スズキ「スペーシア」が気になっているものの、燃費性能に懸念を持たれている方は多いのではないでしょうか。実際に「燃費が悪い」という評判が一定数あるのは事実です。その反面、特性を理解して選べば非常に経済的な一台となりえます。
購入後に「思っていたのと違う」と後悔しないためには、ご自身の運転環境や求める走りに合ったグレード選びが欠かせません。
本記事では、スペーシアの燃費性能について解説したうえで、悪いと感じる原因と日頃から取り入れられる改善策を紹介します。客観的に評価できるようにライバル車種とも比較しているので、車選びの際の参考としてください。
画像引用:スペーシア|スズキ株式会社
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INDEX目次
スペーシアの燃費をグレードごとに紹介
スペーシアの燃費はグレードや駆動方式によって異なり、WLTCモードとJC08モードそれぞれの数値を以下の表にまとめました。
| グレード | 駆動方式 | WLTCモード燃費(km/L) | JC08モード燃費(km/L) |
|---|---|---|---|
| スペーシアHYBRID G | 2WD | 25.1(23.9※) | 30.4(28.2※) |
| 4WD | 22.4 | 27.5 | |
| スペーシアHYBRID X | 2WD | 23.9 | 28.2 |
| 4WD | 22.4 | 27.5 | |
| スペーシア カスタム HYBRID GS | 2WD | 23.9 | 28.2 |
| 4WD | 22.4 | 27.5 | |
| スペーシア カスタム HYBRID XS | 2WD | 23.9 | 28.2 |
| 4WD | 22.4 | 27.5 | |
| スペーシア カスタム HYBRID XSターボ | 2WD | 21.9 | 26.1 |
| 4WD | 19.8 | 24.7 | |
| スペーシアギアHYBRID XZ | 2WD | 23.9 | 28.2 |
| 4WD | 22.4 | 27.5 | |
| スペーシアギアHYBRID XZターボ | 2WD | 21.9 | 26.1 |
| 4WD | 19.8 | 24.7 |
※括弧内数値は全方位モニター付メモリーナビゲーション・スズキコネクト対応通信機装着車の値です。
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表からわかるとおり、ノンターボの2WD車がもっとも燃費に優れ、ターボや4WD仕様になるほど数値が下がる傾向があります。
グレードごとの燃費差が生まれる背景を、以下の観点から解説します。
- ノンターボ仕様
- カスタムターボ
- スペーシアギア
- ハイブリッドシステムの役割
グレード選びの際の参考としてください。
ノンターボ仕様は燃費面で有利
スペーシアのグレードの中で、燃費面で有利なのはノンターボ仕様です。ターボエンジンのように過給機で空気を圧縮する仕組みがなく、エンジンにかかる負荷を抑えた燃料供給ができるためです。
実際に、スペーシアHYBRID Gの燃費は2WD車で25.1km/L(WLTCモード)です。郊外モードでは26.5km/Lまで伸びるため、通勤や買い物といった日常使いでも燃費を落としにくい特性があります。
燃費を重視して車を選ぶなら、ベースグレードやHYBRID Gなどのノンターボ仕様を軸に検討すると良いでしょう。
ターボエンジンは走りと燃費のトレードオフがある
スペーシアカスタムおよびスペーシアギアのターボモデルは走りの良さを売りにしている反面、燃費性能はやや低めとなっています。ターボは加速力を高める仕組みとして、アクセルを踏み込んだ際に多くの燃料を噴射する制御になっているためです。
実際に、カスタムHYBRID XSターボの2WD車はWLTCモードで21.9km/Lです。ノンターボのHYBRID Gが25.1km/Lであることと比較すると、明確な差があります。
坂道や高速道路の合流で力強い加速を求める方にとっては、燃費とのトレードオフになりがちです。走行性能にこだわりたい方は、多少ながらも燃費面での妥協が必要になると考えておきましょう。
低燃費を実現するマイルドハイブリッドシステムを搭載
スペーシアの燃費性能を実現しているのが、マイルドハイブリッドシステムです。マイルドハイブリッドシステムとは、減速時のエネルギーを利用して発電および充電し、その電力を加速時に使うことで燃料消費を抑制する仕組みです。
