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車の維持費

2026年10月9日 (2026年10月09日 更新)

車検か買い替えかで迷ったら?車検前に買い替えるメリットと判断基準

車検の見積もり額を見て高額だったとき、次の車の購入費に充てたほうがいいのではないかと、迷う方は多いでしょう。車検費用が高額な場合、以後乗り続けたとしても維持費がかかり費用負担が大きくなると考えられます。

維持費を抑えるために、今の車を売却して乗り換えるのも選択肢のひとつです。

本記事では、車検と買い替えの判断基準をタイミング別に紹介し、車検前に買い替えるメリットと注意すべきポイントを解説します。今の車をどうすべきか判断できるようになるので、ぜひご一読ください。

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車検と買い替えはどちらを選ぶべき?タイミング別に見る判断基準を紹介

車検と買い替えの判断は、その車が初めてナンバーを取得した初度登録からの年数によって判断が変わります。車の査定額は、年数に応じて下落する傾向があるためです。

ここからは、初度登録から3年目・5年目・7年目における判断基準について解説します。

3年目は高額な買取りを狙える

初回の車検を迎える3年目は買取価格が高く残りやすいことに加え、車検を通さずに手放せるので、手元にお金が残りやすいです。新車登録から3年ほどであれば、走行距離が短く年式も新しい状態で査定に出せます。


売却額を元手に次の車の頭金に回せば、買い替え時の費用負担を軽減できます。

ただし、ローンを組んでいる場合は購入から3年では残債が残っている場合も多いです。買い替え時もローン契約にすると残債分も上乗せされ、返済額が高額になる可能性があります。

ローンが残っている方は、購入後の支払方法もシミュレーションしたうえで、購入するかどうかを判断しましょう。

5年目は車検費用と売却額が釣り合い判断が割れる

2回目の車検にあたる5年目は、車検費用と売却額が近づくため、判断が割れやすい時期です。買取価格は下がり始めるものの、交換が必要な部品はまだ限られています。


5年目の車検見積もりに含まれる費用は、以下のとおりです。

  • 自動車重量税や自賠責保険料
  • 車検の基本料と整備費用
  • 部品の交換費

部品の交換費次第で、車検費用は大きく変動します。交換する部品がバッテリーやワイパーに収まるなら、通して乗り続けても維持費の負担は軽く済ませられるでしょう。

エンジン回りなど、機関部の部品を交換する必要性がある場合は、以後の維持費が高額になる可能性があります。その場合は、買い替えを視野に入れるのも良いでしょう。

7年目以降は修理費が増えて買い替えを検討する余地あり

7年目以降の車検は修理費が加わりやすく、買い替えを検討する余地が広がります。タイヤやバッテリー、ブレーキの交換時期が重なるために、車検費用が膨れ上がることも考えられます。


実際に、車検と同じタイミングで消耗品の交換および修理をしたとしても、次の車検でも同額もしくはそれ以上の出費は避けられないでしょう。7年目の買取価格はまだ下がり切っておらず、売却額で車検費用を相殺できる可能性が残っています。


車検の見積もりと並行して、売却時の査定を取ったうえで、どちらにするか判断すると良いでしょう。

車検前に車を買い替えるメリット

車検前に車を買い替えるメリットは、以下の3つです。

  • 車検費用がまるごと不要になる
  • 部品交換の負担が重くなる前に手放せる
  • 次の2年間に縛られず乗り換え時期を決められる

順番に見ていきましょう。

車検費用がまるごと不要になる

車検を受ける前に手放せば、費用は発生しません。車検では税金と自賠責保険料に加え、基本料や部品交換費が上乗せされます。税金と自賠責保険料だけでも、以下の金額が必要です。

項目普通車(車両重量1.5t以下・13年未満)軽自動車(13年未満)
自動車重量税(継続検査2年分)24,600円6,600円
自賠責保険料(2026年10月31日以前)17,650円17,540円
自賠責保険料(2026年11月1日以降に始まる契約)18,560円18,660円
税金と自賠責保険料の合計(2026年11月1日以降)43,160円25,260円

2回目以降の車検はブレーキパッドやバッテリーなど部品の交換が重なりやすく、見積もりがさらに膨らみます。車検を通さずに乗り換えれば、この上乗せ分の費用負担もまとめて避けられます。


