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カーライフ

2021年11月11日 (2021年11月11日 更新)

ブレーキランプ・テールランプはどこで直す?交換にかかる費用はいくら?

ブレーキランプ・テールランプはどこで直す?交換にかかる費用はいくら?

車は、前後にライトが装備されていてランプ切れが起こることも珍しくありません。ヘッドライトやメーターランプ、ウインカーなど前に使われる電球は、すぐランプ切れに気がつく人が多いです。しかし、後ろは自分で確認するのが難しいため、車の片方だけランプ切れの状態で走行している人もいます。突然球切れになった場合はどのような対応が必要になるのでしょうか。

今回は、ブレーキランプが切れてしまった、もしくは切れかかっている場合の交換方法や修理費用について解説していきます。

車の後ろには2種類のランプがある

車の後ろには2種類のランプがある

車の後ろに使われているメインのランプには、2種類のランプがあります。

ブレーキランプ

ブレーキランプは、ブレーキペダルを踏んだ時に点灯する赤色のランプのことです。減速や停車したことを後続車に知らせる役割を担っています。そのため、エンジンがかかっていなくても、踏み込めば点灯する構造となっているのです。

テールランプ

テールランプは、ヘッドライトと連動してONとOFFが切り替わるランプです。夜間や悪天候の時、後続車に自車の存在を知らせるための目的としてつけられています。テールランプは、ブレーキランプと一体型になっているタイプが多く、ブレーキランプを踏むとさらに明るく点灯する仕組みとなっています。

ブレーキランプ・テールランプが切れているとどうなる?

ブレーキランプ・テールランプが切れているとどうなる?

ランプ切れは突然起こるため、特に後ろのランプは気が付かず走行していることが多いです。しかし、切れた状態で走行し続けると、下記のような違反やリスクが生じます。

ブレーキランプの場合「整備不良 制動灯」

ブレーキランプが切れてる状態で走行した場合「整備不良 抑制灯」という罰則を科せられます。違反点数は2点で、下記の罰則金を支払わなければなりません。

車種 反則金
大型車等 12,000円
普通車 9,000円
二輪車 7,000円
原付 6,000円

テールランプの場合「整備不良 尾灯」

テールランプ切れで走行した場合は、ブレーキランプ同様、整備不良となります。違反項目は「整備不良 尾灯」で違反点数は1点、罰則金は下記の通りです。

車種 反則金
大型車等 9,000円
普通車 7,000円
二輪車 6,000円
原付 5,000円

夜間や悪天候での運転が危険

後続車にとってブレーキランプやテールランプは、夜車間距離を保つための基準になります。夜間や悪天候の際にランプが点灯しない状態で走行していると、後続車は前を走る車に気が付くのが遅れる可能性もあるのです。ブレーキランプやテールランプが切れた状態での運転は、大惨事を招きかねない危険な運転となる可能性もあります。

ブレーキランプ・テールランプの点灯を確認する方法

ブレーキランプやテールランプが切れてしまうと道路交通法違反となるため、車検には通りません。しかし、車検は2年毎なので、その間に切れてしまうことも多く定期的なチェックをする必要があります。

ブレーキランプやテールランプの点灯を確認する際、他の人にランプがついているか確認をするのが最もわかりやすい方法です。

1人で確認をする場合、テールランプはヘッドライトのスイッチをONにすれば確認ができます。一方、ブレーキランプは、壁に照らして反射させるといった工夫が必要です。自己判断が難しいため、壁の近い駐車場で、夕方から夜にかけて薄暗くなる時間帯を選びましょう。

ブレーキランプ・テールランプ交換の目安

ブレーキランプ・テールランプ交換の目安

ランプは、オイルやタイヤなど定期的な交換時期がわかるものとは違い、切れる時は突然やってきます。しかし、球には寿命があるので覚えておくとランプ切れの状態で走行するリスクの軽減が可能です。

  • 電球の場合:約1,000~2,000時間
  • LEDの場合:約50,000時間

以前は電球が主流でしたが、最近の車にはLEDも使われています。自車がどちらを使っているのか知ることも重要なポイントです。

ブレーキランプ・テールランプはどこで交換できる?

