ぶだけでも燃費への影響を抑えられます。
3. エアコンを強めにして使っている
エアコンの使い方も、燃費に影響を及ぼす要因として見逃せません。エアコンのコンプレッサーはエンジンの動力を利用して稼働するため、冷房や暖房を強く効かせるほどエンジンへの負荷が増し、燃料の消費につながります。
実際に、夏場の炎天下や冬場の氷点下ではエアコンの使用頻度が高くなり、燃費が下がりやすくなります。
エアコンを完全にOFFにするのは現実的ではないでしょう。しかし、設定温度を1〜2度緩めるだけでもエンジンへの負荷を抑える効果が期待できます。
快適性を保ちながら燃費も意識するなら、風量や設定温度の調整から見直してみましょう。
4. タイヤの空気圧が適正値より低い
タイヤの空気圧が適正値を下回っている状態も、燃費が悪化する原因として考えられます。空気圧が不足するとタイヤの接地面積が増えて転がり抵抗が大きくなり、その分エンジンの負荷も増加します。
自転車のタイヤの空気が抜けていると、ペダルが重く感じられる現象と同じ仕組みです。
空気圧の低下は見た目だけでは気づきにくく、放置されたまま走行を続けているケースも少なくありません。定期的な空気圧チェックを習慣にすることで、燃費への影響を防げるでしょう。
N-BOXの燃費を良くする方法
N-BOXの燃費は、日々の工夫次第で改善が見込めます。今日から取り入れられる具体的な施策は、以下の5つです。
- ゆっくりとした加速を心がける
- 不要な荷物を車内から降ろす
- 定期的にタイヤの空気圧を確認する
- エアコンの設定温度を見直す
- 定期的なエンジンオイル交換を行う
無理なく取り入れられる方法から試してみてください。
1. ゆっくりとした加速を心がける
加速をゆっくりと行う運転は、燃費改善に効果的な方法のひとつです。急なアクセル操作はエンジンの回転数を急上昇させ、燃料の消費量が増えます。
まずはブレーキペダルを外してクリープ現象によりゆっくりと進め、そこからじんわりと踏んでいく操作を意識するだけで効果があります。
目安として、発進から時速20km程度までを5秒ほどかけて加速する運転を意識してみましょう。
急発進や急加速を避ける運転を続けることで、燃費だけでなく安全性の向上にもつながります。
2. 不要な荷物を車内から降ろす
車内に不要な荷物がある場合は、降ろすことで燃費の改善につながる場合があります。車重が増えるとエンジンがより大きな力を出す必要があり、その分だけ燃料を消費します。
特に軽自動車は普通車より車体が軽い分、荷物の重さが燃費に与える影響も相対的に大きくなります。定期的に車内を整理し、必要な物だけを積んでおく習慣をつけましょう。
3. 定期的にタイヤの空気圧を確認する
燃費を改善するのであれば、タイヤの空気圧を定期的に確認する習慣も付けると良いでしょう。空気圧が適正値に保たれていると転がり抵抗が抑えられ、エンジンへの負荷も軽減されることが期待できます。
ガソリンスタンドによってはタイヤの空気入れサービスを提供しており、給油のついでに補充してもらえるため、利用すると良いでしょう。ご自身で調節する際は、運転席のドア付近に記載されている指定空気圧を参考にすれば、常時適切な状態を維持できます。
月に1回程度を目安に空気圧を調節する習慣をつけると、タイヤの寿命を延ばすことができ、交換頻度を減らせるでしょう。
4. エアコンの設定温度を見直す
エアコンの設定温度を見直すことも、燃費改善に有効です。設定温度が極端に低いもしくは高いとエンジンへの負荷が増え、燃料の消費量が増加します。
加減がわからない場合は、今の設定温度から0.5℃変えるといった小さな調整から始めると良いでしょう。エアコンの効率を高めるうえで、外気導入モードと内気循環モードを状況に応じて使い分けることも有効です。
快適さを損なわない範囲で設定を見直し、燃費の改善につなげていきましょう。
燃費向上につながる方法については、以下の記事で解説しています。運転方法やグッズなど、あらゆる観点から対策を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
関連記事:今スグできる燃費向上テク!運転の工夫やグッズ使用でガソリン代を節約しよう
5. 定期的なエンジンオイル交換を行う