また、燃費性能を良好にする他の機能として、減速して約13km/h以下になるとアイドリングストップ機能が作動するようになっています。
このように、エンジンには燃料消費を抑えるさまざまな機能を搭載していることで、高い燃費性能を実現していると言えます。
スペーシアの燃費が悪いと感じる5つの原因
スペーシアの燃費が悪いと感じる場合、主に考えられる原因は以下の5つです。
- 片道15km未満の短距離走行が多い
- 街乗りが中心である
- 夏のエアコンや冬の暖機不足などエンジン負荷が大きい
- 運転中に急アクセルや急ブレーキが多い
- ターボ仕様や4WD仕様など燃費が低くなりやすいグレードを選んでいる
ご自身の使い方に当てはまる項目がないか、確認してみてください。
片道15km未満の短距離走行が多い
目安として、片道15km未満の短距離走行が多いとスペーシアの燃費は伸びにくくなります。エンジンが十分に暖まる前に走行を終えてしまい、暖機に使う燃料の割合が高くなるためです。
例えば、近所のスーパーへの買い物や子どもの送迎など、片道数kmの移動を繰り返す使い方です。
日常的に短距離移動が多い場合は、燃費が伸びにくい環境であるといえます。
街乗りが中心である
街乗りが中心の走行環境も、スペーシアの燃費が低下する要因のひとつです。信号や渋滞のたびに停止と発進を繰り返すため、エンジン回転数が安定せず燃料消費が増えます。
実際に、スペーシアHYBRID Gの市街地モードの燃費は23.1km/Lと、郊外モードの26.5km/Lより低い数値です。通勤や送迎で市街地を走る場面が多いほど、燃費が低いと感じやすくなるでしょう。
夏のエアコンや冬の暖機不足などエンジン負荷が大きい
夏場のエアコン使用や冬場の暖機不足など、エンジンへの負荷が増える場面も燃費の悪化につながります。
エアコンはコンプレッサーを駆動させるためにエンジンの力を使うため、稼働させるほど燃料消費が増えます。冬の暖気不足が燃費の低下につながるのは、気温が低いためにエンジンが適温になるまでの暖機運転に時間がかかるためです。
真夏に冷房を強くかけたまま短距離を走る場合や、冬の早朝にヒーターを入れてすぐ発車する場合などは、燃費が悪化しやすい状況です。
季節による燃費の変動は特性のひとつであり、故障ではない点は押さえておきましょう。
運転中に急アクセルや急ブレーキが多い
急アクセルや急ブレーキが多い運転も、スペーシアの燃費を悪化させる原因になります。急加速はエンジン回転数を一気に上げるために燃料を大きく消費し、急ブレーキは減速時のエネルギーを無駄にしてしまうためです。
信号が青に変わった瞬間に強く踏み込んだり、車間が詰まってから慌てて止まったりする運転は、燃費を悪化させる運転方法といえます。
急アクセルや急ブレーキが多い運転は、日頃の習慣によるものであるため、アクセルとブレーキの操作を丁寧にするだけでも燃費の改善につながるでしょう。
ターボ仕様や4WD仕様など燃費が低くなりやすいグレードを選んでいる
燃費が低くなる傾向にあるターボ仕様や4WD仕様を選んでいることも、燃費への悪影響につながっています。ターボは加速性能を高めるために燃料を多く使う制御であり、4WD仕様は車両重量が増えるため走行抵抗も増す仕組みです。
例えば、HYBRID Gは2WDで25.1km/Lですが、4WDでは22.4km/Lまで下がります。カスタムHYBRID XSターボも2WDの21.9km/Lに対し4WDは19.8km/Lです。
雪道や悪路を走る場面が少ないなら、2WDのノンターボを選ぶことで燃費面の負担を減らせます。購入前にご自身の走行環境を振り返り、必要な仕様を見極めましょう。
4WD仕様の車について詳しくは、以下の記事で解説しています。2WDとの違いやメリット・デメリットがわかるようになっているので、ぜひ参考にしてください。
関連記事:2WDと4WDどう違う?それぞれのメリットと選び方を解説します
スペーシアの燃費を改善するために日常で取り入れられる施策4つ
スペーシアの燃費が気になる方は、以下の施策を取り入れることである程度の改善が見込めます。
- アクセルをゆっくり踏んで加速する
- タイヤの空気圧やオイル交換などのメンテナンスを怠らない
- 不要な荷物を下ろして車重を軽くする
- 高速・郊外走行ではアダプティブクルーズコントロールを活用する
いずれも今日から取り入れられることであり、実践すれば燃費を改善できる可能性があります。ひとつずつ見ていきましょう。
アクセルをゆっくり踏んで加速する
