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カーライフ

2023年1月27日 (2023年1月31日 更新)

手洗い洗車のやり方を解説!必要なものや注意点などを事前にチェックしよう

手洗い洗車のやり方を解説!必要なものや注意点などを事前にチェックしよう

車のコンディションを維持するために欠かせないことといえば洗車です。皆さんは普段からこまめな洗車を心がけているでしょうか。洗車は汚れを落とすだけでなく、ボディへの鉄粉や砂、泥などによるダメージを防ぐことにもなります。また、ちょっとしたトラブルの発見につながることもあるので車のオーナーとしては欠かさずやるべきことでしょう。

でも、つい面倒だからと、ガソリンスタンドや洗車場の機械式洗車ばかりを利用していませんか。仕上がりの良さやボディへのダメージを最小限にするにはやはり手洗い洗車が一番です。そんな手洗い洗車について、やり方やそろえておくべき必要なアイテムは何なのか手洗い洗車の基本についてご紹介します。

手洗いで洗車をするメリットとは?

手洗いで洗車をするメリットとは?

手軽でスピーディな機械洗車ではなく、あえて手間をかけてセルフで手洗い洗車を行うことにはどんなメリットがあるでしょう。

細かい箇所まで丁寧に洗える

最も大きなメリットは車の隅々まで丁寧に洗えることです。機械洗車のブラシではミラーの下やスポイラーの根本、バンバーの中やグリルなどといった狭い場所を洗うことができません。こういった隙間や細かなパーツの周辺などは、小さなブラシなどを使って洗わなければ汚れを落とすことができないのです。

また、洗車において、とても重要な拭き取りも完ぺきではありません。徹底的に汚れを落とすには、時間をかけて人の手で洗い、また拭き取りも行うのがやはりベストです。

洗車用品を自分で選べる

便利な洗車用品を駆使できるというのも手洗い洗車のメリットです。ブラシやウエス、洗車用クリーナーやワックス、コーティング剤など、性能に優れた最新の洗車アイテムを使用することで仕上がりのレベルも大きく変わってくるはずです。

車の点検も同時に行える

機械に任せっきりの洗車では、車の状態もよく観察できないでしょう。手洗い洗車を行うと普段見ないような車の細かな部分、例えばフューエルリッドやバンパーの裏側、フェンダーの内側やサイドシル、さらにタイヤやホイールなどといった場所まで観察できるので、気づきにくい小さなトラブルを発見できる可能性があります。

タイヤの空気圧のチェックや、ワイパーの劣化度合いの確認など必要な点検も洗車と併せて行えるのでそういった点では合理的といえるでしょう。

車に愛着が湧いて大切にできる

自分の手をかけて洗車をすることで、マイカーへの愛着度合いもきっと高まるはず。自分で洗うからこそ汚れてしまえばより気になるようになりますし、傷やダメージを発見できればダメージが広がる前に対処も行えます。結果、良いコンディションを長くキープできるということにもなるのです。

手洗い洗車に必要なもの・あると便利な道具やグッズ

手洗い洗車に必要なもの・あると便利な道具やグッズ

手洗い洗車を行う場合は、専用のアイテムをいくつかそろえておく必要があります。家庭用の洗剤やスポンジなどを代用するとかえって車にダメージを与えてしまうこともありますので、必ず洗車専用の道具やシャンプーなどを使うようにしてください。

最低限必要なもの

手洗い洗車を行うにあたって、最低限必要なものが以下のようなアイテムになります。これらはカー用品店やホームセンター、ディスカウントショップなどで購入可能です。また最近はいわゆる100均でも購入できるので、さほど費用もかかりません。洗車の前に是非そろえておきましょう。

洗車用洗剤(カーシャンプー)

汚れを落とすためにまず用意しておくべきなのがカーシャンプーです。中性の洗剤なら家庭用の食器洗い洗剤でも良いような気がしますが、必ず車用のカーシャンプーを使用してください。

理由は、食器洗い用洗剤は泡切れが悪く、水洗いに無駄に時間がかかってしまうためです。また、油汚れを落とす界面活性剤の濃度も濃いので、樹脂パーツやゴム部分を劣化させる恐れもあるので気を付けてください。

泡切れの良さではやはり洗車専用のカーシャンプーがベストです。カーシャンプーにも様々なタイプがあるので、ワックス成分の有無など成分などもしっかり確認します。時短できるワックスinシャンプーも確かに便利ですが、洗浄力も弱く、ワックス効果も低い上、ガラス面に使用できない場合もあるので、使う場合は注意しましょう。

バケツ

シャンプーはバケツで泡立ててから使用するのが基本です。カーシャンプーと合わせてバケツも必ず用意しましょう。形などは特に気を付けることはありませんが、裏返すことで踏み台として使えるような便利なタイプもあります。背の高いミニバンなどに乗っている方はそういったバケツが良いかもしれません。

