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車の維持費

2021年10月5日 (2021年10月08日 更新)

任意保険はなぜ必要?加入すべき理由や補償内容について

任意保険はなぜ必要?加入すべき理由や補償内容について

これから車を持つ予定がある人は、任意保険の加入もしっかり考えていますか?

任意保険は「任意」とあるだけ加入を強制されることはありませんが、車を持つ人は必ず加入しておくべき保険だと言えるでしょう。

とはいえ、「自賠責に入っているのになぜ任意保険まで必要なの?」「任意保険の補償内容がイマイチ分からない」などと考える人もいるかもしれません。

そこで今回は、任意保険に加入すべき理由や任意保険の補償内容について、詳しく解説していきます。

任意保険とは

任意保険とは

車における任意保険は、加入が義務付けられている自賠責保険では補えない部分を賄うための保険となります。

「任意」なので、加入するもしないもドライバー次第。また、補償の範囲や補償額なども比較的自由に決めることができます。保険会社も自由に選ぶことができるため、保険料の安さで選んだり、特有のサービスを重視したりと選び方も人それぞれでしょう。

基本となる補償は、どの保険会社においても同じとなりますが、保険料の設定の仕方は会社ごとに違いがあり、それに加え特約やサービスなどにより工夫を施し、それぞれの会社で差別化を図っています。

任意保険の必要性について

任意保険の必要性について

「任意なので必要ないのでは?」と思う人もいるかもしれません。
ですが、万が一のことを考えると、任意保険には必ず加入しておくべきであると言えるでしょう。

損害保険料算出機構の「2020年3月末 自動車保険の概況」によると、対人賠償の普及率は「75.0%」、対物賠償の普及率は「75.1%」でした。

これに共済の加入率を加えると「88.3%(対人賠償の普及率)」と、全体の約9割が自賠責以外の保険に加入していることが分かります。

同統計によると任意保険の加入率は年々増加傾向にあり、自動車保険の必要性が重要視されつつあると言えるでしょう。

参考:損害保険料算出機構

事故を起こす可能性はゼロではない

どんなに気を付けて運転していたとしても、事故を起こす可能性は十分にあり得ることです。
近年、車自体の安全性能も上がってきてはいますが、それでも避けられない事故や、もらい事故などの可能性もあるでしょう。「自分は大丈夫だ」と過信せず、万が一に備えておくことが大事だと言えます。

自賠責保険はあくまでも「他人」への損害が対象

中には「自賠責に加入しているから問題ない」と考えている人もいるでしょう。
ですが、自賠責保険はあくまでも「他人の身体の損害」に対してしか補償の対象となりません。

つまり、相手のケガや死亡に対する補償のみとなり、相手の車や、自分に対してはまったく補償がありませんので、自賠責保険の加入で安心している人は注意が必要です。

自賠責保険だけでは請求額が足りない事もある

相手が死亡してしまった場合は3,000万円、後遺障害では程度により75万~4,000万円までなどと、補償額には限度があり、自賠責保険の補償だけではまったく足りないケースもあるでしょう。また、支払い基準も任意保険より厳しいため、過失割合によって減額されてしまうなど、補償を十分に受けられない可能性が十分にあり得ます。

こうしたことから任意保険は、自賠責保険の上積みとして非常に重要な補償となるのです。

任意保険の主な補償内容

任意保険では具体的にどのような補償が受けられるのでしょうか。
ここでは任意保険の主な補償内容について一つずつ解説していきます。

相手への補償(賠償責任保険)

事故により、相手の身体や物・車に対して損害を与えた場合、以下の2つの保険によってそれぞれ相手に対する賠償金の補償が受けられます。
保険の基本の部分でもあり、賠償責任保険は絶対に必要な補償とも言えるでしょう。

対人賠償保険

運転中に、歩行者や他の車にぶつかってしまい「他人を負傷させた」「死亡させた」などといった場合に、自賠責保険だけでは賄いきれない部分を補償してくれる保険です。
賠償額は億単位と大きくなることが予想されるため、基本的に保険金額は「無制限」と設定するのが一般的です。

原則「他人」への損害賠償が補償の対象となっておりますが、記名被保険者の家族にあたる人(配偶者、子、父母など)は対象外となっています。つまり、ここで言う「他人」とは自分以外の人を全般的に指しているわけではありませんので注意しましょう。

対物賠償保険

車の運転中に衝突事故を起こした場合、相手の車や公共物など「財物」に対しての損害賠償責任を負う際に補償される保険です。
自賠責保険では物に対しての補償はないので、対物賠償保険に関しても保険金額は「無制限」とするのがおすすめです。