ゆっくりアクセルを踏んで加速する運転は、燃費改善に直結する基本的な運転方法です。急発進はエンジン回転数を急激に上げてしまい、燃料を多く消費することになります。
目安として、発進から時速20km程度までを5秒前後かけてゆっくり加速すると、燃料消費を抑えられます。アイドリングストップシステムと組み合わせれば、市街地でも燃費の落ち込みを緩和できるでしょう。
日常の運転でアクセルの踏み方を意識するだけでも、燃費は変わってきます。
運転方法で燃費の改善を図ることについては、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
関連記事:今スグできる燃費向上テク!運転の工夫やグッズ使用でガソリン代を節約しよう
タイヤの空気圧やオイル交換などのメンテナンスを怠らない
タイヤの空気圧やオイル交換といった日常メンテナンスを怠らないことも、燃費の維持につながります。
空気圧の低下が燃費の悪化につながるのは、走る際に転がり抵抗が増え、エンジンがより多くの力を使うためです。オイルの劣化が燃費に影響するのは、エンジン内部の摩擦が増えて燃料消費が増えることによります。
目安として、月に1回程度はタイヤの空気圧をチェックし、整備説明書に記載された時期にオイルを交換しましょう。日常的な点検を習慣にすることで、燃費の低下を抑えられます。
エンジンオイルの交換について詳しくは、以下の記事で解説しています。ご自身で交換する際のやり方も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
関連記事:エンジンオイルを交換しないとどうなる?交換時期の目安や交換方法を解説
不要な荷物を下ろして車重を軽くする
不要な荷物を降ろしておくことで車両重量が軽くなり、燃費の向上につながります。車両重量が増えると加速時にエンジンがより多くの力を必要とし、燃料消費が増えるためです。
例えば、ゴルフバッグやアウトドア用品、旅行中の荷物などを載せたままにしているケースです。車両重量が数十kg増えるだけでも、日常的な走行では燃費に差が出ます。
荷室に常に物が置いてある状態の方は月に1度程度、車内を見直して不要な荷物を降ろす習慣をつけると良いでしょう。
高速道路や郊外ではアダプティブクルーズコントロールを活用する
高速道路や郊外で走行する際は、アダプティブクルーズコントロールを活用することも燃費改善に有効です。アダプティブクルーズコントロールは一定速度を自動で維持してくれるため、アクセルの踏み込みすぎや不要な加減速が減り、エンジンへの負荷を抑えられます。
ただし、ブレーキを使う機会が多い街中でアダプティブクルーズコントロールを活用すると、事故につながる恐れがあります。活用するのはあくまで郊外や高速道路など、流れがスムーズな道路に留めましょう。
スペーシアの燃費をライバル車と比較するとどうなる?
スペーシアの燃費を同クラスの人気車種と比較してみました。
| 車種 | グレード | 燃費(WLTCモード) |
|---|---|---|
| スズキ スペーシア | HYBRID G | 25.1km/L |
| ダイハツ タント | L | 22.7km/L |
| ホンダ N-BOX | 標準グレード | 21.6km/L |
| 日産 ルークス | S | 21.0km/L |
燃費を比較してみると、スペーシアのほうが他車種よりも優れていることがわかります。ここからは、各車種との違いを詳しく見ていきましょう。
N-BOXとの比較
軽ハイトワゴンで比較されることが多いN-BOXと、スペーシアの燃費には差があります。代表的なグレードのスペックを元に、以下の表で比較してみました。
| 比較項目 | スズキ スペーシア HYBRID G(標準グレード) | ホンダ N-BOX(標準グレード) |
|---|---|---|
| 燃費(WLTCモード) | 2WD:25.1km/L4WD:22.4km/L | FF:21.6km/L4WD:19.4km/L |
| 総排気量 | 657cc(0.657L) | 658cc |
| 車両重量 | 2WD:850kg4WD:910kg | FF:910kg4WD:980kg |
| サイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,785mm(2WD・4WD共通) | FF:3,395mm×1,475mm×1,790mm4WD:3,395mm×1,475mm×1,815mm |
| トランスミッション | CVT | CVT(無段変速・トルクコンバーター付) |
