2021年10月27日 (2025年3月03日 更新)
カーリースの車がもらえるプランはお得?おすすめのリース会社も紹介!
近年、個人の利用者にも注目されつつあるカーリースですが、業者によってあらゆるサービスを提供しており、契約形態もさまざまです。
なかでもリース期間終了後、車を自分の所有にできるサービスを取り入れている企業もありますが、その仕組みについて気になるところです。
今回は、車がもらえるカーリースの仕組みやメリットについて、詳しく解説していきます。
ジョイカルの「7MAX(セブンマックス)」では様々な新車を豊富にご用意しています。
ぜひご覧ください。
INDEX目次
カーリースの車がもらえるプランとは?
カーリースでは原則、契約期間終了後に車を返さなければなりません。しかし、中には条件を満たせば、それまで乗っていたリース車が自分の所有になるサービスを提供している業者もあります。
ここでは車を返却しなくてもよいカーリースの基本的な仕組みについて解説していきます。
車がもらえるプランの契約形態
通常、カーリースではその取引形態から、無料で車をもらうことはできません。しかし「車がもらえるプラン」のカーリースでは、あらかじめ月額料金に残価精算となる金額が含まれており、契約期間中に支払っている形となります。
言い換えると、車がもらえるプランでは月々の支払いに残価精算もコミコミになっているので、契約満了後の支払いがなくても車をもらうことができるのです。月額料金の設定方法はカーリースによって異なりますが、どちらにしても契約期間中に残価を支払っていることに変わりありません。
また、カーリースによっては「そもそも残価精算なし」というケースもあり、この場合は車両から残価の差し引きがありませんので、契約が終了した時点で所有者の名義変更が可能になります。
7年以上の契約が前提
多くのカーリースで車がもらえるプランでは7年以上の長期契約が前提となっており、原則、契約期間中は中途解約ができません。ライフスタイルの変化によって車の買い替えが必要となったり、車を手放したくなったりしても、気軽に乗り換えられないため注意しましょう。
契約時に「この車をずっと乗りたい!」と思って長期契約しても、乗っている間に気持ちや周りの状況が変わる可能性もゼロではありません。車がもらえるプランを選択する際は、将来的な予想を立てたうえで慎重に検討する必要があります。
クローズドエンドとオープンエンド
カーリースには、契約終了後に追加料金を精算する必要がある「オープンエンド形式」と、追加精算不要な「クローズドエンド形式」があります。
オープンエンド形式は、契約時に設定した残価の提示が行われ、リース期間終了時、車の市場価値が設定した残価よりも下がっていた場合、追加費用を支払わなければなりません。場合によっては莫大な追加費用がかかる可能性もあるため、注意が必要です。
一方クローズドエンド形式は、残価の提示はされないものの、市場価値がどれだけ下がったとしても追加費用を支払う必要はありません。それぞれに良い点・悪い点があるので、契約の際にはしっかり確認し、自分に合った形式を選ぶことをおすすめします。
カーリースの車がもらえるプランと残価設定プランの比較

カーリースでの「車がもらえるプラン」と「残価設定プラン」には、それぞれにメリット・デメリットがあります。契約者の状況によってどちらのほうが良いかは異なるため、一概にどちらのプランがお得とは言い切れません。
車がもらえるプランでは残価精算がなく、契約満了後は名義変更手数料の数千円程度で済みます。しかし、カーリースの大きなメリットの1つである「月額料金が安い」という要素は感じにくいかもしれません。
というのも、車がもらえるプランのカーリースでは残価精算がないことにより、車両本体価格の全額を月々の料金に含むことになります。残価精算を設定するプランと比較すると月額料金は高い傾向にあり、「毎月のリース代を安くおさえたい」という方には不向きかもしれません。
一方、残価設定プランのカーリースは、車両本体価格から査定額を差し引いた金額をもとにした月額料金になるため、月々の支払いはもらえるプランより安くなります。もちろん車両やグレードによって月額料金は異なりますが、相対的にみて月々の支払いが安くなるのは残価設定プランとなります。
契約満了時の残価精算が不安な方は精算不要な車がもらえるプラン、月々の支払いをおさえたい方は残価設定プランを選ぶなど、ご自身がよいと感じるプランがどちらかを考えてみましょう。
カーリースの車がもらえるプランのメリット

