ハイエースバンのMV

ハイエースバンの特徴

  1. ハイエースバンとは?

    ハイエースはトヨタのベストセラーワンボックスバンです。貨物車として業務用に使われるほか、キャンプやアウトドアレジャー用にまで幅広く利用されています。その圧倒的に広いスペースと抜群の耐久性によって、国内だけでなく海外でも評価が高く様々な用途で大活躍しています。

    現行モデルは2004年に登場した5代目の200系でトヨタ車の中でも飛び抜けてロングセラーです。しかし、その人気は全く衰えることがありません。新車だけでなく中古車としても人気がありリセールバリューの高さも良く知られています。

    そんなハイエースには貨物用のバンと、乗用のワゴン、そしてマイクロバスタイプのコミューターがありますがその中で業務用からレジャー用まで幅広く使えると人気の高いのはハイエースバンです。

    ハイエースバンはロングセラーゆえにカスタムパーツも豊富にそろっていて、DIYでキャンピングカー仕様にする方も多いなど、本来は貨物車ですがミニバンの変わりにファミリーカーとして使用される方も少なくありません。そんなハイエースバンについてなぜそこまで人気なのかその特徴を詳しくご紹介します。

  2. ハイエースバンの魅力

    ハイエースバンの基本装備

    ハイエースバンの魅力は何といってもその素晴らしい積載性能でしょう。いわゆるワンボックスカーでボディが真四角なスペース効率を重視した合理的なデザインとなっているのが大きな特徴です。基本が貨物車ですから荷物がたくさん積めるのは当たり前なのですがとにかく車内無駄な空間がなく隅々まできっちり使用できるのがハイエースの良さ。特にハイエースバンは、インテリアもシンプル(そうでないグレードもあります)ですしシートをたたむだけで広大なスペースも作り出せます。

    また荷室は荷物の積み降ろしがしやすいよう床も低くフラットな設計ですし、フレーム付きの頑丈なボディなので耐久性も抜群。ゴージャスなインテリアのミニバンでは積むのをためらってしまうような、汚れものの多いアウトドアアイテムだって気にせずガンガン積むことが可能です。

    またエクステリアデザインもシンプルでその潔さは機能美さえ感じさえます。まさに真四角なのですが安っぽさが一切なく非常に上質。ボディラインを強調するためリヤサイドに凹凸の少ないスライドウインドウを採用し、実用性とデザイン性を両立させた一体感のある仕上がりになっています。装飾が華美な今どきのミニバンに比べてもむしろクールでスタイリッシュという方も少なくありません。

    他にも市販のカスタムパーツが多いというのも魅力といえるでしょう。車高を落としてドレスアップすることもできますし、キャンピングカーや車中泊仕様を作るのに適しています。それでいて車体も大きすぎず普段使いとの兼用も問題ありません。リセールバリューが高いというのもとても魅力的です。貨物車なので耐久性が抜群なためミニバンなら過走行とされてしまう10万キロオーバーの車両でも高値で買い取ってもらえるのです。

    このように実用的で幅広い用途に使えるうえ、見た目もクールで自分の好みでカスタムもしやすい、その上、手放す際には高額で売ることができる。そういった多くの魅力を備えていることがハイエースバンの人気の理由なのではないでしょうか。

  3. ハイエースバンの値段

    ハイエースバンの車両価格は業務用途に特化した徹底的にシンプルなDXから、ワゴン並みのインテリアと充実した装備を持つスーパーGL系までありますがその価格は以下のように2,392,100円~3,755,500円と幅広いものとなっています。

    グレード エンジン 駆動方式 車両価格
    25S 2.5ガソリン 2WD ¥2,994,200
    25S Smart Edition ¥3,323,100
    25S BlackTone Edition ¥3,649,800
    25S Sports Appearance ¥4,032,600
    25S Exclusive Mode ¥4,274,600
    25T BlackTone Edition 2.5ガソリンターボ ¥4,186,600
    25T Exclusive Mode ¥4,822,400
    XD 2.2Lディーゼルターボ ¥3,377,000
    XD Smart Edition ¥3,705,900
    XD BlackTone Edition ¥4,032,600
    XD Sports Appearance ¥4,415,400
    XD Exclusive Mode ¥4,657,400
    25S 2.5ガソリン 4WD ¥3,230,700
    25S Smart Edition ¥3,559,600
    25S BlackTone Edition ¥3,886,300
    25S Sports Appearance ¥4,269,100
    25S Exclusive Mode ¥4,511,100
    25S Grand Journey ¥3,999,600
    25T BlackTone Edition 2.5ガソリンターボ ¥4,423,100
    25T Exclusive Mode ¥5,058,900
    XD 2.2Lディーゼルターボ ¥3,613,500
    XD Smart Edition ¥3,942,400
    XD BlackTone Edition ¥4,269,100
    XD Sports Appearance ¥4,651,900
    XD Exclusive Mode ¥4,893,900
    XD Grand Journey ¥4,382,400
  4. ハイエースバンの基本装備

    ハイエースバンは基本が貨物車ですのでその装備は比較的シンプルです。特にベーシックグレードのDXは業務用途を想定した廉価グレードのためハイエースの中で特に装備が簡素となっています。

    バンパーが未塗装でホイールがスチールホイールなのは当然として、ホイールキャップもオプションとなっています。エアコンはマニュアル式で、リヤクーラーやリヤヒーターはオプション。さらにリアのスライドドアも手動です。しかしパワーウィンドウや電気式ドアロック、エンジン回転数感応型パワーステアリングや2スピーカーなど最低限の機能は装備されています。

