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カーライフ

2023年2月7日 (2023年2月09日 更新)

雨の日の運転は危険が多い!事故を回避するための5つの対策とは

雨の日の運転は危険が多い!事故を回避するための5つの対策とは

雨の日は、神経を使うので運転するのがちょっと怖い。そう思っているドライバーは少なくありません。特に初心者や、たまにしか運転をしない方は不安を覚えることも多いでしょう。

また、雨の日ほど車のトラブルが増えるともいわれています。ではなぜ雨の日の運転は怖いのか、事故が増えるのはなぜなのか、今回は、雨の日の運転について、気を付けるべきポイントや、雨ならではの起こりやすいトラブルや原因などについて解説します。また、トラブルを回避するためにはどのようなことに気を付ければいいのかについてもご紹介します。

雨の日の運転は危険?事故件数が約4倍になるというデータも

雨の日の運転は危険?事故件数が約4倍になるというデータも

晴れの日と雨の日、どちらの方が、運転が危険なのか? このようなデータがあります。

https://www.shutoko.co.jp/~/media/pdf/corporate/company/press/h30/06/06_besshi.pdf

引用:『晴天・雨天別での1時間当たり交通事故件数を算出すると、晴天時は1.06(件/時間)、雨天時では4.00(件/時間)であり、雨天時においては晴天時の約4倍の割合で交通事故が起きていることが分かります。』

雨の日は路面が濡れ滑りやすくなりますし、また視界も悪化するので運転のリスクが増すだろうということはだれでも予測できると思いますが、その差は、このデータによるとなんと約4倍にもなるということです。これは想像以上ではないでしょうか。

では雨によって、こんなにも運転が危険になる理由とは、具体的にはいったいどのようなことがあるのでしょうか。

雨の日の運転が危険な理由や原因とは?

雨の日の運転が危険な理由や原因とは?

なぜ雨の日は晴天時よりも運転が危険になるのか、その具体的な理由は以下になります。

水滴や曇りで視界が悪くなる

雨が降ると、フロントウインドウやリアウインドウ、さらにドアミラーなどに雨粒が付着して視界を遮ります。さらに、ウインドウガラスの車内側も湿気によってくもってしまうこともあります。ワイパーなどで雨粒は払うことはできますが、雨によって周囲も暗くなるので視界が悪くなることは防げません。

走行中に視界が悪化すれば、当然周囲の状況を的確にとらえることが難しくなるので、他車や歩行者、自転車などの接近といったとっさの判断が遅れてしまいます。そのため、事故などのトラブルに遭遇するリスクは高まります。

スピードの出し過ぎでスリップが起こる

路面が雨によって濡れることでタイヤのグリップ力が低下することも雨によるリスクの一つです。晴天時よりもタイヤがグリップしにくくなるということを理解して、少しスピードを落とすなどの運転を心がければいいのですが、早く家に帰りたいからと、スピードを出しすぎると、タイヤがスリップしてカーブでスピンしてしまう可能性もあります。

また、高速道路などでは、ハイドロプレーニング現象がおきる危険もあります。ハイドロプレーニング現象は、濡れた路面を高速で走行した際にタイヤと路面との間に水膜ができ、タイヤが路面を離れ浮いた状態になってハンドルやブレーキがコントロールできなくなるというものです。そうなれば即事故となってしまう危険性があります。

ハイドロプレーニング現象まではいかなくても、濡れた路面はグリップが悪くなるのでブレーキをかけてから車が止まるまでの制限距離が伸びてしまいます。事故にならないよう雨の日は早めのブレーキを心がけるようにしましょう。

雨の日の夜は「グレア現象」のリスクがある

雨の日にはグレア現象が起きやすいとされています。このグレア現象も事故につながる危険なものです。グレア現象とは対向車と自分の車のヘッドライトが重なった部分で、お互いの光が反射し合って、その間にいる歩行者が蒸発(グレア)したように見えなくなってしまうというもの。

