2020年以降、新型コロナウイルスによる影響で収入が減ってしまった人も多くいる一方で、車の需要は徐々に増加傾向にあります。
しかし、先行きが不安な今となっては大きな買い物ともいえる車の購入は、費用面から躊躇ってしまう人もいるのではないでしょうか。
今回は、With コロナ時代におけるカーライフの変化や、各メーカーの取り組みなどについて解説をしていきます。
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ぜひご覧ください。
コロナ禍におけるカーライフの変化
新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から「新しい生活様式」が発表され、3密を避ける基本的な動きは人々の暮らしに定着しつつあります。
そんな中、「一人や大切な人と過ごせるプライベート空間」という車本来の価値が新たに見直されることとなり、あらゆる方面から車の需要が増えてきました。
以下で具体的にはどのような変化が見られたのかを紹介していきます。
マイカー通勤・通学が増えた
これまで公共交通機関を利用して通勤・通学していた人たちが、3密を避けるべく移動手段をマイカーにする動きが多く見られました。
また都市部に住んでいた人たちが郊外へと移動する、いわゆる「コロナ移住」が増えたことにより、通勤・通学にマイカーを利用する人たちが増加傾向にあるとも言えます。
多様な使い方をする人が増えた
単なる移動手段としての利用だけでなく、居住スペースとして利用する人が増えています。
ドライブスルーの需要が増えたり、診察待ちを車内でする人が増えたり、車内でテレワークをする人が現れたりなど、使い方は様々です。
そのため、車内空間がより快適な車の需要が高まっています。
所有する人が増えた
都市部ではマイカーを所有せず、車が必要なときにレンタカーやカーシェアといったサービスを利用する人の割合が多い傾向にあります。
しかしコロナ禍においては、「車の利用頻度が上がった」「不特定多数の利用があるレンタカーを避けたい」などの理由により、マイカーを所有する人が増えてきています。
車を購入したい人は増えた?!
カーライフの変化に伴い、購入検討層は増加傾向にあるようです。
コロナ禍における自動車購入に対する関心度の調査では、次のような結果が出ています。
- 自動車の購入を検討していたが、中止または延期した:11%
- 自動車の購入は予定していなかったが購入したくなった:18%
「車購入を予定していなかったが購入したくなった」人の割合の方が大きいのは、カーライフの変化により車の利用頻度が増加したことが背景にあります。
一方で、「車購入を中止または延期した」という人の意見からは、先行きの不安から節約志向が強まっている層も少なからずいるという結果が見えました。
プライベート空間を守ることができる移動手段として、マイカーの購入を考えている人が増えている一方で、経済的な不安から新車の購入に踏み切れない人がいるのも現状です。
そこで今注目されているのが「カーリース」というサービスです。
頭金の支払いがなく、貯金を崩さずに新車に乗れる点では昨今において大きなメリット。
現状では車の利用頻度が高くても、5年後、10年後はどうなっているか先行きが見えませんが、その点カーリースなら短期間での契約が可能で数年ごとに見直しをすることができます。
オンラインですべての手続きが完結するので、With コロナ時代のニーズに合った画期的なサービスとも言えるでしょう。
コロナ禍における自動車大手3社の対応
国内の自動車産業において、新型コロナウィルス感染拡大によるダメージはどれほどのものだったのでしょうか。
ここでは国内大手3社の「トヨタ」「ホンダ」「日産」を例に挙げ、コロナ禍での各社の対応を見ていきます。
トヨタの場合
新型コロナウィルス感染拡大を受け、海外の車需要が激減したことから、国内でも5つの工場を休止するなど、当時は「トヨタ80%の大減益」と報じられておりましたが、そんな危機的状況の中でも売上は上がる一方に有ります。
一時は赤字傾向にありましたが、2020年上半期(4月~9月)の決算報告では見事黒字回復を遂げています。
2020年6月には「ハリアー」を、9月には「ヤリス」を発売し、その売上げは今もなお首位の座をキープし続けています。
トップ企業ともいえるトヨタグループはコロナ禍での社会貢献度も高く、東日本大震災の被災地支援の目的で発足された「ココロハコブプロジェクト」を活かして、今回は新型コロナウィルス感染症で闘病中の方をはじめ、医療従事者・政府関係者に対しての支援活動を行う取り組みを絶えず続けています。
ホンダの場合
緊急事態宣言下では国内事業所では在宅勤務にシフトしたり、国内工場でも生産を休止するなどこちらも緊急事態を余儀なくされました。
しかし、医療現場でのニーズが高いフェイスシールドの生産や、搬送時の感染リスクのことを考えた緊急搬送車両の開発・提供を行うなど、車の生産以外にも目を向け早々に再スタートを図っています。
また、感染拡大防止の観点からイベント中止が相次ぎましたが、2020年10月には新たな次世代プログラム「The Power of Teen(ザ・パワー・オブ・ティーン)」を展開し、オンラインでのイベントを開催を成功させるなど新たな試みも見られます。
日産の場合
日産では「人々をより良い世界に」という理念のもと、医療現場への車両提供やフェイスシールドの生産などをはじめ、自治体への車両提供、利便性の高いカーシェアサービスの提供など、あらゆる方面での支援活動を行っています。
特に自動車産業では海外との繋がりも大きいため、新型コロナウィルス感染拡大に伴うロックダウンなどは国内でも大きな損害を受けることとなりました。
しかし各メーカーともこの苦境の中、それぞれの得意分野を活かして支援活動を行ったり、コロナ禍で増える車の需要に対応すべくさまざまな対策を取っていたりと前向きな取り組みを行っていたことが分かりました。
まとめ
今回は、With コロナ時代におけるカーライフの変化や、各メーカーの取り組みについて解説してきました。
カーライフの変化により、車の需要は増加傾向にあることが分かりました。
こんな時代だからこそ、あらゆる選択肢から自分にとって最善のサービスを見極める必要があります。
車も自分のライフスタイルに合わせて無理のない範囲で利用していくのが、コロナ禍での理想の形であると言えるでしょう。