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カーライフ

2021年10月5日 (2022年5月20日 更新)

これって故障?!エンジン警告灯が点灯する原因と対処法

これって故障?!エンジン警告灯が点灯する原因と対処法

「エンジン警告灯が点灯した!」「これって何のサイン?」と困った経験はありませんか。運転中、突如見慣れないランプがついても、理由を知らなければどう対応したら良いか分からず焦ってしまうかもしれません。
対処法を知っておくだけでも、いざというとき落ち着いて行動することができます。

今回は、エンジン警告灯が点灯する原因と、点灯したときの対処法について、詳しく解説していきます。

エンジン警告灯とは?

エンジン警告灯はメーターパネル内部にあるマークで、なんらかの異常を感知したときに点灯する仕組みです。
エンジンは電子制御によって動作しており、エンジン内部の不調はあらゆるセンサーによって感知されるようになっています。

警告灯の色は世界共通で、点検や修理が必要となる色は以下の2通りです。

赤:危険。ただちに走行を中止し、速やかに点検を行うべき。

黄:注意。なるべく早めに点検を行うべき。

エンジン警告灯の色は黄色、すなわち「注意」の段階ではありますが、放置せずなるべく早めに専門業者に点検を依頼するのが良いでしょう。

エンジン警告灯が光る原因

エンジン警告灯が光る原因

エンジン警告灯は、主にエンジンの制御システム等になんらかの不具合を感知するときに「黄色(橙色)」に光り、異常を知らせます。

何かしらのエンジントラブルが生じているサインとなるので、特に走行に異常を感じずとも、すぐさま専門業者に点検を依頼し、不具合がないかどうか診断してもらうようにしましょう。

主なセンサーと異常時の症状一覧

ランプの点灯は、具体的にどのようなトラブルを知らせているのでしょうか?

エンジンの主なセンサーと異常時の症状について下記の表にまとめたので、一つずつ見ていきましょう。

センサー センサーの役割 異常時の症状
O2(酸素)センサー 排気ガスの酸素濃度を測定 ・エンジン回転異常(アイドリング時)
・操作性の悪化
・燃費効率の悪化 等
エアフローセンサー エンジン吸気量の測定 ・燃料噴射の誤差によるパワー不足
・エンジン吸気系のトラブル
イグニッションセンサー エンジンの点火制御 ・出力低下によるエンジン不調
・エンジン停止(エンスト)
バッテリーセンサー バッテリー通電を監視 ・バッテリーが上がる(過放電)
・エンジン内の電子回路不調
アクセル開度センサー アクセル操作量の計測 ・トランスミッションの変速不調 ・エンジン回転数が上がらない 等

ここに挙げた以外にも、スターターモーター、ウィンカーなどといった電気関係の部品が走行に支障をきたすと判断された場合に、センサーが反応することもあります。
また、エンジンに不具合がなくても、センサーの故障が原因となって警告灯がつくことも。

ただし素人目には原因の特定が難しいため、決して自己判断せず、整備資格を持ったプロに点検してもらうのがおすすめです。

エンジン警告灯が点灯した際の対処法

エンジン警告灯が点灯した際の対処法

まずは冷静になり、落ち着いて近くの安全な場所に車を停めましょう。それからディーラーや整備工場などの専門業者へ事情を話し、どうするべきかの指示を仰ぎます。その際、運転中に気になったことや車の不調(異音・異臭等)など、思い当たることがあれば伝えておくと良いでしょう。
特に走行に問題がなければ自走して直接店舗まで持ってくるようにと言われたり、異音や異臭など問題があればレッカーを手配するなど、あらゆる対処法を提案してくれるはずです。

すぐさま走行に支障が出るわけではないですが、無視して走行を続けることは避けましょう。高速道路上においては危険なので路肩に停車することは避け、パーキングエリアに停めるか、最寄りの出口より一般道におりるのが良策です。

エンジン警告灯がついたり消えたりした場合は問題なし?

エンジン警告灯がついたり消えたりした場合は問題なし?

