一般的にカーローンよりも審査に通りやすいといわれているカーリースですが、中には審査に通らず落ちてしまう人もいます。では、審査に通りやすいはずのカーリースで、なぜ落ちてしまう人がいるのでしょうか。
そもそも、通る人と通らない人の違いはどこにあるのでしょうか。本記事では、カーリースの審査に通らない人の特徴を踏まえつつ、審査に通らない原因や対策を紹介します。
カーリースの審査に不安を感じている人はもちろん、審査に落ちた人にも役立つ内容になっているので、ぜひ参考にしてください。
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INDEX目次
カーリースで審査に通らない原因
早速、カーリースの審査に通らない原因について紹介していきます。といっても、カーリースの審査基準は公表されていませんので、「これが審査に落ちた原因です」と言い切ることはできません。
ただし、以下の項目に該当する人は、経済力や社会的地位などが低いと見なされやすく、カーリースの審査に通りづらい傾向にあります。
- 収入が低い
- 正社員ではない
- 勤続年数が短い
- 他社で借入をしている
- ブラックリストに載っている
- 未成年、高齢者である
- 保証人がいない人
- 虚偽の申告が判明した
これら8つの内容について、詳しくみていきましょう。
収入が低い
1つ目の原因として考えられるのが、収入が低いことです。カーリースは、車を所有しているカーリース会社に対し、毎月一定金額を払い続けることで車を利用できるサービスです。
そのため、毎月決まった金額を支払う能力がなければ契約することはできません。カーリースの審査では収入面をシビアに見られるため、カーリース会社が「この人には支払い能力がない」と判断された場合は、審査に落ちてしまいます。
一般的には、以下を満たしていれば審査に通りやすいといわれています。
- 年収200万円以上
- リース代が年収の30%以下
とくに年収200万円以下の場合は、収入の低さが原因で審査落ちする可能性が高いと考えられます。
正社員ではない
2つ目の原因としては、雇用形態が正社員以外ということです。というのも、派遣社員やパート、アルバイト、フリーランスなどは、正社員よりも「収入が不安定」と見なされるからです。
これらの働き方は正社員と比べて社会的信用が低く、カーリースを含めたローン審査に大きな影響を及ぼします。そのため、正社員として安定した給料を得ている人であれば、カーリースの審査に通りやすいはずです。また、契約社員や試用期間中の正社員も、審査に通りづらい傾向にあります。
勤続年数が短い
3つ目の原因は、勤続年数の短さです。同じ会社にどのくらい勤めているかは、収入の安定性を判断できる目安の1つとなります。
当然ながら、転職を繰り返している人よりも1つの会社で長く働いている人の方が、収入が安定していると考えられるでしょう。「◯年以上の勤続年数が必要」と公表されているわけではありませんが、一般的に3年以上同じ会社で働いていれば、審査に通りやすいとされています。
逆に、数ヶ月や1年での離職を繰り返している人は、審査に落ちやすいと考えられます。
他社で借入をしている
4つ目の原因は、他社での借入金の有無です。カーリースの審査では、借入状態や金額、返済状況などにもチェックが入ることがあります。そのため、銀行や信販会社、クレジットカード会社などからお金を借りていたり、返済が滞っていたりすると、審査に通りづらくなります。
とはいえ、借入があるからといって必ずしも審査に通らないわけではありません。もっとも重視されるのは「借入額の大きさ」や「返済能力の有無」なので、金額が低いor返済に問題がない場合は、審査に通る可能性もあります。
他社から借入をしている人は、借入がない人に比べて審査に落ちやすくなるのは間違いありませんが、審査に通過できる目安としては、
- 年収の1/3以下
- 返済負担率35%以下
とされています。なお、返済負担率は年収における返済額の割合のことで、『1年の返済額÷年収×100』で計算できますので、借入がある人は一度計算してみてください。
ブラックリストに載っている