では、カーリースの車がもらえるプランには、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、車がもらえるプランの代表的なメリットとして、以下の4つを紹介していきます。
- 原状回復が不要
- 走行距離が無制限
- カスタマイズが可能
- ペットと同乗できる
- 喫煙できる
それぞれ詳しくみていきましょう。
原状回復が不要
カーリースの車がもらえるプランは最終的に車が契約者のものとなるため、残価設定プランに比べて制限がゆるいという特徴があります。とくに契約満了時の義務である原状回復は、修理代として追加費用がかかる可能性があり、「できるだけ傷をつけない」「できるだけ汚さない」など気をつけて乗車する必要があります。
しかし、車がもらえるプランであれば返却する必要がないので、原状回復もいりません。車に傷や車内に汚れがあったとしても、原状回復がいらないので修理代の心配がなくなります。
カスタマイズが可能
上記で紹介した原状回復が不要という部分にも通じますが、最終的に車がもらえることで、カスタマイズできるのもメリットの1つです。ETC装備やカーナビなど運転に必要なカスタマイズは通常プランの契約でも可能ですが、車体のカラーを変えたりパーツ・アクセサリーを変えたりと、自分好みの車を楽しむことができます。
もちろん「車検に通る範囲内」であることは守らなければなりませんが、カスタマイズできない点がネックになってカーリースを避けていた方にとって、車がもらえるプランは大きなメリットと感じるのではないでしょうか。
走行距離が無制限
カーリースでは車の価値をできる限り落とさないように、走行距離に制限を設けています。制限を超えて走行すると、超過分の距離に応じた追加料金が発生するため、「いつもメーターが気になる」とストレスを感じる方もいるかもしれません。
しかし、車がもらえるカーリースでは契約満了後に中古車として売却することはなく、たとえ車の価値が下がったとしてもリース会社が損をすることはありません。そのため、車がもらえるカーリースは走行距離を気にする必要がなく、通勤距離が長い方やロングドライブがお好きな方でも安心して車を利用できるのです。
ペットと同乗できる
マイカーと同じ感覚で乗れるという点では、ペットと同乗できるのもメリットとなります。ペットを車に乗せると、どうしても毛やにおいがついてしまいます。また、場合によってはおもらしすることもあるでしょう。
返却が必要なカーリースでもペットを車に乗せることは可能ですが、車内が汚れないように工夫しなければなりません。車がもらえるプランのカーリースなら、ペットとの同乗はもちろん、多少汚れやにおいがついても返却の必要がないので、ご自身や家族が気にしなければ特に問題はありません。
このように、ペットと一緒に車でお出かけしたいと考えている方にとっても、車がもらえるカーリースは利用しやすいサービスといえるでしょう。
喫煙できる
レンタカーやカーシェアとは違い、多くのカーリースでは喫煙が許可されています。しかし、長期間車を使用していると、ポロッと灰が落ちてシートが焦げたり、内装が黄ばんできたりということが生じます。
カーリースにおける原状回復は車内にも適用されるため、シートの焦げや内装の黄ばみ、染み付いたにおいなどがあれば、返却時に修理やクリーニングをすることになります。
車がもらえるプランのカーリースなら、このような心配がなく自由に車内で喫煙できます。ご自身や家族、友人が喫煙者の場合、車でタバコが吸えるという点は大きなメリットといえるでしょう。
カーリースの車がもらえるプランのデメリット
車がもらえるプランのカーリースには、メリットだけでなくデメリットもあります。良い部分もそうでない部分も理解しておくことで、よりご自身にあったカーリースを選べるようになるでしょう。
車がもらえるプランのカーリースのデメリットとなるのが、次の4つです。
- 残価設定プランより月額料金が高くなる
- 車をもらう時に名義変更の費用が発生する
- 契約期間が長い
- 車種の選択制限
それぞれ詳しくみていきましょう。
残価設定プランより月額料金が高くなる
車がもらえるプランでは残価を設定しないことにより、月額料金が高くなりがちです。「契約満了後に車がもらえる!」という部分だけをみて契約してしまうと、月々の支払いが高くなり後悔する可能性もあるでしょう。
車がもらえるプランでは残価設定がないため、車両本体の全額が月々の支払いに含まれるということを理解し、毎月の収支のバランスを考慮して契約することが大切です。
また、すでに借入がある方や収入が低い方が月額料金の高いプランを選ぶと、カーリース利用申請時の審査に通過できないケースも。必ず契約満了まで支払いできる価格帯のカーリースを選びましょう!