こちらも、記名被保険者本人、またはその家族にあたる人に対しては対象外となっています。例えば「自宅に車をぶつけてしまった」というような場合、こちらの保険では補償がおりませんので注意が必要です。

自分への補償(傷害保険)

自分や自分の家族への補償は「傷害保険」として、全部で4種類に分類されています。一つずつ特徴を見ていきましょう。

人身傷害保険

自分や自分の家族が事故にあったとき、実際に生じた損害について補償される保険です。
補償範囲は主に「契約中の車に搭乗中のみ」か「それ以外の事故も対象」の2タイプに分かれます。保険金額は3000万円または5000万円と設定するのが一般的です。
生命保険や医療保険など、加入中の別の補償も考慮して保険金額の設定をすると良いでしょう。

搭乗者傷害保険

契約中の車に乗車中、事故により負傷もしくは死亡してしまった場合に死亡保険金、後遺障害保険金、医療保険金のいずれかの、あらかじめ定められた保険金が支払われるのが「搭乗者傷害保険」です。
人身傷害保険と似ている部分がありますが、保険金が支払われるタイミングと保険金の仕組みについて異なり、損害額が確定していなくても保険金を受け取れるのが特徴です。
基本的には人身傷害の上乗せとして考えると良いでしょう。

自損事故保険

走行中の単独事故において、運転者や搭乗者が負傷もしくは死亡してしまった場合に、それぞれ定額の保険金が補償される保険です。

単独で物損事故を起こした場合、物に対しての補償は「対物賠償保険」で賄えますが、自分や搭乗者がケガを負った場合の補償はなく、単独のため自賠責保険の補償も下りません。

そういったケースで役に立つのがこの保険となっています。

自損事故保険は自動的に付帯されているケースが多いので、契約の際には契約内容をよく確認すると良いでしょう。

無保険車傷害保険

保険に入っていない車との事故により、死亡または後遺障害を被った場合、加害者から十分な補償を受けられないときに保険金を受け取ることができる仕組みの保険です。
ひき逃げ事故で相手が分からない場合にも、この保険が適用されます。

こちらも原則として自動車保険に自動付帯されているケースが多いので、契約前に内容を確認してみてください。

車の補償(車両保険)

契約した車が事故や盗難などの被害にあった場合、車両に対しての被害額を補償されるのが車両保険です。
保険金額の設定は、契約時の車両の時価想定額で決められます。
新車の場合、車両価格とほぼ同等額となり、2年目以降は中古車市場価格をもとに保険金額が更新され、その分保険料も少しずつ下がっていく仕組みとなっています。

車両保険を付帯するとその分保険料が上がるため、つけるかどうか悩ましいですが、判断の基準は「万が一の場合、車を買い替えるか修理して乗り続けるか」がポイントとなるでしょう。
例えば新車で購入した車には車両保険を付帯していても、購入から数年が経ち、古くなった車に対しては車両保険を外すのが一般的となります。

購入からの年数が経つほど補償額が低くなるため、保険金だけでは修理費用や買い替え費用が賄えないケースもあります。車両保険は補償額と保険料のつり合いが取れているかどうかで付帯するか見極めるのが重要だと言えるでしょう。

少しでも任意保険料を安くするには

少しでも任意保険料を安くするには

任意保険は、自賠責保険では賄いきれない部分を補う保険ですが、補償をつけた分だけ保険料は高くなってしまいます。また、若い人ほど保険料が高くなってしまうのも、加入するかと頭を悩ませる問題点ともなるでしょう。

少しでもコストを下げたいと考えている人へ、保険料を安くするためのポイントを3つご紹介していくのでぜひ参考にしてみてください。

なるべく相見積りをする

保険料は条件や保険会社によっても異なるため、いくつか見積もりを取るのがおすすめです。ネット上では一度必要な情報を入力すれば、一括で複数の保険会社から見積もりを取ることができます。何社もの保険内容と比較でき、保険料の安さだけでなく、補償内容もより自分に合ったものを見つけることができるでしょう。

ダイレクト型も検討する

代理店の自動車保険は、複雑な保険内容を対面で詳しく教えてもらえたり、万が一のとき担当者が事故対応をしてくれたりなどのメリットはありますが、その分保険料は割高となってしまいます。
ダイレクト型なら、ネット上で契約が完結。代理店を通さず直接保険会社とやり取りができるため、その分保険料を安く済ませることができます。

最近では事故時の対応も代理店型とさほど変わりがないと言われており、満足度も高い傾向にあります。
とにかく保険料を抑えたい人は、ダイレクト型を検討すると良いでしょう。

