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カーライフ

2022年11月2日 (2022年11月02日 更新)

自動車保険のロードサービスとは?
具体的なサービス内容とJAFとの違いを解説

自動車保険のロードサービスとは?具体的なサービス内容とJAFとの違いを解説

クルマが不意のトラブルに見舞われたとき、頼りになるのが「ロードサービス」です。「ロードサービス」は、バッテリー上がりやタイヤのパンク鍵の閉じ込み脱輪といった、ドライバーだけでは対処しきれないさまざまな車のトラブルに対して、電話一本で駆けつけてくれ救助をしてくれるとても便利なサービスのことです。

「ロードサービス」といえば代表的なのがJAF(日本自動車連盟)です。また、最近は自動車保険(任意保険)にもロードサービスが自動で付帯されるようになっています。

でもこの2つのロードサービスは全く同じものなのでしょうか。もし任意保険にロードサービスが付帯していれば、JAFへの加入は不要と考えていいのでしょうか。

そんなJAF自動車保険「ロードサービス」について、具体的にはどのようなサービスが提供されているのか、JAFと自動車保険では「ロードサービス」の内容に違いはあるのかなどについて解説します。

ロードサービスとは

ロードサービスとは

「ロードサービス」は、パンクやキーとじ込み、バッテリー上りなどといった車に関するさまざまなトラブルが起きた際に救助してくれる頼りになるサービスで、カーライフを送るうえで欠かせないものといえるでしょう。

車のトラブルは全部自力で対処できる、というツワモノなら不要かもしれませんが、一般的なドライバーならいざという時の備えとして、何らかの「ロードサービス」が利用できる環境はあらかじめ用意しておくべきでしょう。

ロードサービスを利用するには

では、「ロードサービス」はどのように利用すればいいのでしょう。一般的なのは、有料サービスで、加入が必要なJAF(日本自動車連盟)です。こちらに入会するか、個人で加入している自動車保険(任意)に付帯(最近の自動車保険はほとんどが無料のロードサービスを提供しています)されているサービスを利用するということになるでしょう。

また、カーリースでもメンテンナンスリースのオプションとして「ロードサービス」を提供しているケースもあるようです。

ロードサービスの料金について

「ロードサービス」は、自動車保険に加入していればバッテリー上がりやガス欠、キーとじ込みなどに対応してもらえる基本的なサービスが無料で受けられます。

しかし、こういった自動車保険のロードサービスは、レッカー移動の距離に制限があったり、バッテリー上りの対応にも回数制限が設けられていることもあるようです。

もし、JAFや、自動車保険に未加入であった場合は、その都度有料のロードサービスを依頼することになります。

例えばJAFは有料会員(入会金2,000円、年会費4,000円)でなくてもロードサービスを受けつけてもらえます。ただし、その際のサービス料金は決して安くはありません。

例えば、JAFの公式サイトを確認するとレッカー移動なら13,130円/1回で、別途730円/1Km の牽引料金がかかります。

またバッテリー上がりなら13,130円/1回。キーとじ込みなら15,230円/1回。燃料切れなら16,770円/1回で別途燃料代が必要となります。ちなみにJAFの会員であれば上記の「ロードサービス」は無料となります。

JAFと自動車保険のロードサービスの違い

JAFと自動車保険のロードサービスの違い

JAFも、自動車保険も、同じようなロードサービスを提供していますが、その違いは何なのでしょうか。

ロードサービスの対象の違い

JAFのロードサービスと、自動車保険に付帯のロードサービスの最大の違いは、自動車保険は「車」にかけるものなので、自動車保険に付帯のロードサービスも保険加入している車だけが対象となることです。

しかしJAFは「人」にかけるサービスであるため、契約車以外(マイカー以外)のトラブルであっても、会員が依頼すればロードサービスが適用されるということです。

そのため、家族や友人の車など、1人で複数の車を運転される機会が多いのであれれば、自動車保険のロードサービスよりJAFに入会したほうが有効範囲も広く便利なこともあります。

さらに、JAFなら会員証ひとつで車だけでなく、バイクや原付などでもそのサービスが利用できるという特長があります。

【参照】https://jaf.or.jp/common/about-road-service/contents/comparison

サービスの利用回数制限

そのほかと違いとしては、自動車保険に付帯の「ロードサービス」は、その利用に回数制限が設けられていることが少なくありません。また、レッカーサービスの場合には回数だけでなく、修理工場等を指定した場合には距離の制限があることもあります。

サービスの適用範囲

さらに、「ロードサービス」のサービスの適用範囲も違います。JAFなら、自然災害に起因した事故や故障、雪道・ぬかるみ等からの引き上げなどといった、自動車保険付帯のロードサービスでは対象外となるトラブルにも対応してもらうことが可能です。

加えて、重大なトラブルが起きていなくても、気になる異音や異臭など、トラブルが起きる前の前兆の点検などにもサービスが利用できるというのも大きな違いでしょう。

さらに、より充実したロードサービスを利用したいなら、JAFと提携する自動車保険に加入しておくと、JAF会員の無料サービスの範囲が拡大するなど、プラスαの優遇サービスが適⽤されます。