車をもらう時に名義変更の費用が発生する
カーリースで車をもらう際は、名義変更などの手数料が発生します。契約満了時にタダで車がもらえると思っていると、思わぬ出費に戸惑ってしまうかもしれません。
通常、手数料は数千円程度ですが、カーリースによって金額は異なるため利用予定のリース会社に問い合わせておきましょう。とはいえ、月々の支払いに車両本体価格も含まれていることで、契約満了時にまとまった費用がなく車を手に入れられるのは、車がもらえるプラン最大のメリットといえますね!
契約期間が長い
残価設定があるカーリースでは、1年や3年などの短期契約も可能です。しかし、車がもらえるプランでは長期契約を前提としていることが多く、7年以上の契約が一般的な条件となります。
長期契約となれば中途解約のリスクも上がるため、とくに20代や30代のライフスタイルの変化が予想される世代は注意が必要です。また、40代以降も転勤にともなう引越しなどで車を手放すことになるかもしれません。
契約期間が長いほど乗り換えや買い替え・売却ができないという部分がネックになるでしょう。ただ、総支払額が同じでも3年と7年では月々の負担額は大きく異なるため、月額料金をおさえて車が所有できるところをメリットと捉えることもできるかもしれません。
車種の選択制限
車がもらえるプランでは、残価設定があるプランより車種が制限されることもデメリットとなります。通常、カーリースでは希望の車種を選んで契約できますが、カーリースで取り扱っている全ての車種がもらえるプランに対応しているとは限りません。
そのため、もらえるプランを選ぶときは、希望の車種やグレードが選択肢に含まれているかをチェックしておきましょう。
車をもらえるカーリースを選ぶポイントは?
車をもらえるカーリースを選ぶ際は、いくつかのポイントをおさえておきましょう。というのも、車がもらえることだけを目的にカーリースを選んでしまうと、思わぬリスクを背負いかねないからです。
車をもらえるカーリースを選ぶ際は、最低限次のつのポイントをチェックしておきましょう!
ポイント①毎月無理なく支払えるか?
カーリースを利用するにあたり、最も気になるといっても過言ではないのが料金面ですよね。ここまでお伝えしてきたとおり、車がもらえるプランは月額料金が高くなりやすいため、毎月無理なく支払えるかを考えておく必要があります。
カーリースは毎月きちんと支払われていることにより、利用できるサービスです。契約途中で支払いが厳しくなり滞ってしまうことがないように、月額料金と含まれるサービス内容を確認しておきましょう。
ポイント②契約終了まで乗り続けられるか?
車をもらえるカーリースでは、契約期間が長期になることから中途解約のリスクは高いと考えられます。中途解約することになれば残りのリース代などを含めた違約金が発生し、解約のタイミングによっては高額になることも……。
せっかくお得に車を手に入れようともらえるプランを選んでも、違約金の支払いで結果的に損をしては意味がありません。必ず長期間の契約になることを踏まえて、ライフスタイルの変化を考慮したうえで契約を検討しましょう。
ポイント③乗りたい車種はあるか?
将来的に自分の車になるという観点からも、本当に乗りたいと思う車種を選びたいですよね。国内の全メーカー・全車種を扱っているカーリースも多く、マイカーのように好きな車が選べるのもメリットです。
ただ、車をもらえるカーリースでは全ての車種が対応しているとは限らず、リース会社によっては特定の車種のみに制限しているケースもあります。カーリースを選ぶ際は、いくつかのリース会社を比較して、料金やサービス内容、車種など複数のポイントをチェックしておくのがおすすめです!
ポイント④修理や事故に備えるオプションやパックはあるか?
カーリースの契約には、車両本体の費用や自賠責、各種税金、諸経費などが含まれています。契約プランによってはメンテナンス費用が含まれることもありますが、オプションとして用意されている場合は、別途契約が必要になります。
とくに車がもらえるプランは契約が長期化しやすいので、基本の契約内容にメンテナンスが含まれない場合は、オプション契約も検討しておきましょう。カーリースの月額料金にメンテナンス費用が含まれていれば、いざという時の修理や事故に備えられるので安心です。
車がもらえるカーリースおすすめ4選!