エンジンオイルを定期的に交換することも、燃費の維持に有効です。オイルは使用とともに劣化し、粘度が変化することでエンジン内部の抵抗が増えていきます。
一般的に、交換する目安として走行距離5,000km前後、または半年に1回程度が推奨されています。オイル交換を怠るとエンジンの動きが重くなり、燃費だけでなく車全体に悪影響を及ぼすでしょう。
ディーラーや整備工場で定期点検を受ける際に、エンジンオイルの交換を相談してみるのもおすすめです。
エンジンオイルについて詳しくは、以下の記事で解説しています。交換方法や費用についても触れているので、ぜひ参考にしてください。
関連記事:エンジンオイルを交換しないとどうなる?交換時期の目安や交換方法を解説
燃費以外に知っておきたいN-BOXの特徴3選
「N-BOXは燃費が悪い」という口コミが見られる一方で、軽自動車の売れ筋ランキングでは常に上位に位置づけています。多くのユーザーを惹きつけるのは、以下の特徴を備えているためと考えられます。
- 室内の広さは軽自動車最高水準
- 安全運転支援システム「Honda SENSING」を導入
- 取り回しのよさと視界の広さ
燃費だけに囚われず、購入を検討する参考にしてください。
1. 室内の広さは軽自動車最高水準
N-BOXは軽自動車の中でも、室内空間が広いと評判があります。乗員が窮屈さを感じにくいように、フラットな床と高い天井を実現する設計になっています。
実際に、後席をスライドさせればベビーカーを畳まずに積み込めるほどの荷室スペースを確保できるくらいです。広い室内空間は、車重の増加という形で燃費に影響を与える反面、快適性という明確な利点も生み出しています。
燃費と広さのどちらを優先するかは、日々の使い方に照らして考えてみましょう。
2. 安全運転支援システム「Honda SENSING」を導入
N-BOXの全グレードには、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」が標準搭載されています。Honda SENSINGとは、ミリ波レーダーとカメラで前方の状況を検知し、衝突軽減ブレーキや車線維持支援などを行う仕組みです。
この機能を活用したアダプティブクルーズコントロールも搭載されており、長距離運転や慣れない道での負担を軽くできます。アダプティブクルーズコントロールとは、前を走る車との車間距離を保ちながら追従してくれる運転支援システムです。
初めて軽自動車に乗る人や運転に不安がある人にとっては、心強い装備といえるでしょう。
参照:安全運転支援システム Honda SENSING|Honda公式サイト
3. 取り回しのよさと視界の広さ
コンパクトなボディと高い着座位置により、N-BOXは運転の負担が少ない設計です。軽自動車規格に収まるサイズながら着座位置が高いため、前方や周囲の見通しを確保しやすいでしょう。
実際に、狭い住宅街の道や立体駐車場でも、車両感覚を掴みやすいという声が多く聞かれます。子の設計から、運転経験が浅い人でも扱いやすい車種のひとつといえるでしょう。
N-BOXの燃費が気になる方が知るべきグレードの選び方3選
N-BOXはグレードによって燃費が異なります。燃費を重視する場合は、以下の観点でグレードを選ぶようにしましょう。
- 燃費を優先するならNAのFFを選ぶ
- 機能にこだわりがないなら標準モデルを選ぶ
- 雪道を走らないなら4WDは避ける
ひとつずつ解説します。
1. 燃費を優先するならNAのFFを選ぶ
燃費性能が高いグレードを選ぶのであれば、ターボエンジンではなくNAエンジンを選びましょう。ターボは加速力を高める一方で燃料消費が増える傾向があります。
実際にWLTCモード燃費を比較すると、NAタイプは21.6km/Lであるのに対し、ターボは20.3km/Lです。坂道や高速道路をあまり利用せず、街乗り中心の使い方をする人ほどNAエンジンの恩恵を受けやすいでしょう。
2. 機能にこだわりがないなら標準モデルを選ぶ
装備にこだわりがない場合は、CUSTOMより標準モデルを選ぶと燃費面で有利です。CUSTOMはヘッドライトやホイールなどの装備が充実している分、標準モデルよりわずかに車重が増える傾向があります。
| 装備 | N-BOX | N-BOX CUSTOM |
|---|---|---|