車検の見積もりだけで判断ができない場合は、売却時と比較できるように車の査定を受けておきましょう。

参照:自動車重量税額について|国土交通省
参照:自賠責保険基準料率表|損害保険料率算出機構

部品交換の負担が重くなる前に手放せる

買い替えを車検前に済ませると、交換費用を支払わないまま次の車へ移れます。

走行距離が伸びるほどタイヤやバッテリー、ブレーキの交換時期が重なりやすくなります。車検の時期に交換対象となりやすい部品は、以下のとおりです。

  • 溝が減ったタイヤ4本
  • 3年以上使ったバッテリー
  • 摩耗したブレーキパッド

実際にタイヤ4本とバッテリーを同時に交換すると、部品代だけで数万円の出費になります。消耗品を交換した直後に売却するとしても、交換費用が査定額に上乗せされるとは限りません。


車の乗り換えを検討している方は、判断するまでは部品の交換を先延ばしするのも良いでしょう。

次の2年間に縛られず買い換え時期を決められる

車検を通すと次の満了日まで2年間は乗り続ける前提になるのに対し、車検前に買い替えれば、乗り換える時期をご自身で選べます。


例えば、決算期にあたる3月や9月は販売店が値引きに応じやすく、条件を引き出しやすい時期です。家族が増えるタイミングやモデルチェンジの発表に合わせて乗り換えるのも良いでしょう。

値引き条件や納期を比べてから決められるため、支払総額を抑えやすくなります。車を持たずにカーシェアやレンタカーなどで工面する選択肢もあります。

車検満了日の3ヶ月ほど前から情報を集めておくと、納得のいく決断をしやすくなるでしょう。

ただし、今の車を先に手放すと、次の車が納車されるまで車を持たない期間が生じる可能性があります。売却日と納車予定日を照らし合わせ、空白期間ができるなら代車やレンタカーで補う前提で計画を立てましょう。

車検前に車を買い替える際に注意すべきポイント

車検前の買い替えにはメリットがある一方で、期限に追われた状態で決めると条件の悪い買い物になる恐れがあります。注意すべきポイントは、以下の2つです。

  • 車種選びの時間がなく妥協する
  • ローン残債があると新しい車の支払いに上乗せされる

順番に解説します。

車種選びの時間がなく妥協する

車検満了日までに決めようとすると、在庫のある車から選ぶことが考えられます。状況によっては、希望のグレードや色を諦めなければなりません。


中古車の場合、同じ条件の車がいつでも見つかるとは限りません。販売店の在庫は日ごとに入れ替わるため、探し始める時期が結果を左右します。


車検満了日を2〜3ヶ月前から把握しておけば、車種を比べる時間は確保できます。車検のタイミングで乗り換えの選択肢を持っている方は、前もって車検満了日を把握しておきましょう。

ローン残債があると新しい車の支払いに上乗せされる

今の車のローンが残っており、売却額がローン残高を下回る場合は、新しい車の支払いに上乗せされます。査定額が30万円で残債が50万円残ったままなら、差額の20万円が次のローンへ回ります。


