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カーライフ

2021年12月6日 (2021年12月06日 更新)

車検のときに必要な書類・ものは?直前に慌てないための事前準備のポイント

車検のときに必要な書類・ものは?直前に慌てないための事前準備のポイント

車検をスムーズに受ける前にしておくべきことといえば、業者や陸運局へ提出するための書類や物の確認です。書類や物が全て揃っていなければ、車に問題がなくても車検には通りません。しかし、2年経てば何を提出すれば良いのか忘れていることもあります。車検時に書類不備などで慌てないないためにも、事前準備は必須です。

この記事では、車検のときに必要な書類や直前で慌てないための事前準備について解説していきます。

車検に必要なものについて

車検に必要なものについて

車検を受ける際、お店に依頼する方法と自分で最寄りの陸運局へ持ち込む(ユーザー車検)方法の2通りから選択可能です。この違いで必要なものは変わってきます。それでは、お店で受ける車検とユーザー車検でどのように違うのか?その違いについて挙げていきます。

車検の受け方で準備するものは変わる

ディーラーや車検専門店など、お店で受ける車検の場合、車の使用者が用意するものは手元にある最低限の書類のみです。一方、ユーザー車検は全て自分で手続きをするため、提出する書類の取り付けや記入、捺印と全て自分で準備をしなければなりません。

ディーラーなどの代行社で車検を受ける時に必要なもの

ディーラーなどの代行社で車検を受ける時に必要なもの

ディーラーや車検専門店などに依頼すれば、車検を代行して受けてくれます。書類の提出や記入も店側でして貰えるため、自分で揃えるのは必要最低限のもので大丈夫です。

それでは、必要な書類やものを見ていきます。

車検証

車検証とは、保安基準を満たした車を証明する書類です。車内に携帯する義務があるため、車のダッシュボードやトランクなどに保管されています。

自賠責保険証明書

自賠責保険証明書とは、自賠責保険に加入しているという証明書です。依頼先で発行してもらうこともできます。自分で持ち込む場合は、保険期間や自動車の種別、ナンバープレートまたは車台番号の間違いがないか確認をしておきましょう。

自動車税納税証明書

自動車税は毎年6月末までに納税します。金融機関やコンビニなどで支払いますが、その際、納税証明書に納税日を捺印してくれます。車検には、捺印がある直近の証明書が必要です。

認印

店が用意してくれる書類のなかには、捺印が必要となるものがあります。銀行印や実印以外の認印を持参しましょう。

ユーザー車検の場合に必要なもの

ユーザー車検は、最寄りの陸運局へ車を持ち込んでから書類の提出まで全て自分で行います。そのため、業者に依頼する際に必要になるものにプラスして用意しなければならないものがあるのです。

それでは、ユーザー車検に必要なものを見ていきます。

重量税納付書

重量税納付書とは、車検の際、重量税を納付するために必要な用紙です。陸運局に隣接している整備振興会へ行けば無料で貰えます。

継続検査申請書

車検証をコンピュータで発行するために必要となる用紙が継続検査申請書です。この用紙は専用3号用紙と呼ばれています。陸運局で無料で貰えますが、国土交通省のホームページからもダウンロードが可能です。

定期点検整備記録簿

定期点検整備記録簿とは、車の点検、整備について項目ごとにチェックするための用紙です。この記録簿があれば定期的に点検を受けている証となります。最近では、24ヶ月点検と検索すればインターネットからもダウンロードが可能です。

自賠責保険証明書

ユーザー車検の場合、自賠責保険証明書の手続きを自分で行います。前もって任意保険に加入している保険会社に発行を依頼するか、車検当日に発行するのであれば、陸運局に隣接している行政書士事務所など手続きが可能です、

事前準備は不要ですが、車検が通った後にその場で発行される書類が必要です。

自動車検査票

陸運局の車検コースで車の検査を受ける際に必要な書類です。整備振興会で貰うことができ、この書類に記載された点検項目をチェックして合格すれば、合格印が捺印されます。この捺印された書類を必ず提出しなければなりません。

その他、車検時に必要なものは?

その他、車検時に必要なものは?