警告灯はついたと思っても再び消えることがあるかもしれません。
正常に戻ったということにはなりますが、そのときの走行状況や環境などに応じて不具合が生じた可能性もあります。
いずれにせよ一度警告がされたということは、何かしらの不具合が生じている可能性を示唆しています。「消えたから大丈夫」ではなく、必ず専門業者で点検してもらい、故障箇所があれば安全のためすぐさま修理してもらいましょう。

エラー内容は専門機器での診断が可能なので、警告灯が消えてもどんなエラーが出たかはプロに見てもらえばはっきりとわかるようになっています。

また、ランプが「点滅」することもありますが、この場合も同様にトラブルが発生している状態を意味するため、専門業者で速やかに原因を特定してもらうことを推奨します。

エンジン警告灯が点灯した際のNG行動

エンジン警告灯が点灯した際のNG行動

異常のサインを無視して走行し続けていると、車の故障や思わぬ事故の原因となる可能性があるので、絶対にやめましょう。

また、異常を放置していると車検に通過することもできません。
一回で車検に通過できないと手続きに手間がかかったり、愛車が長いこと返却されず古い代車に乗り続けることになったりと、不便な思いをすることにもなりかねません。

早めに点検を済ませていれば部品の修理だけで済んだのに、放置し続けたせいで車検にも通らず、部品も全交換する事になったというリスクも十分に考えられます。

異常の放置は思わぬ出費がかさむことにもなり、さらに事故の危険性も高まるため、警告を無視するのは避け、必ずプロに点検してもらうようにしましょう。

エンジン警告灯が点灯したら必ず点検を受けましょう

エンジン警告灯が点灯したら必ず点検を受けましょう

エンジン警告灯の点灯は、車に異常が発生しているサインです。軽視せず、必ず専門業者で点検を受けましょう。

異常診断には専用の機械が必要となるため、ディーラーや整備工場などでプロの整備士にしっかり見てもらうのが良いでしょう。エラーの履歴も専用機器でチェックできるので、正確に診断してもらえます。

また、こういったトラブルを予防するためにも、日頃から定期的に点検やメンテナンスをしておくのがおすすめです。
いつもお世話になっているディーラーや整備工場など、いざというときに頼れる場所や担当者がいると、万が一トラブルが発生したときにも、よりスムーズに気持ち良く対応してもらえるでしょう。

POINT

NORIDOKIのカーリースなら、契約期間中の車のトラブルに対し、親身にサポートしてくれます。全国に549店舗(2021年6月現在)あるので近隣店舗を探しやすく、いざというときの頼れるパートナーとなること間違いなしです。

まとめ

今回はエンジン警告灯が点灯する原因と、点灯したときの対処法について解説してきました。

点灯の原因は、エンジン制御システムの不調であることが多いでしょう。
問題なく運転できているとエラーを軽視しがちですが、異常があるまま走行を続けていると思わぬ事故や車の故障に繋がってしまうことになりかねません。
異常は放置せず、速やかに専門業者へ行き点検を依頼することをおすすめします。

日頃から愛車の点検やメンテナンスを受けておき、いざというトラブル時には頼れる専門業者があると安心したカーライフを送ることもできるでしょう。

WRITER筆者

橋本 敏弘 (はしもと としひろ)株式会社ジョイカルジャパン マーケティング本部 宣伝・広報・販促ユニット所属

資格・免許
・普通自動車免許
・大型自動二輪免許
・二級自動車整備士(ガソリン・ディーゼル)
・自動車検査員
・自動車保険募集人
略歴・職歴
自動車整備専門学校卒業後、2級自動車整備士資格取得。千葉県某日産系ディーラーにて整備士として6年、営業として1年勤務。その後、コバック加盟店の地元自動車修理工場にて3年勤務。この期間中に自動車検査員資格も取得後、退社。そして、現在は株式会社ジョイカルジャパンにて新車業販部を経て、マーケティング本部 宣伝・広報・販促ユニットで活躍中。
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自動車整備の資格を活かし、販売のことから日頃のクルマのメンテナンスのことを中心に、幅広くみなさまへお伝えできたらと思っております。

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