ここからは、車がもらえる・買い取れるカーリースを紹介します。車がもらえるカーリースのおすすめは次の4つです。
- セブンマックス
- コスモmyカーリース
- カーコンカーリース
- MOTA
それぞれのカーリースについて、特徴やおすすめポイントを以下で詳しくみていきましょう!
セブンマックス
月額費用 | 8,800円〜 |
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契約年数 | 3年・5年・7年 |
車がもらえる(買い取れる)条件 | 7年後の「残価+手数料」で買い取って自分の車に |
メンテナンスパックの有無 | オプションで有 |
新車カーリースの「セブンマックス」では、契約から7年後に車を買い取るかどうかを決定できます。また、契約期間中に買取りが必要になった場合も、「残リース料+残価+解約手数料から残りのメンテナンス料金・税金などを差し引いた金額」を支払えば対応してくれます。
セブンマックスでは、サポートやメンテナンスも充実しており、電装系や駆動系のトラブルを最大7年まで保証を延長できる「ジョイカル保証」や、定期点検をカバーする「まごころパック」なども用意しています。
また、セブンマックスの契約者全員に、タイヤのパンクや窓ガラス破損などの修理を補償する、「ジョイカル たすカッター3」がもれなくついてくるのも嬉しいポイントです!
コスモmyカーリース
月額費用 | 16,610円〜 |
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契約年数 | 3年・5年・7年・9年 |
車がもらえる(買い取れる)条件 | 9年の契約満了 |
メンテナンスパックの有無 | オプションで有 |
「コスモmyカーリース」は、コスモ石油が運営するカーリースです。9年の契約満了後に車がもらえるプランを用意しており、国産全メーカー・全車種から好きな車を選べます。
また、3つのメンテナンスパックを用意しており、費用とサービス内容のバランスを見ながら選択できるのも魅力。ガソリンスタンドを事業の一環としていることから、契約中はガソリン・軽油の値引きがサービスとしてついてきます。
ただし、契約期間中に解約する場合には車をもらえないこと、9年契約が少々長めであることの2点に注意が必要です。
カーコンカーリース
月額費用 | 8,140円〜 |
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契約年数 | 7年・9年 |
車がもらえる(買い取れる)条件 | 「もろコミ7」「もろコミ9」のいずれかの契約満了 |
メンテナンスパックの有無 | 基本プランに込み |
業界最安レベルの月額費用のカーリース「カーコンカーリース」には、7年と9年の2種類の契約年数があります。どちらの契約年数も、契約満了後に車がもらえるプランとなっており、さらに契約終了2年前からは車の返却・中途解約にも対応してくれます。
また、もらえる特選車限定として、カーナビやバックアイカメラ、ETCなどのカーアクセサリーセットやメンテナンスパックが月額料金に含まれるのもポイント。もらえる特選車は軽自動車・普通車・商業車が対象で、車種の選択肢も多いので乗りたい車が見つかるかもしれません。
MOTA
月額費用 | 13,310円〜 |
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契約年数 | 7年・9年・11年 |
車がもらえる(買い取れる)条件 | 各プランの契約満了後 |
メンテナンスパックの有無 | オプションで有 |
「MOTA」は、最後に必ず車がもらえる新車カーリースです。どの契約年数を選んでも車の返却はなく、走行制限を心配する必要もありません。メンテナンスはオプションとして別途契約が必要ですが、リース期間に応じた「車検・オイル交換の無料クーポン」がもれなくついてきます。
車種によっては短期納車に対応してくれるので、早く車が欲しい方は納車までの日数が短い車を選択するのもよいでしょう。また、基本的には頭金0円ですが、希望により頭金の支払いやボーナス払いとの併用も可能で、家計と相談しながら支払い方法を選択できます。
まとめ
今回は、車がもらえるカーリースの仕組みやメリットについて解説してきました。
原則7年以上の長期契約が必要となりますが、車を返さなくても良いため「指定の走行距離オーバー」「原状復帰」などの心配がいらない点は魅力的です。とはいえ長期契約が向かない方もいるため、契約前に考慮し検討したうえで自分に合ったサービスを選びましょう。
契約終了時、車をどうするか自由に選べるサービスだと選択肢が広がるので、気になる方はチェックしてみてください。