フリードのMV

フリードの特徴

  1. フリードとは?

    ホンダフリードはホンダのコンパクトミニバンです。現行型は2016年に発売となった2代目で、登場からすでに7年目となります。サイズは全長4,265mm×全幅1,695mm×全高1,710mmとコンパクトサイズですが3列シートを備え、広々とした室内を実現しています。

    また、低床設計となっており後席への乗降性が高いため小さなお子さんやご両親など家族の多いファミリードライバーから高い評価を得ています。

    パワーユニットはハイブリッドとガソリンエンジンがあり、ハイブリッドはクラストップレベルの燃費性能を備えており経済性が高いのも大きな特徴となっています。

  2. フリードの魅力

    ハリアーの運転のしやすさ

    フリードの最大の魅力は、全長約4,265㎜×全幅1,695㎜×全高1,710㎜(FF)というノアやヴォクシー、ステップワゴンといったMクラスのミニバンよりもコンパクトな5ナンバーボディに、実用的な3列シートを装備していることでしょう。また、ハイブリッドが設定されていて燃費性能にも優れていることも魅力です。余裕ある広さではありませんが、3列シートは十分実用的で家族を満載して買い物やドライブに出かけることもできます。

    また、エクステリアもホンダ車らしいシャープさがありフロントウインドウが大きいため視界も広く、運転もしやすいというのも特徴です。合理的なパッケージングにより車体サイズから想像するよりも車内はひろく、室内寸法は室内長3,045mm×室内幅1,455mm室内高1,275mmと5ナンバーサイズのコンパクトミニバンでこれだけのスペースが確保されている車はなかなかありません。

    さらに、3列シートモデルだけでなくラゲッジスペースを広く使える2列シートフリード+が用意されている点も魅力的です。フリード+は荷室をフラットにすることができるので車中泊仕様にもぴったりということからアウトドア好きからも高く評価されています。

  3. フリードの値段

    フリードの価格は2023年4月21日より改定となりました。価格は全グレードを通してわずかにアップしており以下のようになっています。

    グレード 乗車定員 駆動方式 車両価格
    HYBRID
    CROSSTARS
    6人 2WD ¥2,957,900
    4WD ¥3,122,900
    HYBRID G 7人 2WD ¥2,710,400
    6人 ¥2,688,400
    4WD ¥2,853,400
    HYBRID G
    BLACK STYLE
    7人 2WD ¥2,776,400
    6人 ¥2,754,400
    4WD ¥2,919,400
    HYBRID
    Modulo X
    7人 2WD ¥3,333,000
    6人 ¥3,311,000
    CROSSTAR 2WD ¥2,627,900
    4WD ¥2,792,900
    G 7人 2WD ¥2,352,900
    6人 ¥2,330,900
    7人 4WD ¥2,517,900
    6人 ¥2,495,900
    G
    BLACK STYLE
    7人 2WD ¥2,490,400
    6人 ¥2,468,400
    7人 4WD ¥2,655,400
    6人 ¥2,633,400
    G
    Modulo X
    7人 2WD ¥3,027,200
    6人 ¥3,005,200

    新型ではプラグインハイブリッドが設定されたため、最高額が620万円と飛びぬけて高額となっていますが、プラグインハイブリッドを除いた場合の最高額グレードは5,148,000円です。そのため、全体的に価格はアップしていますがその額はわずかでほぼ同等の価格帯といっていいでしょう。

  4. フリードの基本装備

    フリードの基本装備

    両側電動スライドドアが全グレード標準装備です。開口部も大きくフロアも低いのでベビーカーなど大型の荷物を積み込みやすいのでファミリードライバーにはぴったりでしょう。他にはプラズマクラスター技術搭載フルオートエアコンやスマートキー、リアヒーターダクト、マルチインフォメーション・ディスプレー、運転席シートヒーターは一部グレードを除いて全車標準装備です。

    もちろん予防安全システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」も全車両に標準装備となっています。衝突軽減や誤発進抑制など、様々な危険を察知するシステムがパッケージングされているので家族でのドライブも安心です。

