2021年8月19日 (2021年9月06日 更新)
クルマの安全装備の1つ「ブレーキアシスト」の仕組みとは?自動ブレーキとの違いや搭載車をご紹介
「つい目を放してしまって急ブレーキをかけてしまった」「歩行者や障害物にぶつかりそうになってヒヤッとした」という経験は、ドライバー誰しも一度はあるでしょう。
これまでは安全運転を大前提に、万が一危険な場合はドライバーが急ブレーキを踏んだり、方向転換をしたりして危険を回避する必要がありました。
現在は、「ブレーキアシスト」を搭載した車が増えており、危険を察知してくれるようになっています。今回は、ブレーキアシストの概要やメリット・デメリットなどを詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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ブレーキアシストとは?
ブレーキアシストとは、文字の印象だけで判断すれば、ブレーキをアシストしてくれる機能と理解できるでしょう。
より深く理解するためには、なぜ開発されたのかという歴史・背景、仕組みなどを知っておくのがおすすめです。ブレーキアシストとは何かを詳しく見ていきましょう。
ブレーキアシストの歴史
ブレーキアシストは、車が普及した当初から搭載されていた装備ではありません。車が比較的入手しやすくなり、車社会となったことを背景に、交通事故が起きるようになります。
ドライバーが安全運転を心がけることはもちろんですが、車にも事故を防ぐ機能が求められ、ブレーキアシストをはじめとした安全装置が登場しました。これまではとっさの場面でブレーキを踏み切れなかった場合でも、ブレーキアシストによって少なからず事故防止に効果を発揮しています。
ブレーキアシストの仕組み
ブレーキアシストの仕組みには、コンピュータ制御が大きく関わっています。通常のブレーキでは作動しませんが、ブレーキを踏む強さが一定以上超えた個場合にコンピュータがそれを検知し、ブレーキを補助するという仕組みです。
ブレーキを踏んだことに対して作動するので、まずはブレーキを踏むという動作がドライバーに求められます。
自動ブレーキとどう違うの?
ブレーキアシストと間違えやすいのが、自動ブレーキです。どちらもブレーキに関する装備であり、一見同じもののように思われますが。実際には似て非なるものとなっています。
ブレーキアシストは、ブレーキをアシストする装備であり、ドライバーがブレーキを作動させることが前提です。作動させたブレーキに対して補助することによって、急な場面でも停止できる可能性が高まります。
一方、自動ブレーキは、文字通り自動で作動するブレーキです。車に搭載されたカメラやセンサーなどが危険を察知すると、自動でブレーキがかかります。視認できない危険や反応できないタイミングでも、自動でブレーキをかけることによって事故を回避できるでしょう。
ブレーキアシストはドライバーがかけるブレーキの補助、自動ブレーキは車自身が作動させるブレーキと覚えておくとわかりやすいかもしれません。
ブレーキアシストのメリット・デメリット
ブレーキアシストは、あって困らない装備でありますが、デメリットもあることを見逃してはいけません。さっそく、ブレーキアシストのメリットとデメリットをそれぞれ解説していきます。
ブレーキアシストのメリット
急ブレーキの補助に優れている
事故が起きそうな危険な場面では、ブレーキを十分に踏めない可能性があります。止まり切れないと事故の可能性がありますが、ブレーキアシストを搭載していれば、急ブレーキを補助してより確実に停止できるでしょう。
安定した停車ができる
急ブレーキだけではなく、停車時にもブレーキアシストが活躍してくれます。ブレーキの踏み込みをコンピュータが検知・補助することによって、そのままでも不安定な場合でも、安全に停車できるのがメリットです。
ブレーキアシストのデメリット
ブレーキアシストに頼り集中力が低下する
ブレーキアシストはあくまでブレーキを補助する機能です。装備に頼りすぎてしまうと、ブレーキに対する集中力が低下し、危険な運転をしてしまう可能性があります。
「ブレーキアシストがあるからまだ踏まなくても大丈夫」「多少よそ見をしてもブレーキアシストがあるから止まれる」といった意識は捨て、万が一の場合に助けてくれる装備と認識しておきましょう。
自動ブレーキと間違えてしまう
「ブレーキアシスト=自動ブレーキ」では、決してありません。自動ブレーキと勘違いしてしまうと、ブレーキへの過信と油断が現れる可能性があります。
ブレーキアシストと自動ブレーキは全くの別物ですので、正しく機能を理解した上で運転しなくてはいけません。
NORIDOKIでリースできるブレーキアシスト搭載車
ブレーキアシストを搭載した車種は、各自動車メーカーから販売されています。ブレーキアシストの有無だけで価格が大きく変わることはありませんが、車を購入するとなると決して安い買い物ではありません。
購入が難しい方や初期費用・維持費用を抑えたい方には、カーリースがおすすめです。カーリースでは、定額の月額料金で車を利用できるサービスで、初期費用や追加費用などを心配せずに車に乗り始められます。
NORIDOKIでもブレーキアシスト搭載車をラインナップしていますので、以下の表をご確認ください。
車種・グレード | リース料金 | プラン | オプション |
---|---|---|---|
トヨタ ヤリスクロスZ |
月々32,800円~ (税込) |
3年間リース |
・パノラミックビューモニター ・ブラインドスポットモニター ・スペアタイヤ |
トヨタ ハリアーS |
月々32,800円~ (税込) |
3年間リース | スペアタイヤ |
まとめ
今回は、ブレーキアシストの歴史や仕組みなどを詳しく解説しました。
ブレーキアシストは、ブレーキの力を補助してくれるので、万が一の場面で停止できる可能性が高くなります。停車時にも作動し、安全な停車を実現してくれるでしょう。
一方で、ブレーキアシストを過信したり、自動ブレーキと勘違いしたりするとかえって危険です。正しくブレーキアシストを理解し、搭載車の購入・利用を検討しましょう。