5つ目の原因は、ブラックリストに載っている人です。カーリースの審査では、債務履歴にもチェックが及びます。
個人の金融取引の情報は、「CIC」や「JICC」などの信用情報機関に登録されており、クレジットカードやキャッシング、各種ローン、スマホ代金などの滞納・遅延・未払い・強制解約処分などがあれば、審査にも影響します。
また、自己破産や任意整理などによってブラックリストに載っている人も、支払い能力に問題があるとみなされるため、情報が抹消されるまでの約5〜10年の間は審査に通りにくくなります。
未成年、高齢者である
6つ目の原因は、申込者が未成年もしくは高齢者であることです。カーリースでは、申込時や契約満了時に年齢制限を設けてられていることもめずらしくなく、設定された年齢の範囲外の人は申込不可となります。
未成年でも申請できるカーリースもありますが、アルバイトの場合は審査に通りづらいのが現状です。また、年金暮らしの高齢者の場合は、審査に通過できる年収基準に到達せず、審査に通らないこともあります。
なお、一般的には、20歳以上70歳以下であれば審査に通りやすい傾向にありますが、無収入の人は保証人を立てる必要があります。
保証人がいない
7つ目の原因は、保証人がいないことです。保証人は、契約者本人が何らかの理由で支払えなくなったとき、代わりに支払い義務が生じる人のことです。
親や兄弟、親戚など、社会的信用に問題がない人を保証人に立てることで、カーリースの審査が通りやすくなります。ただし、保証人は、「契約者の代わりにカーリースの費用を支払える能力がある」とカーリース会社に認められるような人物でなければなりません。
そのため、保証人自身に十分な収入があるか、安定した雇用形態か、ブラックリストに載っていないかなど、契約者本人と同様の調査が入ります。そのため、たとえ保証人を付けていても、社会的信用が低い人とみなされると、審査に落ちる確率は高くなります。
虚偽の申告が判明した
8つ目の原因は、虚偽申告がバレた場合です。年齢や収入、雇用形態、勤続年数など、契約者が自分のことを偽って書類を提出し、審査の過程で「嘘」であることが判明すると、審査に通らなくなります。
虚偽申告は審査の過程で必ずわかるものですし、判明すると契約解除だけでなく、ローン会社から訴えられるなど、損害賠償の対象になる可能性もあります。なお、虚偽の申告は記録にも残るといわれているため、ほかのローン申請に悪影響を及ぼす可能性も否定できません。どのような理由があっても、虚偽申告は絶対しないようにしましょう。
カーリースで審査に通らない時の対策
では、カーリースの審査に通らない人はどうしたらよいのでしょうか。審査基準が公表されていない以上は推測するしかありませんが、審査に向けていくつか対策しておきたいことがあります。
それが次の6つです。
- リースする車の金額を下げる
- 保証人や保証会社を付ける
- ファミリーカーとして申し込む
- 他社で借入をしている場合は返済する
- 勤続年数が1年以上経過するまで待つ
- 審査が緩いカーリースに申し込む
それぞれ詳しく解説していきます。
リースする車の金額を下げる
ここまで紹介してきたように、カーリース会社は「契約者が毎月のリース代を支払えるかどうか」という点を重視しています。そのため、毎月無理なく確実に支払える金額の車を選ぶことが、審査に通過する1つのポイントとなります。
すでに審査に落ちてしまった方は、リース代が年収の30%以下になるように車を変更してみましょう。新車よりも中古車を選んだり、車種のグレードを下げたりすることで、審査の対象となる車両の本体価格を下げることができます。
また、カーリースでは、カーナビやドライブレコーダー、フロアマットなどのオプションをつけることができます。これらのオプションで不要なものがあれば、外してみるのもよいでしょう。
保証人や保証会社を付ける
審査に通りやすくするためには、保証人や保証会社を付けるようにしましょう。保証人が勤続年数の長い正社員であれば、審査に通る可能性がグッと高まります。
年収が低い人はもちろん、アルバイトやパート、派遣社員、フリーランスなどの収入が不安定な人でも、保証人を付けると審査に通ることがあります。