| プロジェクター式フルLEDヘッドライト | ● | ー |
| ダイレクトプロジェクション式フルLEDヘッドライト | ー | ● |
| マルチビューカメラシステム | ー(設定なし) | ◎(オプション) |
| Honda CONNECT用スピーカー | 4スピーカー | 6スピーカー |
| 左右独立式リアセンターアームレスト | ◎(オプション) | ー(設定なし) |
| フロントアクセサリーLED/シーケンシャルターンシグナル | ー | ● |
| オートリトラミラー | ◎(オプション) | ● |
| 14インチスチールホイール+フルホイールキャップ | ● | ー |
| 14インチアルミホイール(シャークグレー塗装+切削) | ー | ● |
| 車両重量(FF) | 910kg | 920kg |
表を見ると、CUSTOMは標準モデルよりも装備が多い分、車両重量が10kgほど重くなっています。わずかな差とはいえ、燃費を少しでも追求したい方にとっては見過ごせない部分です。
デザインや装備の充実を重視するならCUSTOM、燃費を優先するなら標準モデルという選び方が考えられます。
ホンダ「N-BOX」を見てみる
ホンダ「N-BOXカスタム」を見てみる
3. 雪道を走らないなら4WDは避ける
雪道を走行する見込みが少ない場合は、4WDを避けたほうが燃費の面では有利です。4WDは前後輪に駆動力を伝える構造上、部品点数が増えて車重が重くなり、その分燃費が下がりやすくなります。
実際に自然吸気モデルのWLTCモード燃費を見ると、FFの21.6km/Lに対し4WDは19.4km/Lとなっています。
一方で、積雪地域や山間部など路面状況が厳しい環境では、4WDの安定した走行性能が安心につながる場面もあるでしょう。安全面を考えると、燃費性能に優れているFFを選ぶのは得策とは言えません。
駆動方式を選ぶ際は、お住まいの地域の気候や道路状況を踏まえたうえで検討しましょう。
N-BOXの燃費に関するよくある質問
N-BOXの燃費に関してよくある質問を2つ紹介します。
Q. 10km/L程度しか走らないことがあるのですか?
市街地中心の短距離移動が多い場合、実燃費が10km/L前後になるケースもあります。エンジンが温まりきらないまま停止と始動を繰り返す使い方や、エアコンを強く使う環境では、燃費がさらに落ち込むと考えられます。
短距離での利用を極力控えたりエコドライブを意識したりなど、使い方を見直すことで数値の改善が期待できます。リッター10km前後という数値だけを見て、過度に不安になる必要はありません。
Q. 燃費向上グッズの効果はある?
市販の燃費向上グッズの効果は限定的です。
カー用品店に行くと、燃料添加剤や吸気系のパーツなど、さまざまな商品が販売されています。しかし、いずれの商品も効果が出るとは限らないため、過度に期待しないほうが良いでしょう。
グッズに頼る前に、基本的な運転習慣とメンテナンスを見直すことをおすすめします。また、メンテナンスを定期的に行うことで車両の寿命が延び、買い替え費用を含めた総コストを抑えることにつながります。
N-BOXの燃費は悪すぎるわけではなく使い方で変わる
N-BOXの燃費は、他の軽自動車よりも劣る部分があるのは事実です。一方で、悪すぎるという評判はカタログ燃費と実燃費の差や車体の重さといった、一面だけを切り取った見方といえます。
グレード選びや日々の運転を工夫するなど、ある程度は所有者側で燃費改善が期待できます。
また、N-BOXの燃費はやや劣るといっても、タントやスペーシアといったライバル車と比べて大きく離されているわけではありません。室内の広さやHonda SENSINGなどの長所も踏まえたうえで、燃費と使い勝手のバランスを見極めて検討してください。
N-BOXが自分の使い方に合った1台と判断できれば、満足度の高い生活を送れるでしょう。
N-BOXへの乗り換えを考えている方は、リースの利用をご検討ください。当社が提供しているカーリースサービス「セブンマックス」では、N-BOXを取り扱っています。万全な状態で乗っていただけるように、リース料には車検やオイル交換などを含んでいます。
室内空間が広くファミリーカーとしても人気の高い一台です。最短3年から利用できますので、気になる方はぜひお問い合わせください。