  5. フリードの走行性能と安全装備

    フリードのパワーユニットはガソリンエンジン+モーターのハイブリッドとガソリンエンジンです。ガソリンエンジンは1.5Lの直列4気筒で最高出力は95kW(129PS)/最大トルク153N・m(15.6kgf・m)で決してハイパワーではないですがフリードには十分なものといえるでしょう。

    ハイブリッドはSPORT HYBRID i-DCDで、最新ではないですが160N・mというトルクの厚いモーターによってガソリン車よりもトルクフルで加速性能に優れています。上り坂などでもストレスない走りが味わえるでしょう。マイナーチェンジでアダプティブクルーズコントロールが装備されたので高速を使った長距離ドライブも快適なはずです。

    予防安全システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」は全車両に標準装備です。衝突軽減や誤発進抑制など、様々な危険を察知するシステムがパッケージングされており車両と歩行者を検知する衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制機能、車線内走行をサポートする車線維持支援システムに路外逸脱抑制機能や路側帯の歩行者を検知して事故の危険を減らす歩行者事故低減ステアリングなど多彩な先進安全技術が搭載されています。

  6. フリードの燃費

    フリードのWLTCモード燃費はガソリンエンジン車が15.6~17.0km/Lで、ハイブリッドモデルは19.8~20.9km/Lとなっています。ガソリンエンジンとハイブリッドと燃費差があまりありませんが、これはフリードのハイブリッドシステムが最新のe:HEVではなく、従来のSPORT HYBRID i-DCDだからでしょう。いずれにしてもどちらのタイプも燃費は優秀といえます。年間走行距離が少ないのであればガソリンエンジン車のほうがコスパ的にはメリットがあるかもしれません。

  7. フリードのグレード

    フリードとフリード+のグレードですが、それぞれのガソリンエンジン車、ハイブリッド車にGとCROSSTARというグレードが設定されており、さらに特別仕様車のG BLACK STYLEがあります。

    基本グレードがGで、CROSSTARはSUVスタイルのフリードです。G BLACK STYLEはGグレードをベースとした特別仕様車で、エクステリア・インテリアともにブラックをアクセントに加えより上質で洗練されたスタイルとしたものです。快適装備や機能装備などはGグレードと基本的に変わりません。

  8. フリードと似ている車

    フリードは5ナンバーサイズのコンパクトミニバンです。直接のライバルとなるとトヨタのシエンタでそう。全長4.3mで全幅が1.7m未満というサイズ感もほぼ同じですし、そのコンパクトなボディに3列シートを設定しているという点も同じです。

    その他2列シートですが、コンパクトなハイトワゴンということではトヨタシルーミー、ダイハツトール、スズキソリオなどがフリードのライバルとなるでしょう。

  9. フリードが向いている人

    コンパクトながら車内が広い上3列シートの7人乗りも選べるというのがフリードの大きな魅力です。乗降性の優れた低床設計もあって、小さなお子さんや高齢のご両親など家族の多い方で、自分以外の家族でも運転しやすい車が欲しいという方に適しています。

    車両価格も手ごろで、燃費性能に優れているので経済性を重視する方にもぴったりでしょう。2列シートモデルが選べるという点も注目すべき点です。その広大なラゲッジスペースを活かして車中泊やキャンプなどに使うのもいいですし、アウトドアスポーツ好きにも荷物がたっぷり積むことできるのでおすすめします。

  10. まとめ

    3列シートを持つ広々とした室内スペースを持ちながら5ナンバーサイズのコンパクトさでとても扱いやすく、また、燃費性能に優れ経済性も高い。そんな魅力満載なことから登場から7年を経過したモデル末期の今でも高い人気をキープし続けているホンダフリード。

    ハイブリッドの燃費がライバルに比べると劣っているなどの弱点もありますが、その魅力はまだまだ一級品です。モデルチェンジも噂されていますが、先日価格が改定され、人気の高さからまだまだ売り続けられる可能性は高いようです。とはいえモデルチェンジが近いことは間違いありません。現行型フリードに魅力を感じているのであれば、入手は急いだほうが良いかもしれません。