雨の日は、路面の雨水にライトの光が乱反射して、対向車がなくてもグレア現象が起き、センターラインや停止線、横断歩道といった道路標示が見えなくなることがあるのです。

これが起きると、ドライバーは車線などの確認に気をとられ、歩行者などの発見が遅れ事故がおきてしまう可能性あります。雨の運転では、このグレア現象にも注意が必要です。

他の走行車のコンディションも悪い

視界の悪化やグリップの低下は、自分の車だけのことではありません。周囲を走る車も同じ状況下にあるのです。つまり、他の車のコンディションが悪いのですから自分だけが注意していても、周りの車が原因によるトラブルに巻き込まれることもあり得ます。雨の日の運転ではそういったリスクがあるということも覚えておきましょう。

さらに、歩行者や自転車の視界も悪化するので、接触事故も起こりやすくなります。特に歩行者は雨天時、傘によって視界が遮られるので車が接近していることに気が付かない可能性があります。歩行者がいるなと気づいたら、より注意を払った方がよいでしょう。

雨の日でも安全に運転するための5つの対策

雨の日でも安全に運転するための5つの対策

雨の日の運転のリスクをできるだけ避けるためには、ドライバーとしてはどういったことができるでしょうか。

デフロスターで曇りを除去する

雨による視界の悪化を極力防ぐためには、ウインドウがくもったらすぐにデフロスターを使うようにしましょう。適切にくもりを取り視界の悪化を極力防ぐようにします。ウインドウ(の内側)が汚れていると、くもりやすくなるので、洗車の際はウインドウの内側も掃除するようにしてください。

撥水剤を活用する

視界の悪化を防ぐ方法としては、ウインドウ撥水剤の使用も検討しましょう。撥水コートをしておけば走行風によって雨粒を弾きクリアな視界が確保できます。また対向車からしぶきを浴びても視界を素早く取り戻すことが可能です。撥水剤対応のワイパー(ビビり音を防ぎ、撥水効果を長持ちさせる)とセットで使うのがオススメです。

慎重な運転を心がける

雨によって路面のグリップは確実に低下するので、急発進や急ブレーキ、急な切り返しなどはしないように心がけましょう。また前述のハイドロプレーニング現象のリスクもあるので、スピードの出しすぎにも気を付けてください。

適度な車間距離を意識する

路面が濡れた状態では、制動距離も伸びてしまいます。乾いた路面と濡れた路面では制動距離は約1.5倍になるというデータもあります。いつもより止まりにくくなるのですから、車間距離を適切に取り、できれば少し離れるくらいを心がけるのが良いでしょう。

また、タイヤの溝が減っていると制動距離はさらに伸びてしまいます。スリップサインタイヤ(溝にある突起の露出で使用限度を知らせてくれるサイン)が露出した状態まですり減ったタイヤで、雨の日の走行は大変危険です。タイヤの点検はまめに行い、溝が明らかに減っているならすぐに交換しましょう。

まとめ

まとめ

今回は雨の日の運転のリスクについてご紹介しました。雨の日こそ濡れずに移動できる車は便利ですが、雨天時は、視界の悪化やグリップの低下によって運転のリスクは確実に高まるということは常に頭に入れておきましょう。

特に雨の降りはじめは路面にホコリや油分が浮かび、より滑りやすいとされています。ちょっとしたにわか雨でも危険なことには変わりはないので、小雨だからと気を緩めてはいけません。ちょっとした気のゆるみが交通事故につながりかねないのです。

運転中に雨に遭遇したら、晴天時よりも意識的に速度を落として、急発進や急ブレーキなど「急」がつく運転を避けましょう。そして、気を引き締めながら周囲に注意を払い、より慎重な運転を心がけるようにしてください。

WRITER筆者

飯野 貢司 (いいの こうじ)株式会社ジョイカルジャパン リアル事業部 U-CARSELECT4号草加店 店長

資格・免許
・大型自動車第一種運転免許
・自動車牽引免許
略歴・職歴
TAXジャンボ蓮田店にて中古車販売事業に7年携わる。その後株式会社ガリバーインターナショナル(現:株式会社IDOM)に入社、2年の店舗勤務を経て、本社での新車事業、法人営業、新規企画など様々な分野に携わり合計19年間勤務。現在は株式会社ジョイカルジャパンの新車事業部を経てマーケティング本部商品開発ユニットに配属。
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