現時点での残債がわからない方は、以下の方法で確認しておきましょう。

  • 購入した販売会社
  • 契約中の信販会社
  • ローン契約書の残高欄

残債を把握しておくことで、買い替え時の資金計画を立てやすくなります。

車検が近い時期に乗り替えを進める手順

車検が近い時期に買い替える場合、以下の流れで進めます。

  1. 車検の見積もりを取る
  2. 今の車の売却額を調べて買い替えを判断する
  3. 買い替える車種を選定する
  4. 納期を確認してから契約する

適切に判断するための参考としてください。

1.車検の見積もりを取る

買い替えの検討は、車検の見積もりを取るところから始まります。車検は満了日の1ヶ月前から受けられるため、2〜3ヶ月前には見積もりを取っておきましょう。


税金と自賠責保険料は車種と車両重量で決まるため、依頼先を変えても金額は動きません。差が出るのは、車検の基本料と部品交換費の部分です。


実際にディーラーと車検専門店で見積もりを取ると、整備の範囲や部品代の違いが金額に表れます。総額と内訳を並べて確認すると、買い替えとの比較材料になります。

2.今の車の売却額を調べて買い替えを判断する

車検の見積もりが出たら、今の車の売却額を調べて買い替えを判断します。販売店の下取りだけでなく、買取店の査定も取ると上限額を把握できます。


査定額を調べる手段は、以下のとおりです。

  • 販売店での下取り査定
  • 買取店への持ち込み査定
  • 一括査定サイトの利用

査定額が高額であれば、買い替えが選択肢に入ります。一方で、車検費用が低額で済めば車検を通して乗り続ける選択も残ります。


迷ったときは、見積もり額と査定額の差を数字で並べてみましょう。

3.買い替える車種を選定する

買い替える車種は、今の使い方に合わせて選び直します。車検のタイミングは、サイズや燃費が生活に合っているかどうかを見直すきっかけにもなります。

車種を選ぶ際は、候補を2~3台ほど挙げておきましょう。新車の場合、人気車種であれば納車までに6ヶ月以上かかることも珍しくありません。候補が複数あれば、納期の都合が合わないときも選び直せるでしょう。


家族構成や走行距離を書き出しておくと、候補を絞り込みやすくなります。

4.納期を確認してから契約する

契約を結ぶ前に、納車予定日が車検満了日を過ぎないかどうかを確認します。実際に注文生産となる新車では、契約から納車まで3ヶ月以上かかるケースが多いです。

納車が間に合わない見込みなら、契約前に代車の利用可否を相談しておきましょう。納期の確認を後回しにすると、車検満了日に間に合いません。


契約前に、納車予定日が車検満了日の前になっているかを書面で確認してください。

買い替え以外で車検のタイミングで今の車を手放した後に取れる選択肢

車検のタイミングで今の車を手放しても、次の車を買う以外の持ち方があります。乗る頻度が下がっているならカーリースやカーシェア・レンタカーなど、あえて保有しない選択も候補になります。

買い替えを含めた3つの形式の特徴を、以下の表にまとめました。

項目買い替えカーリースカーシェアやレンタカー
初期費用頭金や諸費用が必要頭金なしで開始入会金や登録料のみ
車検の手配2年ごとに自分で手配月額料金に込み不要
税金や自賠責保険料自分で負担月額料金に込み不要
車の所有権自分リース会社事業者
向いている乗り方毎日乗る毎日乗るが管理は任せたい週末や短時間だけ乗る

ここからは、カーリースやカーシェア・レンタカーの特徴について解説します。

カーリースを利用する

車検のタイミングで選べる乗り換えの選択肢のひとつが、カーリースです。カーリースの特徴は、月額料金に維持費をまとめて含められることです。以下の費用が月額料金に含まれるので、家計管理が楽になります。

  • 税金
  • 自賠責保険
  • 任意保険
  • 車検費用
  • メンテナンス費 など

なお、プランによって月額料金に含まれる費用は異なるので、利用する前に確認しておきましょう。頭金なしの契約なら、初期費用をかけずに新車へ乗り換えられます。

実際にジョイカルでは2025年6月に、ディーラー購入からカーリースに切り替えた理由を110名の方に聞いたアンケートを公表しました。その結果、61.8%が「維持費がコミコミだったから」、60.0%が「毎月の支払いが予測しやすいから」となりました。

参照:【所有から利用へ|ディーラー購入からカーリースへ切り替えた理由を調査】6割以上が「維持費がコミコミ」「支払いの予測しやすさ」を理由にカーリースを選択!|ジョイカルジャパン

デメリットは、契約期間中の中途解約には違約金がかかり、走行距離の上限も設定されることです。長距離を走る機会が多い方は走行距離上限を意識しないと、総額で見ると割高になる恐れがあります。

実際に2025年8月にジョイカルが実施したカーリースの支払総額に関する調査でも、50.5%の人が「支払総額を詳細に計算せずに契約している」と回答しています。

参照:【車のリース契約者に調査|「月額払い」の落とし穴が判明】50.5%が「支払総額」を詳細計算せず契約!契約後に想定超えの総額負担を実感する人が続出

この結果より、カーリース契約者の多くは当初の想定よりも高額な費用を支払っていると考えられます。とはいえ、事前に追加料金が発生する条件を把握しておけば、総額が高額になる事態を防げるようになります。