車検には、書類の他にもさまざまなものが必要です。これらを忘れてしまうと車検に通らないので必ず車検前にチェックしておきましょう。

使用者の認印

継続検査申請書には、使用者の捺印が必要です。必ず認印を持参しましょう。

車検費用

車検には、さまざまな費用が必要です。ディーラーや車検専門店など代行を依頼する場合、交換部品や整備費用は納車時もしくは納車後の支払いが多いですが、法定費用や車検基本料など固定費用は、依頼時の支払いとなるところもあります。また、ユーザー車検の場合は、法定費用を必ず陸運局へ持参しましょう。

法定費用

法定費用の内訳は、下記の通りです。

重量税

重量税は、車種や年式、エコカーの有無などで納税する金額が違います。自分の車の重量税は、国土交通省のホームページにある次回自動車重量税額照会サービスから計算が可能です。

自賠責保険

乗用車の継続車検の場合、保険期間は、通常24ヶ月となりますが、有効期限満了日をカバーするために25ヶ月で加入する場合もあります。保険料は、24ヶ月で20,010円、25ヶ月では20,610円です。

検査印紙

検査印紙とは、車検の手数料やステッカーを購入するための費用のことです。普通乗用車の場合、5ナンバーは2,100円、3ナンバーは2,200円となります。指定工場で車検を依頼した場合は、ナンバーは関係なく2,000円となります。

車検基本料

車検基本料は、車検に通るための点検整備費用です。ユーザー車検の場合、車検基本料はかかりません。車検基本料は車種や受ける店によって差があるため、事前確認をしておきましょう。

部品交換費用

点検をした際、不具合が生じれば部品交換をします。その際、部品や交換費用は別途請求となります。どのくらいかかるのか見積もりをしてもらうと準備しやすいです。

ロックナットアダプター

ロックナットアダプターとは、ロックナットを取り外す専用工具のことです。ロックナットは盗難防止のためにつけられているパーツで車検時は外して点検をします。ロックナットアダプターがないと外せないため、必ず確認しておきましょう。

発炎筒

発煙筒は、車が道路や踏切などで動かなくなったことを周囲に知らせるための道具です。ダッシュボードの下や助手席のうちドアに設置していることが多く、発煙筒がないと車検は通りません。

車検の準備は余裕をもって始めましょう

車検を受けるにはいろいろと準備するものが多く「気がつけば、車検期日間近で慌てて準備した」と、いう人も少なくありません。車検は有効期限の1ヶ月前から受けることができます。早めに準備しておくことで時間にも気持ちにも余裕を持った車検に繋がります。

まとめ

まとめ

今回は、車検のときに必要な書類やものは何か?直前に慌てないための事前準備のポイントについて解説してきました。

車検は、ディーラーや車検専門店など店に依頼するもしくはユーザー車検を受けるという選択肢があります。店に依頼する場合、自分で揃える書類やものは必要最低限となりますが、ユーザー車検の場合、自分で全て準備しなければなりません。車検に必要な書類やものが1つでも欠けると車の点検事項は通っても、車検証の発行ができない恐れもあるのです。車検は有効期限満了日の1ヶ月前から受けられます。事前に余裕を持って準備しておけば、慌てることもありません。

車検を受ける際には必ず車検証や自賠責保険証明書をはじめ、必要な書類やものが揃っているかしっかり確認をしておきましょう。

WRITER筆者

橋本 敏弘 (はしもと としひろ)株式会社ジョイカルジャパン マーケティング本部 宣伝・広報・販促ユニット所属

資格・免許
・普通自動車免許
・大型自動二輪免許
・二級自動車整備士(ガソリン・ディーゼル)
・自動車検査員
・自動車保険募集人
略歴・職歴
自動車整備専門学校卒業後、2級自動車整備士資格取得。千葉県某日産系ディーラーにて整備士として6年、営業として1年勤務。その後、コバック加盟店の地元自動車修理工場にて3年勤務。この期間中に自動車検査員資格も取得後、退社。そして、現在は株式会社ジョイカルジャパンにて新車業販部を経て、マーケティング本部 宣伝・広報・販促ユニットで活躍中。
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自動車整備の資格を活かし、販売のことから日頃のクルマのメンテナンスのことを中心に、幅広くみなさまへお伝えできたらと思っております。

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