    DX以上となるとカラードバンパーやメッキフロントグリル、電動格納式リモコンドアミラー、フルホイールキャップなどが追加されます。さらに乗用としての用途も想定したスーパーGL系になるとDXの装備に加えてリヤクーラーやリヤヒーターも標準で装備され、リヤサイドウインドウもスライド式(DXは固定式)となり、メッキアウトサイドドアハンドルや後部座席のスライド(2段階調整式)&リクライニング機能、分割式ヘッドレストも標準装備になります。また、デュアルパワースライドドア(挟み込み防止機能付)がオプション設定されるのはスーパーGL系のみとなっています。

  5. ハイエースバンの走行性能と安全装備

    ハイエースバンの基本装備

    ハイエースバンに設定されているエンジンは、2.8Lディーゼルターボと2Lガソリンエンジンの2種類(スーパーロング、1ナンバー車除く)です。2.8L 直4ディーゼルターボエンジンの最高出力は111kW(151PS)/で最大トルクは300Nm(30.6kgm)です。

    2L 直4ガソリンエンジンの最高出力は100kW(136PS)で最大トルクは182Nm(18.6kgm)となっています。トランスミッションはディーゼルがすべて6速ATでガソリンは6速ATと5速MTが選べます(タイプ別に用意)されます。ただし4WD車は全て6速ATとなります。

    貨物車のため走行性能は決して高くはありませんが、低速トルクが厚いため、荷物を満載してもしっかり走ることができます。また酷使してもへこたれない圧倒的な耐久性も持っています。乗り心地は積載性能が重視されているため空荷の状態ではどうしても硬いですが、荷物を満載しても挙動が乱れることはなく頼もしさは満点です。

    ハイエースは貨物車のため乗用のミニバンほど先進安全装備は充実していませんがToyota Safety Senseは全車標準装備です。プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼]検知機能付衝突や回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)やレーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームがセットで装着されています。

    また、VSC&TRC・EBD(電子制動力配分制御)付ABSやブレーキアシスト機能、ヒルスタートアシストコントロールに緊急ブレーキシグナルといった確実に荷物を届けるための走りを支える安全装備も全車に標準となっています。

  6. ハイエースバンの燃費

    ハイエースバンは車重のある貨物車の上、真四角なボディは空気抵抗も大きいため燃費は決して良くはありません。WLTCモード燃費は2LガソリンエンジンのDXグレードで9.3㎞/L。そして2.8LディーゼルターボエンジンのDXグレードで11.6㎞/Lです。

  7. ハイエースバンのグレード

    ハイエースバンのグレードは、「DX」と「スーパー GL」が基本となっていて、その中間グレードとして「DX“GLパッケージ”」があります。さらに、特別仕様車として豪華仕様の「スーパーGL“DARK PRIME​​Ⅱ”」が用意されています。

    またDX系ではボディ幅が標準(1,695㎜)とワイド(1,880㎜)があり、車体長もロング(4,695㎜)とスーパーロング(4,840㎜)が設定されています。GL系も車体幅は標準とワイドがありますが、車体長はロングのみとなっています。

    全高はDX系には標準ルーフ(1,980~1,985㎜)と、1ナンバー車にハイルーフ(2,240×2,245㎜)がありGL系にはハイルーフはなく、標準ルーフとミドルルーフ(2,105㎜)が用意されています。

    最もコンパクトなのはDXの標準幅、標準ルーフのロングボディで全長4,695㎜×全幅1,695㎜×全高1,980㎜と思いの他小さく、これは同じトヨタのミニバン、ヴォクシーよりもコンパクトです。

  8. ハイエースバンと似ている車

    ハイエースに似ているクルマとしては同じくワンボックスバンの日産キャラバンになるでしょう。他には少し小型になりますが同じく4ナンバーのワンボックスバンではトヨタタウンエース、日産NV200などになるでしょう。

    トヨタ、日産以外に似たような国産ワンボックスバンはほとんどが生産中止となっていて、現在はハイエースとキャラバンの2強が他社向けのOEM車としても供給されているという形になっています。

  9. ハイエースバンが向いている人

    ハイエースバンはワンボックスバンであり基本が貨物車なのでとにかく荷室スペースが広く、荷物の積み下ろしがしやすいのが特徴です。また抜群の耐久性もあるため仕事用として多くの荷物を運ぶ方や個人事業主の方に向いている車といえるでしょう。

    また、キャンプやアウトドアホビーなどに車を使いたいという方にも、荷物がとにかくたくさん積めて、豊富な社外品のパーツなどで荷室のアレンジも自在にできるハイエースバンは向いているといえます。

  10. まとめ

    ハイエースバンの特徴についてご紹介しました。ハイエースバンの最大の特徴はなんといっても荷物の積載性の高さです。趣味に仕事にとにかく荷物をたくさん運びたいという方にとってはこれ以上適した車はないでしょう。

    実用性の高さでは国産車随一で魅力的な車であり、装備の充実したスーパーGLというグレードも選べるので、ファミリーカーとしても十分力を発揮してくれます。

    ただ、あくまでバンであり貨物車ですので万能ではありません。特に硬い乗り心地や重いスライドア、リヤサイドウインドウの開口部の狭さなど快適性に関して目をつぶらなくてはいけないこともあるということは十分理解しておきましょう。また乗用をメインで考えているのなら貨物車のバンではなくはじめから乗用であるハイエースワゴンを選ぶという選択肢もあります。

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