なかには、保証人を付ければ審査に通ることを教えてくれるカーリース会社や、保証会社を紹介してくれるカーリース会社もあります。保証人についての疑問がある方は、相談できそうなカーリース会社を選ぶとよいでしょう。
ファミリーカーとして申し込む
両親や配偶者など、家族に安定した収入がある人を名義にすることで、ファミリーカーとして申し込むこともできます。ただし、ここで注意したいのが「名義貸し」は違法に当たるということです。
ファミリーカーのカーリースは、あくまでも家族間で車を共有しながら使うことを前提としています。そのため、「名前だけを貸して他の人がリースした車を使う」ということはできません。もちろんこの場合も、申込む本人の収入や借入状態もチェックされるため、問題がない人を選ぶようにしましょう。
他社で借入をしている場合は返済する
もし他社で借入をしている場合は、返済してから審査に出しましょう。借入している状態で審査に出すと信用度が下がり、審査に不利になります。もし少しでも余裕があるのであれば、毎月の返済額を増やしたり、返済日以外にも返済したりすることで、予定よりも早く完済できるようになります。
また、複数から借入している場合は、高金利の借入先から先に返済することをおすすめします。金利の高いものを先に返済することで、利息を減らせるようになります。しっかりと期日を守って早めに完済し、少しでも審査に通りやすい状態を目指しましょう。
勤続年数が1年以上経過するまで待つ
勤続年数10年の人と数ヶ月の人では、前者の方が安定収入があると考えられます。短期離職を繰り返してしまうと、毎月同じ会社から受け取れる給与がなくなるので、収入が不安定とみなされても仕方ありません。
安定した収入源がない人は、カーリース会社側からすると「本当に毎月支払えるのだろうか」という不安材料を感じるものです。そのため、最低でも1年以上、できれば3年以上は経過するまで同じ職場に勤めるようにしましょう。
ただし、勤続年数が長くても低収入な人や大きな借入をしている人、ブラックリストに載っている人は、審査に通りにくくなるため注意してください。
カーリースの審査に通らない時は再審査できる?
多くのカーリースでは、一度審査に通らなくても再度申請できます。ただ、前回と同じ条件のまま審査に出しても通る可能性は低く、状況を整えてから申し込むことをおすすめします。
具体的には、借入のある方は返済してから、勤続年数が短い方は数年勤めてから再審査に出すなどです。また、自己破産や債務整理からまもない場合は、5〜10年経つまでの間は再審査に出しても落ちる可能性が高いです。
どのような状況かによって改善すべきポイントは異なるため、思い当たることがあればすべて対処しておくのがよいでしょう。なお、再審査の有無や条件はカーリース会社によるので、事前に確認する必要があります。
審査に通りやすいカーリースはある?
各カーリースには、それぞれに設けられた審査基準があります。なかには「審査に通りやすい」といわれるカーリースもありますが、どの会社が審査が甘いかは一概にいうことはできません。
ただし、一般的に料金が高くなるほど審査も厳しくなるといわれているため、月額料金が安いカーリースを選ぶことで、審査を多少甘くすることは可能と考えられます。
また、料金プランを安くすることで、審査に通りやすくなる方も多いです。収入に対するカーリースの月額料金・維持費が占める割合を計算して、料金プランの見直しをしてみましょう。
【まとめ】カーリースの審査に通らない時は原因と対策を確認しよう!
カーリースが審査に受からない原因は、収入の低さや不安定さ、借入の有無などが考えられます。ただ、どのような審査基準を設けているかはカーリース会社によって異なるため、自分なりに考えられる原因を改善して再審査に出してみましょう。 カーリースの利用には、さまざまな角度から審査されます。そのため、審査を受ける前には、収入や支出などの信用情報に問題がないかを把握しておくことが重要です。カーリースの審査に通る自信がない方は、今回紹介した内容を踏まえて申請してみてください。