ロードサービスの主なサービス内容

ロードサービスの主なサービス内容

自動車保険やJAF「ロードサービス」ですが、具体的にはどのようなトラブルに対処してもらえるのでしょうか。

ドライブ時のトラブル対応

ドライブ時など、出先で対応してもらえるトラブルの代表的なものが以下になります。

タイヤのパンク

タイヤがパンクした際に、車に積まれているスペアタイヤへの交換を行ってくれるサービスです。タイヤが2本以上パンクしたなど走行できない場合は、修理工場などへ車をレッカー移動してくれます。

脱輪や落輪

タイヤが側溝に落ちるなど、脱輪や落輪してしまった際に、車の引き上げを行ってくれます。作業にクレーンが必要であったり2名以上の作業員が必要という場合には有料となることもあります

ガス欠

ガス欠となった際に、現場に駆け付けガソリンの補給を行ってくれるサービスです。自動車保険の場合は年に1回などの回数制限や、1回の給油量などにも制限がある場合もあるようです。

車の急な故障

事故や故障などのトラブルで走行できなくなったときに、修理工場までレッカー車で搬送してくれます。自動車保険負担のロードサービスの場合は、保険会社が指定する修理工場への搬送は無料というのが一般的なようです。またJAFの場合は会員であれば15㎞まで無料です。

自動車保険負担のロードサービスでは、修理工場を指定すると移送距離の制限(それ以上の移送は有料となる)を受ける場合もあります。

駐車時のトラブル対応

ドライブ時ではなく、自宅や、出先での駐車時のトラブルにもロードサービスは利用できます。具体的には以下のようなトラブルに対応してもらえます。

バッテリー上がり

車のトラブルの代表がバッテリー上がりです。バッテリー上がりを起こした場合に、ジャンピングによってエンジン始動を行ってもらえます。自動車保険負担のロードサービスでは利用できる回数に制限がある場合もあるようです。

キーの閉じ込み(インキー)

キーをさしたままドアをロックしてしまうのが「キー閉じ込み」ですが、そのようなトラブルが起きた際にもロードサービスを利用すればドアロックの開錠を行ってもらえます。多くの場合作業代金は無料です。

ただし、イモビライザーキーなどセキュリティー装置付きのキーである場合は、自動車保険会社によっては無料サービスの対象外となる場合もあるようです。

リース車でもロードサービスを利用できる?

リース車でもロードサービスを利用できる?

リース車であっても自動車保険(任意保険)に加入可能ですので、ロードサービスが付帯した自動車保険に加入すれば言うまでもなくその自動車保険のロードサービスが利用できるでしょう。

また、前述したようにJAFのサービスの対象は車ではなく会員です。会員であればそれが自分の車であっても、人から借りた車であってもJAFのロードサービスは利用可能です。そのため、リース車であって問題なく利用することができます。

加入している自動車保険(任意保険)のロードサービスを確認してみよう

加入している自動車保険(任意保険)のロードサービスを確認してみよう

最近の自動車保険(任意保険)は、ダイレクト型でも、代理店型でもほとんどの商品にロードサービスが付帯されています。

万一のトラブルに備えて自動車保険に加入するのはもはや当たり前のことですが、自分が加入している自動車保険ではどのようなロードサービスが利用できるのか把握されていない方も多いと思います。

いざというときのために一度は確認しておきましょう。もしかしたら、トラブルが起きた際に、慌ててJAFに連絡しなくても、無料の自動車保険のロードサービスだけで十分対応可能というケースもあるはずです。

また、自動車保険のロードサービスは利用しても、保険の等級が下がることはありません。安心して有効に活用してください。

まとめ

まとめ

車のトラブルはある日突然起きるもの。そんなときに役に立つのが「ロードサービス」です。ほとんどの方が自動車保険(任意保険)に加入されていると思いますが、そんな自動車保険に付帯するロードサービスだけでも多くの場合はトラブルへの対応が可能なはずです。

しかし、自動車保険のロードサービスは年1回までなど回数制限があり、サービス適用外のトラブル対応は有料となってしまいます。

また、タイヤチェーンの取付け・取外しや、雪道や泥道、砂地などでスタックした際の救助。さらに大雨や台風での水没など、自然災害に起因したトラブルには対応できません。

対して、JAFのロードサービスは有料ではありますが、そういった重大なトラブルでも対応してもらえますし、ロードサービスの回数にも制限はありません。加えて拠点も多く、深夜でもロードサービスの依頼が可能です。

あらゆるトラブルの可能性を考えると、自動車保険のロードサービス+JAFというのがベストな形かもしれません。もし過去に、大きなトラブルに見舞われた経験があるという方は、自動車保険のロードサービスとJAFのロードサービス、ダブルで備えておくと安心でおすすめです。

WRITER筆者

橋本 敏弘 (はしもと としひろ)株式会社ジョイカルジャパン マーケティング本部 宣伝・広報・販促ユニット所属

資格・免許
・普通自動車免許
・大型自動二輪免許
・二級自動車整備士(ガソリン・ディーゼル)
・自動車検査員
・自動車保険募集人
略歴・職歴
自動車整備専門学校卒業後、2級自動車整備士資格取得。千葉県某日産系ディーラーにて整備士として6年、営業として1年勤務。その後、コバック加盟店の地元自動車修理工場にて3年勤務。この期間中に自動車検査員資格も取得後、退社。そして、現在は株式会社ジョイカルジャパンにて新車業販部を経て、マーケティング本部 宣伝・広報・販促ユニットで活躍中。
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自動車整備の資格を活かし、販売のことから日頃のクルマのメンテナンスのことを中心に、幅広くみなさまへお伝えできたらと思っております。

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