| 販売価格(税込) | 1,530,100円〜2,477,200円(全グレード) | 1,768,800円〜2,581,700円円 (全グレード) |
スペーシアHYBRID Gの2WD車はWLTCモードで25.1km/Lであるのに対し、N-BOXのFF車は21.6km/Lにとどまります。
燃費に差がある要因として考えられるのは、車両重量の違いです。スペーシアの2WD車は850kgと、N-BOXの910kgより60kgも軽く設計されています。
一方のN-BOXは、車両の高さが若干高めとなっています。そのため、こだわるポイントが燃費であればスペーシア、車内空間であればN-BOXと決めると良いでしょう。
参照:タイプ一覧|N-BOX|軽自動車|Honda公式サイト
タントとの比較
同じ軽ハイトワゴン車のダイハツ・タントと比べても、スペーシアのほうが燃費は優れています。両車を比較した表は、以下のとおりです。
| 比較項目 | スズキ スペーシア HYBRID G(標準グレード) | ダイハツ タント(Lグレード) |
|---|---|---|
| 燃費(WLTCモード) | 2WD:25.1km/L4WD:22.4km/L | 2WD:22.7km/L4WD:21.4km/L |
| 総排気量 | 657cc(0.657L) | 658cc |
| 車両重量 | 2WD:850kg4WD:910kg | 2WD:880kg4WD:930kg |
| サイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,785mm(2WD・4WD共通) | 2WD:3,395mm×1,475mm×1,755mm4WD:3,395mm×1,475mm×1,775mm |
| トランスミッション | CVT | CVT(無段変速・トルクコンバーター付) |
| 販売価格(税込) | 1,530,100円〜2,477,200円(全グレード) | 1,485,000円〜2,106,500円(全グレード) |
スペーシアHYBRID Gの2WD車は25.1km/Lであるのに対し、タントのLグレード2WD車は22.7km/Lです。車両重量はスペーシアが850kg、タントが880kgとなっており、30kgの差が燃費にも影響していると考えられます。
一方で、販売価格はスペーシアよりもタントのほうが安値に設定されている点は見逃せません。最安値でタントのほうが5万円ほど安いことから、走行距離次第では総支払費用を抑えられる可能性があります。
燃費はあくまでも判断基準のひとつに留め、販売価格も含めて総合的に判断しましょう。
ルークスとの比較
日産ルークスと比較しても、スペーシアのほうが燃費の面では優位といえます。以下の表で、両車のスペックを確認しましょう。
| 比較項目 | スズキ スペーシア HYBRID G(標準グレード) | 日産 ルークス(S) |
|---|---|---|
| 燃費(WLTCモード) | 2WD:25.1km/L4WD:22.4km/L | 2WD:21.0km/L4WD:18.6km/L |
| 総排気量 | 657cc(0.657L) | 659cc |
| 車両重量 | 2WD:850kg4WD:910kg | 2WD:960kg4WD:1,010kg |
| サイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,785mm(2WD・4WD共通) | 2WD:3,395mm×1,475mm×1,785mm4WD:3,395mm×1,475mm×1,805mm |
| トランスミッション | CVT | エクストロニックCVT(CVT) |
| 販売価格(税込) | 1,530,100円〜2,477,200円(全グレード) | 1,672,000円〜2,348,500円 |
スペーシアHYBRID Gの2WD車は25.1km/L、ルークスSの2WD車は21.0km/Lです。ルークスでも車両重量の違いが燃費に影響していると考えられ、スペーシアが850kg、ルークスが960kgと110kgの差があります。
ルークスの特徴は、全車標準装備としてフロント遮音ガラスやUVカット断熱ガラスが搭載されています。重視するポイントが燃費であればスペーシア、車内環境であればルークスと言えるでしょう。
燃費以外でスペーシアを選ぶ前に確認しておきたいこと
自家用車を選ぶポイントは燃費だけに留まりません。以下の観点も踏まえて検討することで、納得のいく車選びができるようになります。