割引を利用する

保険会社によっては、ネット上で契約することで割引が適用されるケースも増えています。
また、保険契約の満期日よりも数カ月早い契約で受けられる「早期契約割引」や、保険証券を発行しない(ネット上で確認可能)ことによる割引、さらに「エコカー」や「ASV(自動ブレーキ」など車両の性能によって割引を受けられる保険も販売されています。

割引制度に関しては保険会社ごとに異なりますが、これから新車の購入を考えている人は、エコカーなど保険料の割引が受けられる車を選ぶとおトクになるでしょう。

任意保険の特約やその他サービスについて

任意保険の特約やその他サービスについて

基本的な補償に加え、特約をつけ足すことでさらに充実した補償を受けることができます。主契約では賄いきれない部分を特約で補償の上乗せをするイメージです。
また、特約以外では保険会社ごとに受けられる独自のサービスも、保険を選ぶ際のポイントとなるかもしれません。
ここでは、特約とサービスについてポイントや特徴を解説していきます。

任意保険の特約

代表的な特約としては「運転者限定特約」「運転者年齢条件特約」や、「弁護士費用特約」「ファミリーバイク特約」などが一般的によく付帯される特約でしょう。
特約は、使用しても等級が下がらないため安心なのと、比較的安い金額で付帯することができるのが特徴ですが、あくまでも基本補償に付け加える物であり、特約のみの契約はできません。

特約により補償内容をさらに充実させたり、逆に運転者や運転者の年齢など補償範囲を限定して保険料を安く調整できたり、特約によって契約内容を自分好みにカスタマイズすることができます。

ロードサービスがあるとトラブル時も安心

「ロードサービス」がついていると、いざというときにも安心です。
ほとんどの保険会社において、ロードサービスが自動付帯されていますが、中にはロードサービスの費用を負担するといった特約などもありますので、検討している保険会社がどのようなサービスを提供しているのかは事前に確認しておくと良いでしょう。

同じ保険でも、保険会社によってサービス内容には多少の差があるので、それぞれじっくり比較し、検討することをおすすめします。

安全なカーライフのために任意保険に加入しましょう

安全なカーライフのために任意保険に加入しましょう

万が一に備えて、任意保険に加入しておくことはドライバーのマナーであるとも言えるでしょう。費用がかさむことを考えると、保険は非常に高い出費にも思えますが、車の運転は特に事故が起こるリスクが高まるため、備えは必須となります。

「自分は安全運転をしているから大丈夫」と思っていても、絶対に事故が起こらないとは断定できません。
より安心で安全なカーライフのためにも、任意保険に加入することを強くおすすめします。

まとめ

今回は、車の購入を検討している人に向けて、任意保険に加入すべき理由や任意保険の補償内容について、詳しく解説してきました。

任意保険は、自賠責保険では賄いきれない補償を受け持ってくれる、重要な役割を果たす保険ですので必ず加入するようにしましょう。

特約をつければより自分に合った保険にカスタマイズすることもできますが、補償範囲を広げるほど保険料は高くなってしまいます。
また、保険料は若い人ほど高額となる傾向にありますが、その場合は補償範囲を限定したり、割引を利用したりするなどして、保険料を抑える工夫をぜひ試してみてください。

万が一に備えて充実した補償を持ち、安心・安全なカーライフを送れると良いですね。

ジョイカルのカーリースならサポカー対応車も充実

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サポカーとは、「安全運転サポート車(セーフティサポートカー)」のことで、衝突被害軽減ブレーキや踏み間違いによる急発進抑制機能などの安全技術を搭載した車のことを指します。サポカーは事故発生率が低くなることが予想され、保険料が割引となる保険商品もあるので、新車の購入時にはぜひ注目しておきたい機能です。

ジョイカルのカーリースなら、サポカー対応車も充実のラインナップです。

ぜひ、ジョイカルのカーリースで安心安全なカーライフを叶えてみてはいかがでしょうか。

WRITER筆者

橋本 敏弘 (はしもと としひろ)株式会社ジョイカルジャパン マーケティング本部 宣伝・広報・販促ユニット所属

資格・免許
・普通自動車免許
・大型自動二輪免許
・二級自動車整備士(ガソリン・ディーゼル)
・自動車検査員
・自動車保険募集人
略歴・職歴
自動車整備専門学校卒業後、2級自動車整備士資格取得。千葉県某日産系ディーラーにて整備士として6年、営業として1年勤務。その後、コバック加盟店の地元自動車修理工場にて3年勤務。この期間中に自動車検査員資格も取得後、退社。そして、現在は株式会社ジョイカルジャパンにて新車業販部を経て、マーケティング本部 宣伝・広報・販促ユニットで活躍中。
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自動車整備の資格を活かし、販売のことから日頃のクルマのメンテナンスのことを中心に、幅広くみなさまへお伝えできたらと思っております。

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