ジョイカル総合サイト ジョイカル総合サイト

ジョイカル総合サイト ジョイカル総合サイト

カーライフ

2021年12月23日 (2021年12月24日 更新)

車の冬支度!スタッドレス(冬タイヤ)の履き替え時期と交換方法について

車の冬支度!スタッドレス(冬タイヤ)の履き替え時期と交換方法について

車の冬支度に欠かせないスタッドレスタイヤ。雪道はもちろん、積雪のない地域でもスタッドレスタイヤを装着する人は少なくありません。しかし、どのタイミングで交換を依頼したり、シーズンオフにはどのように保管しておけば良いのかなど様々な点で疑問が生じます。

今回は、冬に欠かせないスタッドレスタイヤに交換するタイミングや交換方法について解説していきます。

スタッドレスタイヤとは?

スタッドレスタイヤとは、車が雪道や凍結した道路などを安全に走行するためのタイヤのことです。

昔は、サマータイヤにチェーンを取り付けて走行していましたが、雪道で取り付けるリスクから1970年代に入るとタイヤにスパイクピンを埋め込んだスパイクタイヤが使われるようになりました。しかし、積雪のない道路で、スパイクタイヤを使用すると、スパイクがアスファルトが道路を傷めたり、粉塵を発生させるといった別のリスクが生じたのです。

これらのリスクを回避したのがスタッドレスタイヤで、夏タイヤよりもゴムが柔らかく溝が深い構造となっています。タイヤの柔らかさと溝を深くすることで路面の状態にタイヤが柔軟に対応できるため、地面との接地面積を大きくすることが可能です。それにより摩擦を強くして凍結した路面でも滑りにくくなるのです。

スタッドレスタイヤの必要性

スタッドレスタイヤの必要性

スタッドレスタイヤは、冬道を走行させるには欠かせないアイテムです。雪や凍結によるスリップ事故が発生しやすく、事故を引き起こす要因にもなります。

夏タイヤで、凍結した道路を走行するとスリップしたりスタックしてしまう可能性があります。スタッドレスタイヤであれば、凍結した路面でもしっかりと捉えて走行するため、安心して運転することができるのです。場所によってはスタッドレスタイヤを装着していない車は走行できないこともあるので、万が一に備えてスタッドレスタイヤを用意しておきましょう。

スタッドレスタイヤへの履き替え時期の目安

スタッドレスタイヤは、積雪や凍結していない道路でも走行に支障はありません。しかし、タイヤと路面との接触面積が大きくなるため負荷がかかり燃費を悪くする恐れがあります。交換時期は、雪が降る1か月前が慌てることなく経済的にも良いタイミングです。

スタッドレスタイヤの交換に関して

スタッドレスタイヤの交換に関して

次に、スタッドレスタイヤの交換に関することについて見ていきます。

自分で交換できる?

タイヤの交換には、ジャッキやレンチ、タイヤチェンジャーなどの専用工具が必要です。自分でできない訳ではありませんが、安全性の面からもプロに依頼しましょう。

費用について

スタッドレスタイヤの交換には、タイヤ本体と工賃が必要です。それでは、それぞれの費用相場がどのくらいなのか見ていきます。

スタッドレスタイヤ本体の価格相場

タイヤはインチ数によって価格に差があります。軽自動車は、一般的に14インチのタイヤが付けられていますが、ミニバンクラスは15インチから大きなもので17インチが付いている車もあるのです。

スタッドレスタイヤ本体の価格相場は下記の通りになります。

タイヤサイズ(インチ) 相場価格(1本あたり)
12〜14 5.000円〜12,000円
15〜17 13,000円〜40,000円
18以上 40,000円

プロに依頼した場合の工賃相場

スタッドレスタイヤを購入しての工賃と持ち込みでの工賃は持ち込みの方が割高です。また、サイズによって工賃が変わります。

購入した場合の相場は4本で5,000円以下でできるところもありますが、持ち込みの場合、6,000円〜が相場です。

スタッドレスタイヤの保管方法

スタッドレスタイヤの保管方法

スタッドレスタイヤは、期間限定で使用するため、半年以上保管している人も少なくありません。しかし、保管方法次第では、次の冬に使えないこともあるのです。

保管場所は、風通しのよい冷暗所が最も適しています。 タイヤはゴムでできているので、暖房器具の近くは、ゴムの劣化を早めるので避けましょう。また、直射日光や湿気などもタイヤに負担をかけます。屋外で保管する際は、カバーをかけて、湿気を避けるために時々天日干しをしましょう。