ラゲッジスペースにあまり余裕のないコンパクトカーや軽自動車オーナーであれば折り畳み式のバケツがオススメです。あまり容量の小さなものだと作業性が悪いので十分な容量のバケツを選びましょう。

ホース

水道の使える環境があるならホースも用意しておきます。ホースは園芸用などの固いポリウレタン製ではなく。取り回しやすい、しなやかなで柔軟性の高い素材のものが使いやすいでしょう。

また、取り付ける蛇口の種類なども確認してください。形状によっては取り付けが困難なこともあるので気を付けましょう。

洗車用スポンジ

スポンジも洗車用のものが必須です。大きめで、柔らかく泡を保持しやすいものがいいでしょう。また、洗う部位別にボディ用のスポンジ、ルーフ用の柄付きスポンジ、タイヤやホイール用のスポンジなど別々に用意するのがおすすめです。

洗車用タオル

拭き上げに使用するウエスやタオルには、吸水性に優れたマイクロファイバー製のものが使いやすいでしょう。使い古したタオルなどはボディの表面に傷をつけてしまうことがあるのであまりオススメできません。吸水力が高い洗車専用のタオルを最低でも2枚以上は用意すべきでしょう。

コーティング剤もしくはワックス

車の汚れを洗車で落とした後にはボディの保護のためにも必ずワックスかコーティング剤を使います。ツヤの良さではワックスといわれていますが、保護効果や持続性ではやはりコーティング剤のほうが優れています。

コーティング剤にはスプレーして拭き取るだけのものや、コーティング剤をしみ込ませたクロスで拭くだけといった簡単に使えるものもありますが、保護効果の高さを考えると通常の作業が必要なコーティング剤を使うのがオススメです。

最近はDIYでも施工可能な、耐久性の高いガラスコーティング剤(ウインドウコーティング剤ではありません)などもありますので、そういったものを使ってみるのもいいでしょう。

あると便利な道具やグッズ

あると便利な道具やグッズ

上記のほかに用意しておくと作業性を高めてくれる便利なアイテムがあります。代表的なものが以下のようなものになります。余裕があれば用意しておきましょう。

脚立

ミニバンやSUVなど背の高い車種は洗車の際にどうしてもルーフに手が届きづらいものです。バケツなどを踏み台に使う手もありますが、Lクラスミニバンともなると、それでは高さが足りません。

作業性を高めるには脚立があると便利です。自宅に用意しておくと、洗車以外にも用途がありますので、背の高い車にお乗りの方は入手を検討してみてください。

高圧洗浄機

水洗いやシャンプーの泡を落とす際に作業性を高めてくれるのが高圧洗浄機です。コイン洗車場などにも用意されているのでその便利さを知っている方も多いでしょう。

高圧洗浄機を持っていれば、自宅でもあの便利さが味わえます。バッテリー式や車から電源の取れるものなどもあるので洗車用に一つ用意しておいてもいいでしょう。大掃除などの時には外壁や玄関の掃除などにも便利です。

手洗い洗車のやり方・覚えておきたいポイント

手洗い洗車のやり方・覚えておきたいポイント

手洗い洗車には作業の手順があります。基本的には以下の順番で行うと無駄なく洗車することが可能です。また洗車を行う場所ですが、必ず日なたでなく日陰で行ってください。

できれば洗車はくもりに日に行うのが理想的です。日差しの当たる場所で洗車を行うと、ボディにかけた水分が自然乾燥してしまうのでウォータースポットやイオンデポジットができやすくなります。注意してください。

手順1.水洗いをする

まずは水洗いをしてボディ表面の砂やホコリを流し落とします。先に足回りを洗い、続いてルーフからボディ下へと洗っていきます。コイン洗車場などにある高圧洗浄機を使うとスピーディに行えます。

手順2.カーシャンプーを用意する

水洗いが終わったら、水分が乾く前に素早くシャンプー洗車を行いましょう。バケツにカーシャンプーと適量入れ、その上から勢いよく水道水を注いで水流を使ってシャンプーをしっかり泡立てます。

手順3.スポンジで優しくこする

泡立てたシャンプーを洗車用スポンジにとり、優しく洗っていきます。洗う順番ですが、最初に汚れが激しいホイールとタイヤ、ホイールハウスを洗いましょう。使うスポンジはタイヤ、ホイール専用にしたものを使います。

その後、スポンジを変え、ルーフからボディ下へ向かった水の流れる方向で丁寧に洗っていきます。

手順4.泡を水で洗い流す

隅々までシャンプーで洗い終えたら、水分が乾く前に素早く水で泡を洗い流します。ルーフからボディ下へと水の流れる方向に洗い流していきましょう。ボディの継ぎ目やホイールハウスの中も洗い流してください。

手順5.水滴が残らないようにクロスで拭き上げる

洗い流せたらすぐに拭き取ります。時間が勝負です。拭き取り専用のタオルやクロスを使いとにかくスピーディに拭き取ります。ドアやボンネット、トランクリッド、フューエルリッドなど開けられる場所は開けて、隙間に残った水分もすべて拭き取りましょう。

