2023年3月7日 (2023年3月13日 更新)
個人事業主にカーリースがおすすめな理由とは?メリット・デメリットを解説
仕事用の車が必要な個人事業主にとって、車の購入は大きな出費となるため大きな負担が伴います。また、購入費用を経費として一括計上できないというのもつらいところです。
そこで検討するべきなのがカーリースの利用です。個人事業主こそカーリースを利用するとメリットが大きいとされていますがそれはなぜなのか。またデメリットはないのか、そんな個人事業主のカーリース利用について詳しく解説します。
【個人事業主向け】社用車の購入とカーリースでは何が違う?

個人事業主が事業用のクルマを購入する場合と、カーリースを利用する場合、大きな違いが経費計上の仕方です。購入の場合はその車が資産となるため、減価償却で数年かけて経費計上しなければなりません。どのように減価償却していくのかは以下のリンクを確認してみて下さい。
このように非常に複雑です。さらに、法人がその車を100%事業用として使用するのであれば良いですが、個人事業主の場合その車の購入費用を全額経費計上するのは難しいでしょう。購入した車はプライベートでも使用することもあるでしょうから家事按分によって仕事とプライベートの比率をそれぞれ正確に算出しなければなりません。怠ると脱税にもなりかねません。減価償却の上さらに家事案分となるとそれは非常に面倒です。だからこそカーリースを利用するべきなのです。
個人事業主がカーリースを利用するメリット

個人事業主がカーリースを利用することによる具体的なメリットですが、主に以下の3つになります。
カーリース費用を経費として計上できる
個人事業主がカーリース利用する最大のメリットは、リース料金を全額経費にしやすいということでしょう。青色申告をしている個人事業主の場合、30万円を超える資産は一括で経費計上ができません。車を購入すればほぼ確実に30万円を超えるのでその場合は面倒な減価償却をして経費を算出しなくてはいけないのです。
しかし、カーリースを利用すればリース料金を全額経費にしやすくなります。そのようにして車にかかるコストをうまく経費計上すれば節税効果も期待できます。これは大きなメリットではないでしょうか。
事務処理にかかる手間を軽減できる
カーリースを利用した場合、車に関する手続きが楽になるというメリットもあります。個人事業主の方は、仕事に追われ余計な作業や手続きにあまり時間を取られたくないという方も多いはずです。そんな方がカーリースを利用すれば、車に関する税金の支払いや車検などの事務手続きもリース会社にすべて任せることができます。
カーリースの料金には自賠責保険料、自動車税(種別割)、自動車重量税、さらにメンテナンス代や車検費用まですべてが含まれています。そしてそれらの費用も含めてまとめてリース料金として経費計上できるので、経費処理が非常に簡単なのです。
注意が必要なのは、リース会社や契約プランによって月額料金にどこまでの諸費用が含まれているかが違うことです。カーリースを利用する際は契約前にその内容をしっかり確認しておきましょう。
資金が少なくても社用車を用意できる
まとまった資金が用意できなくても、事業用の車を手に入れることができるというのもカーリースのメリットです。仕事のために車を用意しなくてはならない。それなのにまとまった頭金の用意が難しく、月々のローンの支払いや税金の支払いなども負担で購入が難しい。そんな場合も、リースならそれらの頭金も不要なうえそういった諸経費もリース会社負担となります。車に充てられる費用が心もとなくても事業用の車を確保できるのです。
個人事業主がカーリースを利用するデメリット

カーリースは個人事業主にとってもメリットの多いものですが、利用する際に注意しなくてはいけないこともあります。
途中解約ができない
カーリースは何かしらの事情で車が不要になったとしても原則として途中解約はできないというのはデメリットかもしれません。個人事業主であれば景気の悪化や事業環境の変化によって、事業を続けることが難しくなる、ということもないとはいえません。
その場合、廃業してもカーリースを中途解約することは原則として(個人事業主が個人名でリース契約して、そのままリース車を利用するのは問題ありません)できません。リース会社や契約内容によっては中途解約金を支払うなどで中途解約できるケースもありますが、原則としてはできないので不安な方はリース契約前に規約を細かくチェックしておきましょう。
走行距離制限がある
カーリースには走行距離制限が設けられているというのも事業の内容によってはデメリットにある可能性があります。一般的なカーリースの走行距離制限は10,000㎞/年(商用車の場合は20,000㎞/年)などです。仕事の都合で長距離の移動が頻繁に発生するような場合は、この走行距離制限についても理解していないと、走行距離をオーバーしてリース満了時に違約金が発生してしまうこともあるので注意が必要です。
契約方法によっては残価精算がある
カーリースの契約にはオープンエンド方式とクローズドエンド方式があります。オープンエンド方式は、カーリース会社が想定した残価を契約者に開示(オープンになっている)するというものです。想定残価は高いほど契約者が負担する車両価格が減りリースの月額料金は安く抑えられます。
ただし、契約期間満了時、その車の価値が想定していた残価を下回ってしまった場合、その残価を精算する責任は契約者側にあります。つまり月々の支払額は安くなる可能性はありますが、契約者に残価精算のリスクがあるというわけです。
クローズドエンド方式は残価の精算の責任がリース会社にあります。残価はカーリース会社が設定し、その金額はリース満了時もリース契約者に開示されない(クローズド)というものです。そして、残価精算の責任はリース会社にあるので、契約期間満了時に車の価値が想定していた残価よりも低くなっても、差額はリース会社の負担です。つまりオープンエンド方式よりもリース契約者のリスクが低いことになります。
このようにそのリースの契約がオープンエンド方式なのかクローズドエンド方式なのかで、リース満了時に残価精算が必要なケースもあるのでそのことをしっかり理解しておく必要があります。そうでないと、リース満了時に多額の残価清算金を支払わなくてはならないこともあるので注意しましょう。
個人事業主がカーリースを利用するときのポイント