次に、ブレーキランプやテールランプ場合どのような方法で交換することが可能なのか見ていきます。

プロに依頼する場合

ガソリンスタンドやカー用品店、ディーラーなどで交換してもらうことが可能です。ランプは多種類あるので、在庫がなければその場での交換は難しいですが、ほとんどの業者が在庫を置いているので、一度確認してみると良いでしょう。

自分で交換する場合

次に、自分で交換する場合の手順をご紹介していきます。

  1. ドライバーを使いテールランプのネジを外します。
  2. ランプの本体を裏返すとソケットの部分が見えるので、左右どちらかに回して取り外します。
  3. ソケットから古い電球を取り出します。
  4. 新品の電球と交換します。
  5. ソケットをランプ本体に戻します。 

これで交換は終了ですが、必ずエンジンをかけてブレーキランプとテールランプが正常につくか確認をしておきましょう。

ブレーキランプやテールランプは、家で電球を取り替えるように簡単ではありません。メーカーによっては、パーツを取り外して交換する車種もあるので、接触不良やパーツが破損することも想定されます。ランプ切れを確認したら即、プロに依頼することをオススメします。

ブレーキランプ・テールランプ交換にかかる費用は?

ブレーキランプ・テールランプ交換にかかる費用は?

ブレーキランプやテールランプの交換は、比較的早く完了しますが、プロに依頼する場合と自分で交換する場合とでは、費用は違います。

プロに依頼する場合

プロに依頼すると、部品代と工賃が必要です。部品価格は電球とLEDによってちがかます。電球の場合、数百円から1,000円程度ですが、LEDの場合は2,000円程と高額です。そこへ工賃が加算されるため、総額は2,000円から3,000円程度を見ておきましょう。

自分で交換する場合

自分で交換する場合は工具が必要となります。仮に、工具を持っていなと工具から揃えることとなり工具によっては数千円かかります。

工具を持っている人であれば、電球やLEDの部品代だけなので数百円から2,000円程度ですみます。

外出先で切れてしまったら?

外出先でランプ切れを見つけた場合は即ランプのつく状態にしなければいけません。それでは、外出先でランプ切れになった場合の対処法について見ていきます。

近くのカー用品店に行く

カー用品店は、電球やLEDの種類も多く整備工場を併設しているところもあるので、交換を依頼することが可能です。

ガソリンスタンドに行く

最近では、ガソリンスタンドも車検整備を行える整備士が常駐しているところが増えています。出先でランプ切れに気がついた時は近くのガソリンスタンドを利用しましょう。

自動車整備工場・カーディーラーに行く

交換してすぐにランプが切れたり、不定期にランプ切れになる時は、自動車整備工場やカーディーラーがオススメです。電球切れ以外の原因がある場合を想定してチェックして貰いましょう。

ブレーキランプやテールランプの切れた状態での走行は大変危険です。放置せず早めに対処しましょう。また、どうしてもランプが切れた状態で走行しなければならない時は、手信号での合図も手段として覚えておきましょう。

ブレーキランプは定期的にチェックしよう

ブレーキランプやテールランプには、故障を知らせる警告ランプのようなものが基本的にありません。その理由として、車検時の合格基準にランプがあるため、車検に通った車はランプ切れではないと判断しているからです。

安全な走行に不可欠なブレーキランプの点検は、定期的なチェックをしてランプ切れの状態で走行することがないように心がけましょう。

まとめ

まとめ

今回は、ブレーキランプやテールランプが切れてしまったらどうなるのか?切れてしまった時の対処法について解説してきました。

車検は、ランプが片方でも切れていると合格しません。それほど、ランプ切れは罰則も厳しいということがわかります。ブレーキランプやテールランプは、後ろに付いているということもあり見落とし安くなってしまいます。

安全な走行を行うため、マイカーのランプ切れになっていないか、定期的なチェックを欠かさず行うことがドライバーの義務であり責任であることは理解しておきましょう。

WRITER筆者

橋本 敏弘 (はしもと としひろ)株式会社ジョイカルジャパン マーケティング本部 宣伝・広報・販促ユニット所属

資格・免許
・普通自動車免許
・大型自動二輪免許
・二級自動車整備士(ガソリン・ディーゼル)
・自動車検査員
・自動車保険募集人
略歴・職歴
自動車整備専門学校卒業後、2級自動車整備士資格取得。千葉県某日産系ディーラーにて整備士として6年、営業として1年勤務。その後、コバック加盟店の地元自動車修理工場にて3年勤務。この期間中に自動車検査員資格も取得後、退社。そして、現在は株式会社ジョイカルジャパンにて新車業販部を経て、マーケティング本部 宣伝・広報・販促ユニットで活躍中。
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自動車整備の資格を活かし、販売のことから日頃のクルマのメンテナンスのことを中心に、幅広くみなさまへお伝えできたらと思っております。

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