水道水がボディ表面で乾いてしまうと、白いリング状のシミのウォータースポットやイオンデポジットができる原因になるので、乾く前に拭き取ることを心がけてください。

手順6.ワックスやコーティング剤でボディを保護する

水分をすべて拭き取り終わったら、ワックスもしくはコーティング剤を使ってボディ表面にツヤを出すとともに保護します。ワックスやコーティング剤は好みのものを使用して構いません。

できればコンパウンドなど研磨剤の入っていないものがいいでしょう。使い方は製品によって違ってきますので使用説明書をよく読んで正しく作業しましょう。

手順7.洗車完了!最低月1回の頻度で洗車を心がけよう

これで洗車完了です。できれば最低でも月に1度は洗車を行うのが理想的です。また、雨や雪、強風など悪天候のあとには、できるだけ時間をおかずに洗車をしてあげましょう。

自分で手洗い洗車をする時間や場所がないときの対策

自分で手洗い洗車をする時間や場所がないときの対策

洗車が必要なのはわかっていても忙しくて時間が取れないというときは、洗車場やガソリンスタンドなどにある機械式洗車機を使ってももちろん構いません。

また、より完璧な洗車やコーティングをしたいなら、いっそプロに任せてしまうのもいいでしょう。カー用品店やディーラーでもそういったサービスを提供しているところもありますが、カーケアの専門店にお願いするのが間違いありません。

自動洗車機を活用しよう

洗車機を使った洗車は、手洗い洗車ほどの完璧なケアとはなりませんが、やらないよりは間違いなく車にもいいはずです。ガソリンスタンドやコイン洗車場などに設置されているので、時間がない時には是非使ってみてください。

ただし、洗車機による機械洗車は拭き取りがキチンとできないことがほとんどです。ボディ上の水分は自然乾燥させてしまうと塗装にダメージを与えてしまう可能性があるので機械洗車を行った後に、拭き取り作業だけは手作業でやってしまった方がいいかもしれません。

洗車場を利用しよう

自宅にスペースが確保できるなら洗車は自宅でやったほうが楽ですが、スペースも屋外に水道設備もないという場合はコイン洗車場を利用するのがいいでしょう。

コイン洗車場には高圧洗浄機や室内掃除に便利な大型の掃除機、マット専用の洗浄機などがあるので、多少お金はかかりますが、作業の効率は上がります。

利用の際は、コイン洗車場の有料の設備を利用せずスペースだけ借りたり、洗車スペースを長時間自分だけで占領しないなど、マナーを守って使用するようにしてください。

洗車のプロに依頼するのも1つの手段

洗車の仕上がりに完璧を求めるならカーケア専門店などのプロに洗車を任せるのも良いでしょう。なんといってもカーケアのプロなら、隅々まで汚れを落としてもらえますし、プロユースのガラスコーティング剤など、市販のコーティング剤よりも効果が高く耐久性に優れたコーティングも行ってもらえます。

一度しっかりとしたコーティングを行っておくと、撥水効果や保護効果が長期間持続するのでとしばらくは水洗いだけで洗車を済ませることもできます。長い目で見るとお得かもしれません。

まとめ

まとめ

手洗い洗車は、手間も時間もかかるものですし、暑さが厳しい夏場や、手のかじかむ冬場は肉体的にもきついかもしれません。しかし、大切な車のコンディションを良い状態で長く保つためには絶対に欠かせないことです。

面倒に感じても定期的に実施することをオススメします。それに、まめな洗車を行っておけば、車のトラブルを未然に防げるかもしれませんし、あとで車を手放す際にも査定が良くなる可能性もあります。

最近は便利で効果的な洗車グッズもありますし、毎回手洗い洗車が大変なら、機械洗車やスプレー式簡単アイテムを併用しても構いません。洗車には手間に見合ったメリットもあるものですから、面倒がらずに大切な愛車のために最低でも月に一度は、洗車をするという習慣をつけておきましょう。

WRITER筆者

橋本 敏弘 (はしもと としひろ)株式会社ジョイカルジャパン マーケティング本部 宣伝・広報・販促ユニット所属

資格・免許
・普通自動車免許
・大型自動二輪免許
・二級自動車整備士(ガソリン・ディーゼル)
・自動車検査員
・自動車保険募集人
略歴・職歴
自動車整備専門学校卒業後、2級自動車整備士資格取得。千葉県某日産系ディーラーにて整備士として6年、営業として1年勤務。その後、コバック加盟店の地元自動車修理工場にて3年勤務。この期間中に自動車検査員資格も取得後、退社。そして、現在は株式会社ジョイカルジャパンにて新車業販部を経て、マーケティング本部 宣伝・広報・販促ユニットで活躍中。
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自動車整備の資格を活かし、販売のことから日頃のクルマのメンテナンスのことを中心に、幅広くみなさまへお伝えできたらと思っております。

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