スタッドレスタイヤに関する注意点

スタッドレスタイヤは、保管方法を怠らなければ数年は使用可能です。タイヤは消耗品なので使用頻度によってはいくら保管状態が良くても使うと走行に危険を伴います。

それでは、スタッドレスタイヤに関する注意点を挙げていきます。

劣化に注意

劣化は、タイヤ本来の性能が発揮できません。特に、スタッドレスタイヤは夏タイヤより溝が深いため、溝が浅くなると滑りやすくなります。保管しているスタッドレスタイヤを装着する際は必ず溝の減り具合や、ひび割れなどを確認しましょう。

滑りやすい箇所での急操作は厳禁

スタッドレスタイヤを装着したから、どんな雪道や凍結した道路でも事故を起こさないとは限りません。特に、保管していたスタッドレスタイヤは、小さな劣化があることも想定しておき慎重に走行しましょう。滑りやすい箇所での急な操作は厳禁です。

また、スタッドレスタイヤは夏タイヤに比べると強いというイメージがありますが、違います。スタッドレスタイヤは、あくまで雪道を走るために特化したタイヤです。夏タイヤに比べると、雨の日や雪解け後の濡れた舗装道路には不向きな構造となっています。

スタッドレスタイヤへの交換は計画的にしましょう

スタッドレスタイヤに交換するには数千円から数万円の費用が必要です。また、保管場所も必要となります。雪が降ってから慌てて交換を依頼してもスタッドレスタイヤの品切れや駆け込みでのタイヤ交換を受け付けて貰えない場合もあるのです。

安全運転を確保するためにも、雪が降る1か月前にはスタッドレスタイヤへ交換を計画し、タイヤ購入や交換の予約をしておきましょう。

まとめ

まとめ

今回は、車の冬支度のアイテムであるスタッドレスの交換時期と交換方法について解説してきました。スタッドレスタイヤといえば、積雪地域だけに使われるアイテムというイメージですが、積雪地域以外の人でも万が一の積雪や凍結に備えて装着する場合もあります。

スタッドレスタイヤは、夏タイヤと見た目も変わらないため、年中付けている人もいますが、夏タイヤに比べると、接地面積が大きいため正しい使い方をしていないと燃費を悪くする可能性もあるのです。

シーズンオフにはしっかり保管しておけば劣化しない限り使えます。雪が降る1ヶ月前には装着をするための計画をして、交換に慌てることなく快適な走行ができるように心がけておきましょう。

WRITER筆者

橋本 敏弘 (はしもと としひろ)株式会社ジョイカルジャパン マーケティング本部 宣伝・広報・販促ユニット所属

資格・免許
・普通自動車免許
・大型自動二輪免許
・二級自動車整備士(ガソリン・ディーゼル)
・自動車検査員
・自動車保険募集人
略歴・職歴
自動車整備専門学校卒業後、2級自動車整備士資格取得。千葉県某日産系ディーラーにて整備士として6年、営業として1年勤務。その後、コバック加盟店の地元自動車修理工場にて3年勤務。この期間中に自動車検査員資格も取得後、退社。そして、現在は株式会社ジョイカルジャパンにて新車業販部を経て、マーケティング本部 宣伝・広報・販促ユニットで活躍中。
PR
自動車整備の資格を活かし、販売のことから日頃のクルマのメンテナンスのことを中心に、幅広くみなさまへお伝えできたらと思っております。

RELATED関連記事

もっと見る