- 室内の広さと使い勝手
- 安全装備の充実度
- 本体価格
順番に解説します。
室内の広さと使い勝手
スペーシアが燃費以外で評価されているポイントが、使い勝手の良さと室内の広さです。
両側スライドドアを採用し、狭い場所でも乗降できる設計になっています。子どもの送迎や荷物の積み下ろしなど、日常のさまざまな場面で使い勝手の良さを実感できるでしょう。
軽自動車の中でも室内空間を重視するなら、燃費と合わせて比較検討する価値があります。
安全装備の充実度
安全装備の充実度も、燃費と同等以上に重要なポイントです。スズキセーフティサポートをはじめとした予防安全機能が搭載されており、衝突回避や被害軽減に役立ちます。
子どもの送迎や家族での外出が多い場合、安全装備の有無は運転中の心理的な負担軽減につながります。グレードによって搭載される機能が異なるため、あらかじめ装備内容を確認しておきましょう。
本体価格
車を保有するうえで費用の中心を占めるのは、燃費などのランニングコストではなく本体価格です。燃費差で節約できる金額は年間で数千円から数万円程度にとどまる一方、グレード選びによる価格差は数十万円の差が生じることもあります。
実際に、スペーシアの価格帯は1,530,100円から2,477,200円までグレードによって幅があります。
購入する際は燃費だけでなくあらゆる要素を比較したうえで、グレードを選ぶようにしましょう。グレード選びに迷われる方は、ご自身にとって必要と思える機能を明確にし、それを元に判断することをおすすめします。
スペーシアの燃費に関するよくある質問
ここからは、スペーシアの燃費に関するよくある質問に回答していきます。
Q.現行モデルと旧型ではどちらが燃費に優れていますか?
現行モデルのほうが、旧型よりも燃費に優れています。燃費性能が向上した要因は、軽量化技術のHEARTECTが導入されたりマイルドハイブリッドシステムの採用が進んだりしたためです。
車両重量が軽くなるほど、加速や坂道走行で必要な燃料が減り、燃費全体の向上につながります。旧型からの乗り替えを検討している方は、現行モデルの燃費性能も確認しておきましょう。
Q.冬になると急に燃費が悪くなる理由を教えてください
エンジンの暖機に時間がかかることに加え、ヒーターの使用量が増えるためです。
気温が低いとエンジンが適温になるまでの時間が長くなり、その間は燃料を多く使う燃焼状態が続きます。ヒーターの熱源にはエンジンの排熱を利用しているため、稼働させるほどエンジンへの負荷も増します。
暖機やヒーターの影響による燃費低下は、車両の不具合ではなく季節による自然な変動です。冬場に燃費が下がったとしても、故障を疑う必要はありません。
Q.パワーモードにすると燃費はどれくらい変わりますか?
パワーモードを使うと、通常時より燃費が下がる傾向があります。
パワーモードはスペーシアカスタムHYBRID XSターボに搭載されています。エンジンとCVTの制御を変更し、モーターアシストを強めることで力強い加速を生み出す仕組みです。
坂道や高速道路の合流など、加速力を必要とする場面で活用するモードのため、通常より燃料を多く消費します。普段の街乗りではパワーモードの使用を控え、通常モードで走ると燃費を維持できます。
Q.燃費が急に悪くなったときはどのようなことを確認すればいいですか?
タイヤの空気圧やバッテリー、オイルの状態を確認してみてください。
空気圧が低いと転がり抵抗が増え、バッテリーが劣化するとハイブリッドシステムのアシスト力が低下します。オイルが汚れると、エンジン内部の摩擦が増えて走行時の負荷が大きくなります。
上記の部分をチェックしても改善しない場合は、販売店やディーラーでの点検を受けてみてください。
スペーシアの燃費は同等車種の中では高水準!走り方には気を付けて
スペーシアの燃費は2WD仕様で25.1km/Lと、ライバル車と比べて高い水準にあります。
一方で、ターボや4WDといったグレードは燃費が低めになります。そのため、燃費にこだわりたい方にとってグレード選びが重要な要素です。
短距離走行や街乗り中心の使い方、急なアクセル操作をすると燃費は伸びにくくなります。燃費の悪化を感じている場合は、運転方法や日常のメンテナンスを見直すことで改善が見込めるでしょう。
とはいえ、車選びで重要なのは燃費だけではありません。室内空間や安全装備、本体価格も含めて総合的に判断すると、ご自身がスペーシアを選ぶべきか否かが明確になるでしょう。
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