車のエアコンフィルターの交換時期はいつ?タイミングと交換費用の目安を解説
「車のエアコンフィルターはいつ交換すればいいの?」「気が付いたら2年ほど交換していないけど、大丈夫かな……」車のエアコンフィルターについて、このように気になっている方は多いのではないでしょうか。
車のエアコンフィルターはエアコンを清潔に使うために、ごみやほこりを捕捉する重要な役割を果たします。一方で、交換を怠っており気が付いたら数年にわたり使い続けていた方も珍しくありません。
定期的に交換しないと、健康被害に影響を及ぼすだけでなく、カーエアコンに負担がかかり燃費の悪化にもつながる恐れがあります。
本記事では、車のエアコンフィルターの交換時期について解説します。いつでも快適に運転するための参考としてください。
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INDEX目次
車のエアコンフィルターの交換時期の目安3選
車のエアコンフィルターの交換を怠ると、車内の空気環境が悪化して健康被害が出る恐れがあります。とはいえ、どのタイミングで交換すべきかわからない方も多いしょう。
交換時期の目安は、以下の3つです。
- 基本は年1回もしくは走行距離1万kmのいずれか早いほう
- 花粉シーズンの前
- ディーラーや車検で指摘を受けたとき
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.基本は年1回もしくは走行距離1万㎞のいずれか早いほう
車のエアコンフィルターを交換する目安は、年1回もしくは走行距離1万kmを超えたタイミングのうちいずれか早いほうです。この期間を超えても機能することはあるものの、フィルターは少しずつ目詰まりしていきます。
フィルターの目詰まりが進むと、車内への送風量が落ちてエアコンの効きが悪くなります。
ただし、都市部の幹線道路や交通量の多いルートを頻繁に走る方は、排気ガスや粉塵を多く吸い込むためフィルターの劣化が速くなります。
フィルターの機能を維持するためには交換だけでなく、定期的に清掃することも重要です。フィルターを清掃する際は、まだ使えるかどうかをチェックしましょう。
2.花粉シーズンの前
花粉シーズンが始まる前に交換しておくと、花粉が飛散している時期でも車内で快適に過ごせます。すでにフィルターの劣化が進んでいると外部からの花粉を十分に捕捉できず、車内に侵入する可能性があります。
花粉シーズンの前にフィルターを交換しておけば、春先のシーズン中も鼻や目への影響を軽減できるでしょう。特に飛散量が多いスギ花粉は、関東であれば例年2〜4月ごろがピークのため、1〜2月中に交換を済ませておくのがおすすめです。
花粉シーズンが終わった後も、フィルターには花粉が大量に付着しているため、正常に機能するように清掃しておきましょう。
3.車検や定期点検で指摘を受けたとき
車検や定期点検の際にエアコンフィルターに関する指摘を受けたときも、交換を考えるタイミングです。「最後に交換したのがいつかわからない」という方は、点検や車検のタイミングで状態を確認してもらうと、適切な判断ができます。
指摘を受けた際はその場で交換してもらえる場合も多いので、費用を確認したうえで依頼しましょう。
車のエアコンフィルターを交換しないと起こりうること2つ
エアコンフィルターの交換を先延ばしにすると、快適性だけでなく健康面にも影響が出る場合があります。交換しないと起こりうることは、以下の2つです。
- 車内にほこりやカビが蔓延して健康被害につながる
- エアコンへの負担がかかり燃費の悪化につながる
それぞれ詳しく解説します。
車内にほこりやカビが蔓延して健康被害につながる
エアコンフィルターが劣化していると、外部からのほこりや花粉が車内に侵入します。フィルターをすり抜けると、エアコンの風に乗って車内全体に広がります。
運転している間は汚染された空気に晒され続けるため、アレルギー症状をはじめとした健康被害へとつながりかねません。健康への影響を防ぎ快適にドライブするためにも、フィルターの定期的な交換は重要です。
エアコンへの負担がかかり燃費の悪化につながる
フィルターが目詰まりするとエアコンの送風量が下がり、車内温度が快適になるまでに時間がかかります。設定温度を下げたり風量を上げたりして対応することになり、エアコンの稼働負荷が上がり、エンジンへの負担も増えて燃費の悪化につながります。
年間1万km以上走るドライバーであれば、燃費の悪化が続くとガソリン代への影響も無視できません。フィルターを定期的に交換するだけで、燃費の改善が期待できます。
車のエアコンフィルター交換にかかる費用の目安
エアコンフィルターの交換費用は、依頼先によって異なります。以下の表に、依頼先ごとの費用の目安をまとめました。
| 依頼先 | 費用(部品+工賃) | 備考 |
|---|---|---|
| カー用品店 | 2,000〜6,000円程度 | ― |
| ディーラー | 3,000〜8,000円程度 | 基本的に純正品が用いられる |
| 自分で交換 | 1,000~3,000円程度 | 部品代のみ |
費用を抑えたい場合は、部品代だけで済む自分で交換するのがおすすめです。
ディーラーは純正品が使われることが多いため、カー用品店よりも費用がやや高めになる傾向があります。とはいえ、自分で社外品を選ぶとなると、型が違うために適合しないといったトラブルも考えられます。安心感をもって依頼したい場合は、ディーラーで純正品を交換してもらうのは、有効な選択肢となるでしょう。
カー用品店では作業時間が短く、来店当日に交換作業までしてもらえることもあります。費用と手間のバランスを考えながら、依頼先を選ぶようにしましょう。
車のエアコンフィルターを自分で交換する手順