では個人事業主がカーリースを利用するとなった場合、契約の際に他にどのようなポイントに注意すればいいのでしょうか。
計画的に契約期間を決める
まずは契約期間を慎重に決めましょう。前述のとおりカーリースは原則として途中解約ができないので、事業用の車が必要な期間をある程度予測して、計画的にリース契約することが大切です。
商用車・社用車の取り扱いがあるか確認する
カーリース会社はたくさんありますが、カーリース会社によっては商用車の車種が少ない、または取り扱いがないケースもあります。バンやトラックなど貨物用の車両を利用したいという場合は、リース会社選びも肝心です。幅広く商用車を扱い、また走行距離制限なども商用車向けに年間走行距離の長いプランが用意されているリース会社を選ぶのが良いでしょう。
契約における審査がある
カーリースはローン契約と同様に契約するにあたって審査があります。個人向けカーリースの場合は、職業や年収、個人の信用情報などがチェックされますが法人や個人事業主向けのカーリースでは事業内容や経営状況などが審査対象となります。そのため場合によっては事業用としてリース車両を契約したいとなっても、審査が通らない可能性もあります。
個人でクレジットカードの支払いや住宅ローンの返済で延滞を繰り返していた場合、信用情報機関の「ブラックリスト」に掲載されている可能性があり、その場合審査通過がきびしくなります。個人事業主としてのリース契約ができない(しかし個人向けのリース契約ならOKというケースもある)ということもあるでしょう。こういった審査内容はリースを申し込む前に事前に把握しておくことをおすすめします。
私用車と社用車を兼用する場合は「家事按分」が必要
契約したリース車をプライベートでも使う機会があり100%事業用として使用するのではないという場合は、リース料金を全額経費にできないことがあるので注意が必要です。そういったケースでは、例えば仕事7割:プライベート3割などその車の使用割合を決めて家事按分する必要があります。そして、事業で使った分だけ(前述の場合なら7割)のリース料金を経費計上するということになります。
個人事業主の方におすすめのジョイカルのカーリースをご紹介
このように個人事業主の方にとって非常にメリットの多いカーリースですが、現在、数多くのサービスが各社から提供されています。どのカーリースが自分にとって適しているのか選ぶのは簡単なことではありません。そんな方におすすめしたいカーリースがあります。それがジョイカルの「セブンマックス」と「NORIDOKI」です。
セブンマックス|最長7年の長期利用が可能
「セブンマックス」は短期で指定車種カラーの3年型と、国産全車種全メーカー全カラーの7年型カーリースです。法人向けのカーリースサービスが提供されており、軽トラックからコンパクトカー、大型のワンボックスバンまで幅広い車種がそろっている上、自動車税や車検費用も毎月の定額利用料にコミコミとなっています。
さらに長期のカーリースですので毎月の負担がとても軽く済み、月々1.1万円~というお得なプランも用意されています。リース車を社用車として長期に利用したいという方におすすめです。
「セブンマックス」は短期で指定車種カラーの3年型と、国産全車種全メーカー全カラーの7年型カーリースで、幅広い車種がそろっている上、諸費用も定額利用料に含まれており、リース車を社用車として長期に利用したいという方におすすめなカーリースです。
セブンマックスの詳しい情報はこちら
NORIDOKI|3年おきに新車乗り換えが可能
「NORIDOKI」は、頭金不要、新車を購入してから3年後に訪れる車検のタイミングで乗り換えできるカーリースです。3年単位のカーリースなので車検費用も必要ありません!つまり、その分の費用が節約できます。
最新の人気車種も取り扱っているため、契約したリース車を私用車と事業用で兼用したい方というにもおすすめです。
NORIDOKIは頭金が不要で、車検のタイミングで乗り換えできるため費用が節約できるカーリースです。
NORIDOKIの詳しい情報はこちら
まとめ

ご紹介したように、カーリースはリース料金を全額経費として計上できるので個人事業主の方には非常にメリットの多いものです。なにより節税効果が期待できる上、事務的な手続きや税金、車検、メンテナンスなどの費用までリース会社に任せられるので、事務処理手間も大幅に減らせます。今まで確定申告の度に購入した車の減価償却や家事按分などに苦労していたという方こそ検討すべきでしょう。
中でもジョイカルの「セブンマックス」や「NORIDOKI」なら幅広い車種から選べますし、短期での利用も可能です。個人事業主がカーリースを利用するならおすすめのサービスといえます。個人事業主の方は是非利用を検討してみてください。