契約内容を把握する必要はあるものの、車を管理する手間を減らせるようになるのは大きなメリットです。車の買い替えを機に、候補に入れてみてください。

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カーシェアやレンタカーを利用する

車を保有しない選択として、カーシェアやレンタカーの利用も候補になります。保有しなければ車検や税金、保険料、駐車場代など、車にかかる支出はすべて不要です。


買い物と週末の外出だけなど、車に乗る機会が少ないほど、サービス利用料が維持費を下回ります。1ヶ月間の走行距離が短く、また乗車日数が少ないほど、保有し続けるケースと比べて総額を抑えられます。

カーシェアやレンタカーといった、車を持たないライフスタイルを検討している方は、まずは車に乗る回数と使用用途を洗い出すことから始めてみましょう。

カーリースやカーシェア、レンタカーの違いについては「カーリース・レンタカー・カーシェアの違いを解説」の記事で詳しく解説しています。ご自身にとって適したカーライフを選ぶための参考としてください。

参考:カーリース・レンタカー・カーシェアの違いを解説

買い替え時に納車が車検満了日に間に合わないときの対処法

買い替えを決めても、納車が車検満了日に間に合わない場合があります。車検が切れると公道を走れなくなるため、満了日をまたぐ前に対処しなければなりません。

具体的な対処法は、以下の2つです。

  • 販売店の代車を借りる
  • 即納車や中古車から選び直す

車検を通さずに車を手放すための参考としてください。

販売店の代車を借りる

販売店によっては、納車までの期間中に代車を無償もしくは低額で提供してくれる場合があります。


車検満了日をまたぐ見込みが立った段階で相談すると、手配が間に合いやすいです。代車を借りられると今の車を先に売却でき、車検費用の支払いが発生しません。


仮に納車が当初の予定日よりも遅れるとしても、代車があれば通勤や送迎を続けられます。ただし、代車の台数は店舗に限りがあるうえに、そもそも対応していないこともあります。


納車が車検満了日を跨ぎそうな場合は、契約前に代車の可否と費用を確認してください。

即納車や中古車から選び直す

納車を急ぐ場合は、在庫として登録済みの車や中古車へ候補を広げるのも選択肢のひとつです。登録済み未使用車や中古車であれば、契約から数週間で納車される場合があります。


実際に、販売店の在庫に希望の色やグレードが残っていれば、車検満了日に間に合わせやすいです。新車にこだわらない方であれば、選び直しで納期の問題を解消できます。


車検が切れた車は公道を走れず、引き取り時に積載車を呼ぶ必要があります。間に合う車が見つからない場合は、車検を通してからあらためて乗り換えましょう。

車検前の買い替えは「見積もりが車の価値を超えるか」で決まる

車検はまとまった費用がかかることから、車を買い替えるきっかけとなります。車検費用が高額であれば、思い切って乗り換えたほうが維持費をはじめとした費用負担が軽く済むこともあります。


車検を通した後に売却しても費用を回収できる見込みは薄いため、売却を決めているなら通す前に動きましょう。


納期の確認だけは早めに進め、間に合わないときは代車や在庫車で調整します。車検の満了日を確認したうえで、見積もりと査定を並べてみてください。

車検のタイミングで乗り換えを検討しているなら、カーリースも選択肢のひとつです。毎月一定の月額料金で利用でき、サービスによっては初期費用もかからないため、費用負担なく乗り換えが可能です。

ジョイカルのカーリースは、利用者様のニーズやライフスタイルに応じてサービスを提供しております。最短3年から利用でき、車種も豊富に取り揃えております。気になる車種がある方は、気軽にお問い合わせください。

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WRITER筆者

土田 崇央 (つちだ たかひさ)

資格・免許
・ファイナンシャルプランニング技能士2級
・AFP認定者
略歴・職歴
2020年よりライターとして活動開始。
2026年現在はディレクターとしても活動しています。
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栃木県宇都宮市在住。家族ができたことをきっかけに新車のシエンタを購入。
長距離ドライブが好きですが、普段は在宅勤務のため年間走行距離は6,000km程度です。

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