自分でエアコンフィルターを交換すると、かかる費用は部品代だけで済みます。手順は以下の4ステップです。
- 車種に合ったフィルターを用意する
- グローブボックスを取り外す
- 古いフィルターを取り出して新しいものと交換する
- グローブボックスを元に戻して動作確認する
筆者の自家用車(トヨタ・シエンタ)の画像とともに説明しているので、参考にしてください。
1.車種に合ったフィルターを用意する
まず、自分の車種に対応したエアコンフィルターを用意します。
フィルターは車種によって形状やサイズが異なるため、購入品がご自身の車と適合していることを確認してください。カー用品店では車種別の適合表が用意されていることもあり、店頭で確認しながら購入できます。
フィルターには花粉や排気ガスの除去に特化した高機能タイプや、脱臭機能を搭載したタイプなど、さまざまな種類があります。通勤や長距離ドライブで頻繁に車を使う方は、除去性能が高いタイプを選ぶと快適性が上がるでしょう。
2.グローブボックスを取り外す
多くの車種では、エアコンフィルターはグローブボックスの裏側に格納されています。グローブボックスとは、助手席前のダッシュボードの下にある収納スペースです。
まずはグローブボックスを取り外します。グローブボックスの取り外し方は車種によって異なるものの、多くの場合は両側を内側に押し込みながら手前に引くと、ストッパーが外れて取り出せます。
助手席側のダッシュボードを開ければアクセスできる設計になっている車種がほとんどなので、特別な工具は必要ありません。
シエンタのグローブボックスを取り外した状態
グローブボックスを取り外す際は、中に入っているものをあらかじめ出しておくと、作業中に収納物が落下するリスクを防げます。
3.古いフィルターを取り出して新しいものと交換する
グローブボックスを取り外したらフィルターケースのロックを外し、フィルターを引き出してください。
フィルターケースのロックを外した状態
フィルターを引き出すだけで取り外しが可能
取り出したフィルターにほこりや黒ずみが目立っていれば、機能が限界に近づいているサインです。
新しいフィルターを取り付ける際は、フィルターに記載された「UP」や矢印などの方向表示を確認してから差し込んでください。シエンタの場合は方向表示が確認できませんでしたが、初期状態はフィルターに記載されている文字が適切な向きでした。
フィルターの向きを間違えると十分な効果が得られない恐れがあります。
4.グローブボックスを元に戻して動作確認する
新しいフィルターをセットしたら、グローブボックスを元の位置に戻します。取り外した手順と逆の順番で取り付ければ、スムーズに固定できます。
グローブボックスを戻したら、エンジンをかけてエアコンを作動させて動作確認してください。風量が正常であれば、交換は完了です。
次回の交換時期を把握しやすくするために、交換後はフィルターを取り付けた日付と走行距離をメモしておくと良いでしょう。
車のエアコンフィルターに関するQ&A
エアコンフィルターについて、よく寄せられる疑問をまとめました。
- 2〜3年ほど交換していないのですが、問題ないですか?
- フィルターを交換してもエアコンの臭いが消えない場合はどうすればいいですか?
- エアコンフィルターはどこで買えますか?
同じ疑問を持たれている方は、参考にしてください。
Q.2,3年ほど交換していないのですが、問題ないですか?
推奨はできません。今の時点でエアコンや健康面に問題を感じていなくても、2〜3年にわたり放置していると、フィルターの目詰まりが相当進んでいる可能性があります。
また、気づいていないだけでほこりや花粉を含んだ環境で運転しており、ある日急に身体の不具合が出ることも考えられます。
自分で交換すれば1,000〜3,000円程度で済むため、早めに済ませておきましょう。
Q.フィルターを交換してもエアコンの臭いが消えない場合はどうすればいいですか?
フィルターを交換しても臭いが消えない場合は、エアコンフィルター以外の部品に不具合が生じている可能性があります。主な原因のひとつが、エバポレーターの内部にカビや菌が繁殖しているケースです。
エバポレーターとは空気を冷やすための装置で、湿気がたまりやすくカビが発生しやすいです。エバポレーターにカビが繁殖すると、エアコンをつけたときに独特の臭いが車内に広がります。
エバポレーターの洗浄は、ディーラーやカー用品店に依頼すると対応してもらえます。フィルター交換後も臭いが続く場合は、早めに専門業者へ相談してください。
関連記事:車のエアコンが臭いときは早急な対策が大切!4つの原因と解消する方法を解説
Q.エアコンフィルターはどこで買えますか?
エアコンフィルターはカー用品店やネット通販など、車関連の部品を扱っている店舗で購入できます。車種によって適合するフィルターが異なるため、購入前に自分の車種に対応しているかを必ず確認してください。
不安な方は、カー用品店で購入するのがおすすめです。店舗によっては顧客が間違えて購入しないよう、車種別の適合表が用意されています。
快適なカーライフを送るためには車のエアコンフィルターは定期的に交換することが大切
車のエアコンフィルターは、年1回もしくは走行距離1万kmを目安に交換することが推奨されています。交換を怠ると、車内にほこりやカビが蔓延して健康被害につながったり、燃費の悪化を招いたりする恐れがあります。
業者に依頼する場合は、フィルター代・工賃含めて数千円程度はかかります。少しでも費用を抑えたい場合は、自分で交換するのがおすすめです。車種によって適合するフィルターが異なるため、購入する前に確認してください。
エアコンフィルターのメンテナンスは、車内環境を快適に保つうえで欠かせない作業です。心地良いカーライフを送るために、定期的な交換を習慣にしましょう。
